マーマレードの季節!(笑)
去年の記事はこちらです。
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去年はイギリスで開催されるマーマレードコンテストでブロンズ賞も頂きました。
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今年はコンテストに出す余裕がなかったので、家族で楽しむマーマレードのために作りました。
我が家では毎朝トーストにマーマレードはお約束。(笑)
かなりの量を作るのですが半年ぐらいで食べきってしまいます。
でも、作り手としては家族が喜んで食べきってくれるのは何より嬉しいものです。
他のジャムと違ってちょっとマーマレードは手間がかかるのでは?
と、よく聞かれますが、確かに皮も食べられるように柔らかくするので少し時間はかかりますが、手作り、自家製を楽しむならこうした手間があるからこそ愛おしく感じます。(笑)
今回はこちらのオレンジを使いました。
オーガニックのものでマーマレードに向いていると言われるセヴィル・オレンジ(Seville orange)です。
セヴィル・オレンジは期限限定でちょうど今頃の季節に店頭に並びます。
スペインのセヴィル地方のオレンジ。
お味は酸っぱいのですがその酸っぱさがマーマレードにも向いていると言われます。
皮の硬さや苦味もマーマレード向きです。
とにかく酸っぱくてそのままでは美味しく食べられないのです。
皮も使う時はマーマレードに限らずオーがニックにこだわっています。
作り方は去年一緒。
近所のおばあちゃんにおいしてもらった素朴な作り方です。
元気なオレンジたちがボウルの中で大集合。
これが我が家の秘密兵器。
100度の熱湯が瞬間に出てきます。
エコでお湯を沸かすにはかなり時短です。
パスタやトマトの湯むきなど私の欠かせない日常のアイテム。
温泉気分で湯に浸かるオレンジたち。
なんかリラックスして見えませんか?
蓋をして約2時間、しっかりと皮ごと温泉につかっててもらいましょう。(笑)
茹でた湯は捨てずにとっておきます。
湯上りのオレンジを半分に切って、皮から中身をすく出します。
中を取るとこんな感じ。
天然ペクチンがいっぱい入ってます。
これが大事な材料の一つでもあります。
オレンジを煮た中に果肉と種を加えて更に煮込みます。
ガーゼなどを使わずに大胆に!がおばあちゃん秘伝。(笑)
6分ほど煮ます。
木べらでこすりながらザルで漉します。
このあとは低温でじっくり温めていたグラニュー糖やジャム用のお砂糖を入れて、切った皮も加えて、魔女のように鍋を混ぜます。
皮の量や、砂糖の量などに寄ってかなり仕上がりが違います。
市販の綺麗なオレンジ色のマーマレードの軽い感じも大好きですが、今年私が目指したのはイギリスの老舗のFrank Cooper's original Oxford marmalade風。
特徴は濃厚でリッチな味わい。
皮の厚めの商品もあって、私が日本で食べた今までのマーマレードの常識を覆したものでした。
ってちょっと大げさですが(笑)簡単に言えば大人のマーマレード。
なので色もちょっと濃いめなんです。
ジャムもそうですが、冷めると硬さが変わってくるのでそのタイミングもポイント。
火を止めたら灰汁を掬いとります。
そうするとキラキラ輝くマーマレードができます。
これを20分ほど冷まします。
この間に私は瓶の消毒をします。
去年手作りマーマレードでブロンズ賞をいただいたときに賞状と一緒に出したマーマレードの品質状態のチェックリストと審査員の方からの総評は送られてきました。
このチェックリストがとても面白く、項目の中に衛生状況(菌の繁殖チェック)もあるんです。
しっかり瓶を消毒していないと、瓶の中で美味しく作ったマーマレードが美味しい状況で保たれないのでしょう。もちろんその項目は私はパーフェクトでよかった〜と安堵しました。
煮沸消毒を私はしますが、あまり前に行っても意味がありません。
なので私はこのタイミングで行います。
ロートを使って最終段階!
トーストしたパンにバターを塗ってマーマレードを乗せて🎵
この果肉たっぷりで濃いめに完成した大人のマーマレード。
目指したFrank Cooper's original Oxford marmaladeに似ている!と自己満足。
たくさんのマーマレードができました!
プレゼント用にラフィア素材の紐でくるりと巻いてタグと昨日も書いた(笑)ローズマリーの枝
を挿して🎵
今年もマーマレードも大成功!
去年もレシピを書きたかったのですが、何しろかなりの量を作ったので、こんなに作る方もいらっしゃらないと思いますので(笑)このマーマレードがなくなったら少量で作ってみるときにレシピをアップしようと思います。
しばらくはこのマーマレードで朝のトーストやお料理に混ぜたりして活用して楽しみます🎵
手作り生活!ぜひ皆様も楽しんでみてください🎵