治療再開まで …卵巣茎捻転とドリリング手術、先生との出会い
治療再開〜現在まで …体外受精に進むまでのこと
一度目の体外受精まで …一つも採れずに終わった採卵
※前回の続きです

移植周期で使っているお薬

ジュリナ錠…一日3回(各2錠ずつ)
ウトロゲスタン膣錠…一日3回
ペラニンデポー注射…計2回
11月21日の内膜チェックで
内膜の厚さは8.5mm

もうちょい厚くなって欲しい…
先生としては
何も問題ないよとの事で
11月29日に
凍結胚盤胞移植が決定しました

ーー移植当日。
夫

一緒に病院へ行きました。
10月の採卵の時の…
私の気絶事件が
かなり不安になったらしく

心配かけてしまっていたようです…










診察室にて

先生

「体調はどうかな?お変わりないですか?」
私

「はい。大丈夫です

先生

「じゃあ今日は移植の日ですからね。卵は2時間前から融解して、少し培養していました。で、大きくなって4じゃなくて6BBになっていますよ」
私

「6BB…。あの、それって良いって事ですか?

先生

「うん、良い感じですよ!しっかり成長してますからね、これで行きましょう!順番に移植して行くので、もう少し待合で待っててね。お名前呼びますから」
私

「はい。よろしくお願いします

移植予定の胚盤胞は
アシストハッチングと培養を経て
6BBに成長していました

そもそも6って…?

卵のグレードの事は検索しないように
してたこともあり
あまり聞いたことがなくて
一瞬固まりました

しばらくすると看護師さんに呼ばれ、
安静室に案内されました。
看護師さん

「それじゃあ下半身だけ全部脱いで、手術着を着てお待ち下さい。今回は上はお洋服着てて大丈夫ですからね」
下半身だけ真っ裸になり、
手術着を羽織って待つこと20分ほど…

その間、自分の足が物凄く粉吹いてることに気付く。
ノースキンケア!!
看護師さん

「ぱんなさん、お待たせしました。準備出来ましたので手術室へどうぞ」

(採卵の時と同じ部屋だ)
手術台に横になり、
消毒、カテーテル挿入…
その後、部屋の電気が消され
モニターだけが煌々と光っていました。
先生

「まず、エコーしますね」
私

「はい」
モニターに映し出された私の子宮…
内膜は…
8mm。
え?8mm?
ちょいちょいちょい、ちょと待てよ。
前回より薄くなっとる。


出血もないのに
0.5mmぶんの私の内膜どこ行った?

看護師さん

「画面の右下の細い線がカテーテルです。そこから卵が入ってきますよ」
移植の間…
看護師さんが耳元で
いろいろ説明してくれました。
看護師さん

「内膜の一番厚い所を狙って、先生が卵を置いてくれます。あっ、今見えるかな?白い丸が卵ですよ!」
私

(お、おぉ…

細いカテーテルの先から、
ぽよんっと白い卵が出て来ました。
内膜の一番厚みのある所で
卵はぽよぽよと浮かんでいました…
私

(か、可愛い…

カテーテルが抜かれ、
部屋の電気が点きました

先生

「今カテーテルに異常がないか、チェックしますね。少しお待ち下さい」
その時、看護師さんが
私のお腹にそっと手を添えました。
看護師さん

「卵ちゃん、しっかりくっついてくれますように」
私

「ありがとうございます…

先生

「カテーテルに異常ないようなので、これで移植終わりますね。担架で戻りますので、まだそのままでいてね」
サクッと担架に乗せられ、
安静室に戻りました

看護師さん

「そのまま10分間安静にしていてください。その後は診察があるので、待ち合いでお待ち下さい」
私

「はい、ありがとうございました」
診察室にて

先生

「移植お疲れ様でした。移植した卵はひとつで、6BBです。今写真お渡ししますね」
私

(…わぁ。卵、暴れてるなぁ

渡された卵の写真を見て
素直にそう思いました

先生

「プロゲステロンも十分なので、判定日まで注射は必要ないと思います。あとはゆっくり、穏やかに過ごしてね。あ、今使ってるお薬は忘れずに継続してね!」
私

「はい!ありがとうございます」









こうして無事に
初めての移植を終えました

若干薄めの内膜が気にはなりますが…

お願い

ペラッペラの内膜だけど
上手く着地してくれよ…

