バナナも簡単にDNAが抽出できる素晴らしい材料ですが、演示などではより簡単にできるDNA抽出法として便利なのが100%ジュースを利用する方法です。
今回はいくつかのジュースでとれる様子を比べてみました。

100%ジュースを利用する方法は簡単で、ジュースを容器に出したらその上に冷えたエタノールを注ぐだけ。バナナの実験の最後の部分だけでOKなのです。
ジュースの上にエタノールの層を作ると、すぐに白い糸状のものが見えてきました。
写真はさらに30分ほど置いて、DNAが明瞭に現れたときの様子です。

オレンジジュース

グレープフルーツジュース

紫の野菜ジュース

トマトジュース
○トマトジュースは収量が少なかったです。とろみが強く、細胞の破壊があまり十分ではないのかもしれません。他はかなりの量が取り出せました。
○紫の野菜はエタノールを入れた瞬間は色のコントラストがはっきりして糸がよく見えました。
○最終的に、オレンジもグレープフルーツも収量が多く、柑橘類は大変DNAを取り出しやすいと言えます。
結構便利なので、ジュースでのDNA抽出もオススメです
