「海外で東洋思想や禅が認められている!やっぱり日本文化は素晴らしいんだ!」
という人は多いですが。
私はそういう人の見方は間違っていると思います。
それは、そういうことを言う人は、
「自分では自国の文化が素晴らしいことが証明できなかったけど、あの西洋の人が素晴らしいと言ってるんだから、素晴らしいに違いない!」
と言ってるだけ。
つまり、西洋の思想や確立した学問の権威を傘にきて、日本や東洋文化の優位性を語っているに過ぎないことに気づいていない。
西洋のお墨付きがあっての日本文化って語り口なんですよね。
今のビジネスの手法やコンテンツや自己啓発なんかほとんどそうです。
もっと若い人たちにはあまり西洋コンプレックスがないので、そういう言い方をする人は少ないのかもしれません。
まあ、それはそれでその質がどうかと言う話になりますが・・・。
昔から日本には神道や禅や仏教の思想があったにもかかわらず、みんな見向きもしないで、西洋の文化や思想や信仰の自己啓発や心理学をありがたがって学んでいて、
ごく最近アメリカで「マインドフルネス」という瞑想法が大企業で取り入れられてる!
やっぱり、東洋の思想や禅って素晴らしいんだ!!
と言う。
無邪気に喜んでる場合なのか???
本来なら、禅や東洋思想について日本人自らが西洋文化に対して、
その素晴しさや西洋の思想における東洋思想の立ち位置を相手が解る文脈で語って、教えてやろう!
ということをしなきゃいけないんじゃないのか?
西洋で認められて嬉しい!!
じゃなくて、
我々の手で西洋に教える立場を獲得できなくて悔しい!
と悔しがって反省すべきなんじゃないのか?
それがなくて、「クール・ジャパン!」とか言ってるから恥ずかしく感じてしまいます。
西洋の権威を無条件に信奉してることを自覚しないで、
「やっぱり、東洋思想よね!禅よね!」
という人ってウソっぽいです。
しかし、それはある意味今の世の中の仕組みからすると、致し方ない。
なぜなら、大きなルールは西洋の思想に元づいて作られているからです。
そのことを書くと長くなるから、またいつか・・・。
また、こういうことを言うと、
「じゃ、西洋の思想を学ばない方がいいんのか?」と短絡的なことを言う人がいるので、面倒です。
そういうことをいうから、西洋に優位なポジションをやすやすと握られてしまいます。
そういうことがビジネスの面で起これば、儲けは相手の物になるということです。
もともとコンテンツとしては、日本にあったものなのに、大金をはらってマインドフルネスの教える資格を取る、とかね。
いいように巻き上げられてるだけじゃないか??
話は大きくなりましたが、
これって、身近な日本の学会とかビジネス業界とかでも同じことです。
自分の素晴らしさをどこかの誰かの権威をかりて語ったって、
関心する人ばかりではないってことです。
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