救急車に乗せられた息子〜その① | 3兄とおちびとおかん。医系男子3人とハーレー乗りの長男とおかんのお話

3兄とおちびとおかん。医系男子3人とハーレー乗りの長男とおかんのお話

ハーレー乗りのおお兄。
臨床工学技士のちゅう兄。
病院薬剤師のちい兄。
国立大医学部のおちび。
4兄弟の成長の日々と子育てが終わった母の人生のつぶやき。

それはちい兄が高校2年生だった時のこと。

ちい兄の高校は坂を登った山の上にあり、帰りは自転車で勢いよく降りてくる。



大きな坂道は危険防止のため、要所要所で先生が見張りをしているので、スピードは出せない。
けど裏道の畑の中の一本道は、誰もいないのでスムーズに帰れるらしいてへぺろ

その日は春休み前の試験期間中。
早く帰って図書館に行きたかったらしく、いつもより少しスピードが出ていた自転車。

(今日は調子がいいなぁ♪口笛)

そう思いつつ、くねくねとした道をいつものように自転車で降りる。
が、最後のカーブで体が固まる。

ヤバっ‼️曲がりきれん‼️ポーン

あっという間に目の前に立ちはだかる電信柱。
ブレーキ音とともに頭に衝撃が走る。

バーーーーーン💥



どうやら思いっきり激突したらしい。

急いで起きようとするちい兄。
すると、何者かの手が頭を押さえた。




「じっとして❗️動いちゃいかん‼️」

「誰か、救急車呼べ❗️びっくり

「おいっ❗️そこの自転車、端へ寄せぃ❗️」

「大丈夫かね?あんた👵💦」

頭を押さえられながら、周囲を目だけで見回すと、
そこら辺の畑から、爺さん婆さんワラワラ出てきた。
↑↑↑あとから聞いた時のちい兄の表現



「いや、大丈夫です💦」

と、ちい兄。

「ダメじゃ。じっとしとけ❗️」

そうこうするうち、遠くからサイレンの音。



あれよあれよと言う間に、爺さんたちに強引に乗せられてしまった。生まれて初めて乗る救急車にうろたえるちい兄🚑💨




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