読書習慣2024-48~50 | 美味しいお酒を呑むために

美味しいお酒を呑むために

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2024-48    懲役病棟  著:垣谷美雨

舞台はなんと女子刑務所!
「後悔病棟」「希望病棟」に続くシリーズ第三弾!

神田川病院の“金髪女医”太田香織と看護師・松坂マリ江は、ひょんなことから女子刑務所に派遣される。当初は、受刑者との距離を感じていたが、同僚から授かった不思議な聴診器を胸に当てると・・・・。
惣菜430円の万引きで懲役二年を科せられていたり、夫からの執拗なDVに耐えきれず殺害に及んでいたり、はたまた悪い男にそそのかされ、クスリに手を出していたり、と彼女たちの切実な事情が見えてきた。
二人は受刑者たちとは個人的に接してはならないという禁を破り、あっと驚く方法で解決に乗り出してゆくが……。
 
「受刑者は私だったかもしれない――
そんな想像を読者に抱かせる本書を
心からお勧めします」
村木厚子さん(元厚生労働事務次官)
小説の最後の解説は、村木厚子さん。何よりわかっている方の言葉は重い。
村木さんのおっしゃる通り、自分も受刑者になるかも?
孫がいじめにあい自殺したその祖母が、教育委員会委員長宅を放火した。そんなお婆さんも刑務所に入ってました。自分の子供や孫の為なら、犯罪者にもなりえるよね。そんなことにならないように平和に暮らしたいけど。
 
もう1冊、垣谷美雨さん
2024-49   墓じまいラプソディ  著:垣谷美雨

「夫の墓には死んでも入りたくない」義母の遺言から始まった墓問題。プラス、苗字問題も。
それは親類や子供たちを巻き込み、墓の必要性などを考えるきっかけになっていく。「遺骨は燃えるゴミで」と言いたくなるほど面倒な、明日は我が身の墓騒動小説。
 
お墓の問題、てんこ盛り。今の時代あるあるを娘、妻、母、いろんな立場の女子目線で語られます。共感しまくり!
主人公「松尾五月」は、61歳、親戚中から常識知らずだと思われている。
私と同じ歳だし、五月の性格が自分と似ている気がして?感情移入してさらに面白く読めた(笑)
五月は常識知らずではないの。なんでもはっきり言うし、現実的だし、それを常識知らずって言うのかな?私は違うと思うけど。ま、小説の中では、五月の一言にみんなが驚く!面白い!
墓じまいを考えている人は、是非読むべき!

 

 

 

2024-50   食堂のおばちゃん15 おむすび縁結び 著:山口恵以子

ロールキャベツ、グラタン、金目鯛の煮つけ、鶏天、豆ご飯・・・・姑の一子と嫁の二三、手伝いの皐の三人で仲睦まじく営む「はじめ食堂」は、飾らぬ美味しさと人情味あふれる人気店。
二三たちは料理を通してお客に日々笑顔を届ける傍ら、近所のラーメン店の主・千歳さんの結婚式に出席したり、家族の病気を心配したり……。
人生のステージが変わっても、「はじめ食堂」のほっとする味は変わらない。

 
今回も、いろんな事件とともに、「菜の花の胡麻和え、菜の花の明太マヨネーズ和え、青柳とわけぎのぬた、ふきのとうの天ぷら、新玉ねぎとスモークサーモンのサラダ、シラスと三つ葉の混ぜご飯、菜の花とベーコンのクリームパスタ、うすいエンドウの卵とじ、うすいエンドウの豆ごはん、アスパラと筍の木の芽和え、日向夏とホタルイカとルッコラの柚子胡椒サラダ、タラの芽の天ぷら、ホタルイカとエリンギのオイマヨ炒め、グリーンピースと海老の中華炒め、白魚の卵とじ、トリ貝とウドのぬた」などなどの旬のお料理をはじめ、定番のお料理がいっぱい出てくる!
こんなお料理を想像して読んでいたら、飲みに行くたくてたまらなくなるよ爆  笑
今回は、春の美味しい物語でした。