昨年頃から当院の患者様でもどんどん増えている
"オルソケラトロジー"
寝ている間に付けるコンタクトレンズ。"ナイトレンズ"と呼ばれることもあります。
今回の記事では、なぜ昨年から急激にオルソ人口が増加しているかをご紹介していきます。
オルソケラトロジーとは、特殊なハードコンタクトを寝ている間に装用し、角膜の形を変化させることで、日中裸眼で過ごすことができるようになる近視の矯正方法です。
基本的な知識はゆかり眼科のオルソケラトロジーのページに詳しく書いてあります。
ガイドラインが改正された
注目され始めたきっかけとして、2017年にガイドラインが変更されるまでは、適用が20歳以上でした。
しかし、海外での研究結果が軒並みお子様の近視進行抑制効果を取り上げていることや、寝ている間のみの装用なので、お父様やお母様が管理できればお子様でも問題なく使用できることから2017年にガイドラインが改正になりました。
お子様の方が効果が出やすい?
お子様がつけるメリットとして、大きなポイントが2つあります。
一つは、大人よりも効果が出やすいこと。
これは一番の理由として"睡眠時間"が挙げられます。
効果を出すためには最低でも7時間以上は寝る必要があります。
なかなか働き盛りの忙しい社会人の方ですと、これが難しいパターンが多い印象です。
また、近視が弱い方が早く効果が出やすいことも挙げられます。近視が強くなればなるほど、角膜が変形するのに時間がかかります。
そのため、近視になり始めた若いうちの方が効果が早く出ます。
その他にもお子様の方が角膜が柔らかいので、同じ度数でも大人より効果が早く出るという利点もあります。
もう一つのポイントはやはり近視進行抑制効果が注目されていることです。
実際に今年に入ってどんどんお子様のユーザーが増えているため、経過を見ている感想としては、大人より効果の出やすさが早いと感じます。
近視と言われたけど眼鏡はイヤ!という方の新たな選択肢といえるのではないでしょうか。
もちろん大人の方でも、しっかり睡眠がとれて、度数が適用範囲であればトライできますのでご相談ください。
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