大学で、オヌシ、何学んだんや? | 声と言葉と沈黙と。

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仕事で出張。


旅行を除く新幹線とか何年振り?


丁度、某生命さんのCMの撮影で大阪行った以来。懐かしや。またCMないかな♡


さて。

車中本は、先日ご逝去された

見田宗介先生の著書。


見田宗介先生は、私の大学時代の先生の先生。


よく色んなお話を伺ったものだ。



お恥ずかしながら、ご逝去の報に接し、皆さんが挙げてらっしゃる見田先生の著作に関して、あれ?読んだ記憶が…と急いで取り寄せたのが、コレ、「まなざしの地獄」


えぇやん。ええタイトルや。

映画のタイトルにしたい(おい、著作権…)


なるほど、あれはコレの事件だな。

と読み進め。


大澤真幸先生(先生曰く先生の弟弟子)の解説がまたよく。


あぁ。これって、演劇やん。


昨今に蔓延るデジタル系の人のデータ読み方で違和感なのは、敬意がないのよね。感じられない場合が多い。データの向こうの「人」に。 


人間がどこにもいない。

これはコロナ以降、私の一番の主張。


でも、平均値と極限値に架橋する仕事は、もうこれ、演劇の本質やと思う。

引いていえば、小説とか、文学ですやん。


先生の退官記念パーティーである東大の同僚の先生が「内田さんは分からなくても面白い」って評されてたけど、私にとって見田先生はそんなステージ。分からんけどなんや興奮する。


失礼な物言いですみません。


最近、社会学者って、とんでもない学域の広さを悠々泳ぐ天才達なんじゃないかと思う事が多い。


大学時代の全くの不勉強を恥じる。


と思ったら、旧・わたしの本棚から見つけたのは、このムック本。

殊勝に赤線とか引いてるけど、絶対理解してない。ってか、執筆者がツワモノすぎ。

それだけは分かる。ちょっとは成長したのかな。


読むか。

来世に持っていけるかな。





見田宗介先生に合掌