8月読書 | 拓郎のブログ

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8月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2480
ナイス数:480

赤い高粱 (岩波現代文庫)赤い高粱 (岩波現代文庫)感想
ノーベル賞作家第6弾です。日中戦争の頃の話で毛沢東の言葉とか出てきてやっぱりこういう小説でないと中国では出版されないのかなぁと思いました。日本兵に脅されて生きたまま頭の皮を剥ぐところとかは凄惨で飛ばしました。ネジ巻きどりクロニクルでもあったけど人間の残酷さに気分が悪くなります。本作はなんか唐突に終わった気がしましたが、続編があるみたいです。今のところ読む気にはなりませんが。
読了日:08月31日 著者:莫言
甘美なる作戦 (新潮クレスト・ブックス)甘美なる作戦 (新潮クレスト・ブックス)感想
ついついブッカー賞作家とかを選んで読んでしまいます。女スパイが主人公ということでスパイ小説を期待しましたが、設定が凝ったただの恋愛小説でした。残念でした。
読了日:08月26日 著者:イアン マキューアン
運命ではなく運命ではなく感想
ノーベル賞作家第5弾です。ドイツのユダヤ人迫害を描いた小説を読んだのは恥ずかしながら確か初めてです。なんか淡々としていて悲惨な感じはそれほど受けなかったです。ハンガリーやドイツの地理が解らないので実感が伴わなかったのかも知れません。生きた時間を無かった事には出来ないという主人公の語りに納得しました。
読了日:08月21日 著者:イムレ ケルテース
タイガーズ・ワイフ (新潮クレスト・ブックス)タイガーズ・ワイフ (新潮クレスト・ブックス)感想
読むのにずいぶん時間がかかってしまった。謎が最後まで中途半端に残る感じは村上春樹さんを思い出しました。訳者あとがきでは、英語圏では高評価されている様ですが、そこまでの評価はできません。ユーゴスラヴィアについて知らないと理解できない部分も多々ありました。悪くはないんですけどね。
読了日:08月16日 著者:テア オブレヒト
新選組颯爽録新選組颯爽録感想
なかなか良かったです。楽しめました。京極さんのヒトゴロシで一通りの新撰組の歴史は読んだので理解し易かったです。でも作者によって描かれる人物像がかなり違うのですね。沖田総司なんか別人のようです。
読了日:08月08日 著者:門井 慶喜
失われた時のカフェで失われた時のカフェで感想
ノーベル文学賞作家第4弾。最後の解説によるとフランスの村上春樹と言えるほど人気がある作家らしい。感想はなんか訳がわからず最後の衝撃だけは伝わりました。パリを知らないと楽しめないのではと思った。グーグル地図を調べる気力の無い読者には面白さ半減なのかもしれません。ネットで作者の最近のおすすめ作品になっていたんですけど合わなかったです。
読了日:08月05日 著者:パトリック・モディアノ
碆霊の如き祀るもの (ミステリー・リーグ)碆霊の如き祀るもの (ミステリー・リーグ)感想
主要な単語が読み難くて物凄く疲れました。単語の読みを思い出すのに手間取って読む手が進まずひいては読後感も良くなかったかもしれません。読み終わっても全然すっきりしなかった。刀城シリーズはほぼ読んでますがあうものとあわないものの差がおおきいです。
読了日:08月02日 著者:三津田信三

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