興福寺・ひむろしらゆき祭りで
スペシャルなかき氷を
食べました
もうすっかり秋なのに、まだ暑かった9月15日の話です
かき氷の話題は季節外れと承知しながら、とても楽しかったのでアップしますね
奈良の興福寺(こうふくじ)の中金堂(ちゅうこんどう)が300年ぶりに再建され、今日10月7日から完成を祝う落慶法要が始まります。
一般公開は10月20日からです。
それに先立ち9月14日・15日に、落慶記念として 
ひむろしらゆき祭り
が 開催されました 
この2日間は奈良の名物であるかき氷のお店が一堂に会するということで、かき氷ファンの私も行ってきました
夫も休みだったので、久々のデート 
9時から整理券が配られると聞いて8時半に行くと、もう長蛇の列
普段食べ物に並ぶことのない夫と私ですが、この日は素直に並びました。200番目くらいです
私達の後ろにもどんどん人が増えて、300人～400人はいました
待ちながら、どれを食べるか決めます
「おいしそうなのはどれか？」
「普段食べられないのがいいのでは？」
「タイプの違うもの2種類を選ぼう！」
とあれこれ迷うのも楽しい
9時になり、やっと整理券配布開始 
列が前に進むとワクワク 
ところが途中で、
「10時台の○○店の氷は売り切れました
」
「△△店も売り切れました
」
と、決めていた2種類がまさかの売り切れ宣言
みんな狙ってるのは同じね
作戦練り直し
それもまた楽し
(こんなにワクワクしながらダンナと並ぶの、新婚旅行のディズニーランド以来ではないか
)
こうして9時半頃、やっと整理券をゲット
次はこれを持って、各お店のテント前に並びます
いよいよ10時になって、販売開始 
前の方の人が買ってるのを、じーっと見てしまう
買って持って歩くと、待ってる人全員の熱い視線
そして10時半頃、私の番が
1つひとつ、丁寧に心を込めて作ってくださいます
並ぶことトータル2時間 
2つのかき氷を手にしました 
私の選んだのが“カフェ＆レストラン ラブレー” の「チャイと無花果 季節の果実のコンポート氷」
(奈良県橿原市のお店です。)
夫の選んだのが“雪うさぎ”の「塩キャラメルグラノーラ」
(東京のお店です。)
どちらも氷がふわふわで、私はこれを「綿菓子のような氷」と呼んでいるのですが、口の中でとろけていくのです。
チャイ味の方は、果物がたっぷりでそれがチャイの香りとよく合って、オリエンタル風の初めて食べる味でした
塩キャラメル味の方は、甘すぎずしつこくないキャラメル味とグラノーラのサクサクした食感が、今までにないかき氷でした
どちらもとてもおいしくて、2時間並んだ甲斐があります
この夏ずっと「奈良のかき氷がおいしいよ」と言い続けていた私の言葉の意味を、夫もやっとわかってくれたようで、「ほんまおいしい！昔のかき氷と全然違うな」と言ってくれました
氷のおいしさがやっと夫に伝わったことで大満足
かき氷の整理券は、裏が興福寺 東金堂の拝観券になっています。
こちらが 東金堂 
重要文化財や国宝の仏様がずらりと並んでおられ見応えがありますが、私の好きなのが東金堂の入口に掛けられた幕です。
この幕の鹿の模様が大好き
そして、興福寺に来たらやはり阿修羅像ですね 
阿修羅像は八部衆(はちぶしゅう)の中の1体で、普段は八部衆の8体が並べて展示されています。
でも興福寺のすごいのは、その8体の配置が時々変わるのです。
だから、その時々で見え方が違うのがおもしろい。見ている自分の気持ちによっても違います。
ことあるごとに興福寺に来たくなるんですね。
最後にご朱印を 
何種類もありますが、この日にお参りした東金堂と国宝館に関係するもの3種類をいただきました。
興福寺を出て、ならまちまで歩きます。
前々から行ってみたいと思っていた「穀雨（こくう）」でおひるごはんに
「穀雨」は中華粥(ちゅうかがゆ)とかき氷で有名なお店です。
暑い日だったので、私は冷やし粥をいただきました。
あっさりしていてのどごしがよく、とてもおいしい。期待していた以上のお味。
皆さん、おすすめですよ
穀雨の２階の「たびじたく」は ご朱印帳のお店 
ちょっと粋な模様のご朱印帳を買いました。
興福寺 中金堂が一般公開されたらこのご朱印帳を持って、またお参りにいきます。
かき氷の季節は終わりましたが、秋も冬も奈良には心潤うところがたくさんあります
そうそう
【正倉院展】は奈良国立博物館で 10月27日(土)～11月12日(月)までです