読書
これが生活なのかしらん
小原晩
小原晩さんにしか描けない世界
自費出版作品としては
異例の売れ行きを記録した
『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』
の小原晩、書き下ろし最新作!
まぶしいほどまっすぐで、愛おしい。
ままならない生活をめぐる38編のエッセイ
YouTubeで知りました
YouTubeの
佐久間宣行さんのノブロックTVで
ダヴ90000の蓮見翔さんが
嫉妬したクリエイター&芸人ベスト10
に挙げていた小原晩さん
「言葉の選び方と切り抜き方の
桁が違う」
蓮見さん曰く、エッセイは、
生活をどう切り抜くかの戦いだそうですが、
「聞いたことないけど
ものすごく良いシチュエーション」
というものが
この本にはたくさん出てくる
そう聞いて、すぐに
Amazonでこの本を買いました
YouTubeで
10000円もらったら
本屋でどんな本買う?っていう企画で
芸人の永野さんが
下北のヴィレッジヴァンガードで
本を買っていたけど(神回)、
そのヴィレッジヴァンガードにも
たくさん並べて置いてあった
小原晩さんの本
さらさら読めるのに
色んな言葉が心に引っかかる
何気ない日常
そんな中に幸せがあったり
ふと寂しく思うことがあったり
理不尽だなと思うことがあったりする
そんな色んな気持ちを
読みながら一緒に味わう
それが
とてつもなく心地よいのです
私が好きだったのは
お兄ちゃんとのエピソードで
「兄のサービス」ってお話です
あほ兄貴
って言う、その言葉の中に愛を感じてしまう
愛とか言ったら
違う違う!って全力で否定されそうだけど
それは紛れもなく愛なのですよ
なんか、いいなぁ〜って思います
すべてがどうでもよくなったとき
スーパーマーケットをふらふらしていると、ペヤングの超大盛りが目についた。
私はそれを3つ買って帰り、黒のマジックで『すべてがどうでもよくなったときのためのペヤング』と書いてみる。
りんごちゃんの、めろんちゃんの、小原の、とひとつひとつに名前も書き入れ、台所に並べる。
う〜ん、これもいい
「すべてがどうでもよくなったときのためのペヤング」
っていうフレーズがいい
そして、用意したペヤングが
自分の分だけじゃないっていう
優しさがチラッと見えるのも、またいい
ペヤングの超大盛って
1つで820mlもお湯がいるんです
そしてカロリーはなんとビックリ1081kcal
なんか、そんなペヤングの超大盛と
すべてがどうでもよくなったとき、
って言うのが
なんでこんなに合うんだろう…と思いました
其処彼処に
優しい気持ちが散りばめられた
素敵な本です!!
ぜひ、読んでみてください!!
ほんとは、
「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」
も読みたいのだけど、
本が売ってなくて…残念です
また、新しいエッセイ、
書いて欲しいです