読書習慣 2024-39~41 | 美味しいお酒を呑むために

美味しいお酒を呑むために

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2024-39  山口恵以子のめしのせ食堂  

小説:山口恵以子  めしのせ案内:長船クニヒコ

食堂と酒をテーマにした『食堂のおばちゃん』『婚活食堂』『ゆうれい居酒屋』シリーズが累計で100万部を突破した小説家の山口恵以子さん。
このたび、「ご飯のおとも」が登場する10編の新作を書き上げました。
東京の片隅で夜だけ営業する「めしのせ食堂」
今宵も元デパート勤務の女将が用意するアツアツのご飯に味噌汁、そして全国から取り寄せた自慢の「ご飯のおとも」を目当てにお腹と心を満たそうとさまざまな客が訪れます。小説に登場する40品は「ご飯のおとも」専門家の長船クニヒコさんが取り寄せも含めて詳しく紹介しています。
 

東京の片隅で夜だけ営業する「めしのせ食堂」。
メニューは、2種類の味噌汁、釜で炊いたごはんに、お取り寄せした「ごはんのお供」
これがとっても美味しそう~~~
おなか空いている時に読んだら、お腹なったよ爆  笑
 

小説のあとに、小説の中に登場している40品もの「ごはんのお供」が紹介されてます。
「たまり漬チーズ」美味しそうですねぇ。
 

お取り寄せしたいな~~「飲んべえ漬」
どれもこれも美味しそうでたまらない、まさしく「美味しい小説」でした。

 

 

 
2024-40   とり天で渇!ゆうれい居酒屋④ 著:山口恵以子

新小岩駅にも再開発の波が訪れ、町の姿は日々変わってゆきます。それでも南口商店街の路地裏にある居酒屋・米屋では今夜も女将が変わらぬ笑顔で客を迎え、料理の腕をふるいます。
時には心に底に抱えた悩みまで、おかみさんの人柄で癒されていく。 
だがしかし、このお店にはとんでもない秘密があった!
今日も悩める一見さんがご来店。元ボクサーや若手歌舞伎役者、ホストに入れ込む女子大生から季節外れの幽霊まで!?
時短レシピも大好評の人気シリーズ第4弾!

 

【収録作品】
第一話 冷や汁でパンチ
第二話 歌う深川飯
第三話 レンチン囃子
第四話 とり天で喝!
第五話 居酒屋のゆうれい

 

今回もふらりと立ち寄ったお客さんたちがふとした言葉に救われる。安定の面白さ。

毎度毎度、このところ、米屋のお通しは「シジミの醤油漬け」

常連さんも、毎度食べても飽きないらしい。シジミや貝類は一度冷凍すると旨味が4倍になると・・・・女将が何度も説明してる(笑)

今回も最後にはレシピ付き。

「牡蠣の中華風コンフィ」がレンジで簡単に作れて美味しそうだったな。

 

 

 
2024-41    銀座「四宝堂」文房具店  著:上田健次
銀座のとある路地の先、円筒形のポストのすぐそばに佇む文房具店・四宝堂。
創業は天保五年、地下には古い活版印刷機まであるという知る人ぞ知る名店だ。
店を一人で切り盛りするのは、どこかミステリアスな青年・宝田硯(けん)。
硯のもとには今日も様々な悩みを抱えたお客が訪れる――。
両親に代わり育ててくれた祖母へ感謝の気持ちを伝えられずにいる青年に、どうしても今日のうちに退職願を書かなければならないという女性など。
困りごとを抱えた人々の心が、思い出の文房具と店主の言葉でじんわり解きほぐされていく。
心あたたまる物語。

 

初読み作家「上田健次」さん。

「大手日用品メーカーの役員」と「作家」という二足のわらじを履かれています。

20年以上、小説を書いてはコンテストや賞に応募してきましたが、最終選考に残ったことがありませんでした。50歳を目前にして、これが駄目だったら少し(小説を書くのは)休もうと思っていました。これだけ落ち続けて、さすがに心が折れかかっていたのです。その直後、幸運にもデビューの話が舞い込みました。

そして2021年に「てっぱん」でデビュー。銀座「四方堂」は2冊目。

遅咲きのデビューだけれど、50歳にして夢がかなった素敵なお方。

 

デビュー2作目とは思えない面白さ。

文房具店のお話で、いろいろなメーカーの文房具が出てくるのですが、私はさっぱりわからず、そのたびにスマホで調べて読んでいました。

文房具の知識もみにつく小説となっています。

気になる作家さん、みっけ!

次は、デビュー作「てっぱん」を読んでみよう。