本日の読書感想文





​方舟

​夕木春央


あらすじ 


友人と従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一(しゅういち)は、偶然出会った家族と地下建築「方舟」で夜を越すことになった。

翌日の明け方、地震が発生し、

扉が岩でふさがれ、

水が流入しはじめた。


いずれ「方舟」は水没する。

そんな矢先に殺人が起こった。

だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。

タイムリミットまでおよそ1週間。


生贄には、その犯人がなるべきだ。

犯人以外の全員が、そう思った。




​面白すぎる 


少し前に読んだのですが

久しぶりに読む手が止まらない本でした



面白すぎる

面白すぎる



地下建築の中に閉じ込められているので

少し暗くて、息苦しくて、不穏な空気が

ずっと立ち込めているのですが

そのなんかモヤモヤした感じ

これがどうなるんだろう、

とハラハラする感じが

読む手を止めさせてくれません




気づまりになると僕は、機械室に行って、2つのモニターを眺めた。外の景色には、依然何も変化がなかった。

(中略)

一種の気晴らしで、安らぎを求めてのことだった。
しかし、それはみんなに中毒症状を引き起こした。外への飢餓感が全身を逆撫でした。息苦しくなっても、外界のことを思い出すよすがを得ようとして、映像を見るのをやめられなかった。




…でも、これ

2023年の本屋大賞

1位ではなかったんですよね


こんなに面白いのに第7位だった



その理由は、最後まで読むと分かります

これを1位にすると

あ、これを1位にしちゃう人なのね、

って思われちゃうかも

っていう不安がよぎる


ほんとは1位です!でも言えません!!

そんな展開の最後…




まぁ、ミステリーベスト10

MRC大賞

ひろたつ@読書中毒ブロガー

ブクログ読みたい本ランキングでは、

第1位を取って4冠だそうですが…


本屋大賞はとれなかった

それは、ちょっぴり納得かもしれません




こんな人におすすめ 


ミステリーが好きな人は

絶対に間違いありません‼️

ぜひ読んで欲しいです


めくる手の止まらないミステリーなので

時間のある時に一気に読んで欲しい


そして、最後に

信じられないほどの衝撃を

皆さんにも味わって欲しいです



​この衝撃は一生もの。
〜有栖川有栖〜