バースを歩いて戻って来たらディナーの準備です。
私の今の家の改装をしている時に毎日通って理想の家にしてくれたデコレーターさんがウクライナ人です。
すごく真面目で完璧にお願いしたお仕事をしてくださいました。
プライベートでは英語で書類記入など困ったことがあると主人に頼んでいたことがあったのですが、律儀にパブに誘ってくれたりしてとても礼儀正しく信頼できる方です。
改装中は毎日来てくれて、コーヒーブレイクではウクライナのご家族のビデオや美しい景色をスマホで見せてくれました。
里帰りしたあとは、重いのに大きな瓶にたっぷりの蜂蜜をお土産にくれました。
そんな交流をしていただけに今回のニュースを身近に感じて本当に悲しいです。
聞くことしかできませんが、応援している気持ちを伝えたくてディナーに誘ってみたら。ありがとう。と言って来てくれました。
この日はデザートもしっかり手作り。
パフペーストリーの生地をカップケーキ型に詰めてまずは空焼き。
そのあと本焼きをしてパイのカップを作りました。
イギリスはりんごの種類が豊富なのですが、中でもこのラセット・アップルという種類が大好きです。
見た目はなんだかりんごというより梨のようなのですが、正真正銘りんごです。
これを半分にきってオーブンでじっくり両面ひっくり返して焼きます。
煮るよりも断然甘みと美味しさが引き立つのでこの方法で最近はお菓子を作っています。
砂糖は加えず自然の甘みで十分美味しい。
焼いたあとに芯の部分はスプーンですくいます。
カップに一口大に切ったりんごを詰めて、上にアーモンドクランブルを散らして「アップルクランブルパイ」の完成。
パフペーストリーのサクサクっとしたパイ生地を使いました。
中にはじっくり甘みを引き出しながらローストしたりんご。
上にはアーモンドプードルと砕いたアーモンド入りのクランブル。
レモンバームがあったので乗せました。
ローストディナーは事前の下準備をしておけばあとはタイミングを見計らってオーブンに入れていくだけ。
この事前準備が大事な鍵です。
ローストビーフはサーロインの塊肉を使います。
一番美味しい!
リーク(リーキー)のチーズ焼き。
このチーズ焼きをサイドに添えるだけで味の変化を楽しめるので我が家では必ずサンデーローストのときは何かしらのチーズ焼きを作ります。
このほかカリフラワーやキャベツなどもむいています。
パースニップと人参のローストは一度水で軽く茹でる時もありますが、生からじっくり時間をかけてローストする時もあります。決まりはなく気まぐれにその時の気分で!
あとは時間があるかどうかということも重要。
今回は生からゆっくり焼き上げました。
じゃがいもは粉ふきいもにしてから熱々の牛脂のオイルでローストします。
温野菜は今日はインゲンです。
ブロッコリーでも美味しい。
なぜかビーフの時がインゲンが多い。自分の好みなのだと思います^^
そして軽く茹でてもいいですが、最近は少量の水でできるし栄養分も逃さないので蒸す事が多いです。
野菜本来の美味しさをしっかり味わえます。
蒸す前に軽くまな板の売れで塩を使って板ずりをするとより色も鮮やかに仕上がります。
ヨークシャープディングもこんがりと形良く焼き上がり大満足🌟
お肉も焼き上がりました!
焼いた耐熱トレイにこびりついたお肉の甘みをこそげながら肉汁ソースのグレイビーを作ります。
今回はオニオンも加えてコクと甘みをプラス。
使ったオーブントレイを直火にかけてソースを作る大胆な方法。
テーブルセッティングはなしですがテーブルマットだけは敷いて。
食べ終わった頃に気がついた・・・・
綺麗に焼きあがったと思ったヨークシャープディングを出し忘れてしまいました。(涙)
でも、ほかは美味しくできたのでOK.。
デザートのアップルクランブルパイは手作りカスタードクリームをかけてお出ししました。
スプーンでザクザクと潰して食べてもらうのが一番美味しい食べ方です。
ご家族のみなさんはかなり田舎にいるので無事だそう。
それでも知り合いの中には大変な状況の人々がいるそうですが、自分はまだ若いお嬢さんをイギリスで一人で育ててらっしゃるので戻ることができず・・・と言っていました。
主人の参加しているフットボールクラブで洋服、食料や寄付金を募ったりしていました。
イギリス全土でも平和を祈りながらできることをしています。1日も早く平和な日常が戻って来ることを願ってやみません。
イギリスのスナック。
美味しいパイで包みました。
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