●日本語●
◯題名◯
アンの青春
◯翻訳者◯
村岡花子
◯出版社◯
新潮文庫
◯ISBN◯
4-10-211302-9 C0197

◆英語◆
◇題名◇
Anne of Avonlea
◇作者◇
L. M. Montgimery
◇出版社◇
Sweet Cherry Publishing Limited
◇ISBN◇
978-1-78226-444-6

■スペイン語■
□題名□
Ana, la de Avonlea
□翻訳者□
Elena Casares Landauro
□出版社□
Ediciones El Toromítico, S.L.
◇ISBN◇
978-84-15943-15-0

◆The Avonlea Village Improvement Society (the A.V.I.S.)
◆La Sociedad de Mejora de Avonlea (la S.M.A.)



Part 2 (Chapter 9 - 16)
9.
【日】色の問題
【英】A Question of Color
【墨】Una cuestión de color
【英】
読んだ日⇒2023年9月13日
感想⇒From this chapter, I start using my electric dictionary to look up unknown words. Don’t have enough time to check English-English dictionary to understand deeply, though. But just keep checking tons of unknown words work well to me, I suppose.ニヤリ Let’s see.

By the way, this chapter is so enjoyable because a lot of people close to Anne show up and keep speaking. I like reading people chatting than reading explanation of scenery or history.ウインク

【墨】
読んだ日⇒2023年9月13日
感想⇒暗めの赤の瓦屋根に真っ青な壁の家、ラテン系の国なら普通にありそう。まぁ、たしかにカナダの緑み強い自然いっぱいの中にこの色の建物があったら浮くかぁ。しかも、オフィシャルな建物ですもんね。あー、この章読むの楽しかった!笑い泣き

10.
【日】デイビーの退屈しのぎ
【英】Davy in Search of a Sensation
【墨】Davy busca una sensación
【英】
読んだ日⇒ 2023年9月14日
感想⇒私、今日この章好きになりました。デイビーがドーラをハリソンさんの家の物置に閉じ込めて、知らないと嘘をついて、ドーラを必死で探すマリラ、アン、ダイアナのお父さんを見て楽しんでいたことについて、マリラとアンが問題視したのは、「ドーラを閉じ込めたこと」より「嘘をついたこと」でした。デイビーこの後どう成長していったのかうろ覚えなので読み進めるのが楽しみです。ニコニコ引用は、マリラの言葉です。

“I don’t want to be hard at n the child,” said Marilla.(引用)
“Poor Mary (Davy and Dora’s mom) was too sick to train him properly and I presume you couldn’t expect a six-year old child to know things like that by instinct. I suppose we’ll just have ti assume he doesn’t know anything right and being at the beginning.”(引用)

【墨】
読んだ日⇒2023年9月15日
感想⇒スペイン語の語彙力を増やすためと、意味をイメージでしか理解していない単語を日本語と結びつけるため。
Abedul: カバノキ
Percance: 支障、不都合
Derramar: こぼす、まき散らす
Exclamar: (思わず)声を上げる
Improviso(a): 不意の、突然の
Envejecer: 老けさせる、熟成させる
Dignidad: 威厳、誇り、品位
Augusto(a): やんごとなき、荘厳な
Anciano(a): 老人、長老、古参者
Susurrar: ささやく、軽やかな音を立てる
Oleaje: 波、うねり
Fingir: のふりをする、とぼける
Buhardilla: 屋根裏部屋
Triunfador(a): 勝者、成功者
Dríada/dríade: (神話)ドリュアス、木の精
Pillar: 捕まえる、に追いつく、理解する、気づく
Sonrojarse: 赤面する
Agitar: 振る、動揺させる
Desorbitado(a): 並はずれた、とてつもない、正気を失った
Desorbitar: (目玉を)飛び出させる、(軌道を)外れさせる、(極端に)誇張する
Portón: (主に田舎風の大きな)門、玄関の扉
Categóricamente: 断定的に、きっぱりと
Solemnemente:盛大に、おごそかに
Razonar: 推論する、論理的に考える
Finca: 農場
Minucioso(a): 綿密に
Rincón: 隅、へんぴな場所、納戸、片隅
Gemir: うめく、嘆き悲しむ、うなる
Atrevido(a): 向こう見ずな、大胆な、不遜な
Brocal: (井戸の)井筒、縁石
Estremecerse: 震える
Aterrorizarse: 恐れおののく、ひるむ
A horcajadas: またがって、馬乗りに
Mendigar: (施しを)乞う、懇願する、物乞いをする
Mendigo(a): 乞食
Exabrupto: 激怒、ののしり
Fiereza: 残忍、冷酷さ
Quejumbroso(a): 嘆くような、うめくような
Cobertizo: 納屋、物置、小屋
Cerrojo: 差し錠、差し金
Desamparo: 孤立無援、寄るべのなさ
Apesadumbrarse: 悲しむ、嘆く
Presagiar: の前兆を示す、予言する
Contemplación: 熟視、瞑想
Contemplaciones: (複数)甘やかし、寛大さ
Consolar: 慰める、和らげる
Arropar: (衣服や毛布などで)くるむ、保護する
Tiritar: (寒さや発熱で)震える
Ceñudo(a): しかめっつらの、眉をひそめた
Renuente: いやいやながらの、反抗的な
Manso(a): (動物が)おとなしい
Sumiso(a): 従順な、おとなしい
Camaradería: 仲間意識
Hallar: 見つける、探し当てる、気づく、わかる、判断する、確かめる
Hallazgo: 拾得物、掘り出し物、見つけること
Desconcertado(a): 困惑した
Trola: (口語)嘘、偽り
Franqueza: 率直さ、親密さ
Franco: 率直な、裏のない、自由な
Impenitente: (宗教)非会心の、悔悟しない、(悪習を)やめようとしない
Colmar: 一杯にする、満たす
Riada: (川の)増水、洪水
Azotar: 鞭で打つ、激しく打つ、叩きつける
Precipitarse: 飛び込む、急いで行く
Relámpago: 稲妻、閃光、ひらめき
Vulgar: 俗悪な、下品な
Jerga: (仲間内の)隠語、わけのわからない言葉
Suplicante: 懇願する
Barbilla: 顎の先
Indignar: 憤慨させる
Afligir: 苦しめる、悩ます
Escéptico(a): 懐疑的な、疑い深い
Desdeñoso(a): 軽蔑的な、冷淡な
Desalentarse: がっくりする、元気をなくす
Lío: 混乱、困難な事態
Enjaular: 檻に入れる
Llaga: 苦悩、心痛、遺恨、(医学)傷、ただれ、腫れもの
Azotaina: 鞭打ち、お尻をピシピシ叩くこと

リンド夫人の旦那さんが、体調を崩されたことが
仄めかされているんですよね。悲しい。

11.
【日】子供たちの手紙
【英】Facts and Fancies
【墨】Realidad y fantasía
【英】
読んだ日⇒2023年9月16日
感想⇒子供の手紙スペルミスはあるけど、音に従って書いてるから読める!そして、フォントも読みやすくて助かった。文法も単語も難しいのないから、音読がしやすかった。

クィーン学院の友達にあてた手紙で、ジェーンのことも知っているっていう、読者に分からない友人宛て、として始まりましたが、ステラ宛てだって後ほど分かるのもいいですね。

【墨】
読んだ日⇒2023年9月16日
感想⇒今日も、スペイン語単語確認したい気分なのです。
Discurso: スピーチ、話、論文、講演
Insolente:  無礼な、傲慢な
Jaspeado: 縞(しま)のはいった、大理石(墨流し)模様の
Impedir: 妨げる、不可能にする
Zurra: 殴ること、乱闘、殴り合いの喧嘩
Canonizar: 聖人の列に加える、(教会の権威によって)認可する、神聖なものとみなす
Glaciar: 氷河
Corriente:  普通の、平凡な、安い、低級な、流通している、最新の、流れる
Corriente eléctrica: 電流
Viuda: 寡婦の、男やもめの、配偶者に死なれた
Destacable: 特筆すべき、秀でている
Travesura: いたずら、悪ふざけ、非行
Trastada: いたずら、悪ふざけ、悪巧み
Rulo:  ヘアカーラー
Arderse: 燃え上がる
En un santiamén: すぐに、あっという間に
Sucinto(a): 簡素な、手短な
Perplejo(a): 当惑した、途方に暮れた、狼狽した
Arroyo: 小川、(道路の)側溝、流れ
Recreo: 気晴らし、娯楽、(学校の)休憩時間
Receso: 逸脱、それること、分離、乖離、休校、休憩時間
Fardo: (衣類などの)包み、梱包、荷物
A pesar de que: にもかかわらず、だとしても
Varonil: 男らしい、勇壮な、男性的な
Orilla:  岸、岸辺、道路脇、道端、へり、「メキシコ)郊外、町外れ、場末
Conversar: 会話する
Ocaso: 日没、最期、終焉

12.
【日】ヨナの日(旧約聖書ヨナ書の主人公ヨナから転じて仕事に失敗や不幸を引き起こす不吉な人ということで、厄日という意味になる(引用))
【英】A Jonah Day
【墨】Un día desastroso
【英】
読んだ日⇒2023年9月17日
感想⇒苛々して自分がコントロールできない日のアンのお話です。こういう日は誰しもあります。そしてアンは元々カッとなりやすい。すべてがアンにとって悪い方に働き、親切に誠実に生徒に接し、決して体罰は与えない、という信条をアンは破ってしまいました。ただ、結果的にアンソニー•パイがアンに敬意を払うようになります。人生は一筋縄ではいかないものです。アンは最後まで自分のしたことを誇りに思えないアン。そんなアンが好きです。

引用はマリラのセリフです。人間は弱く間違うものだ、が根っこにある言葉に『私も』慰められました。She has such a good heart:)))))

“You take things too much to heart, Anne. We all make mistakes - but people forget them. And Jonah days come to everybody.”(引用)

【墨】
読んだ日⇒2023年9月17日
感想⇒音読しながら、辞書を引いて、それをここならメモする、を一度にやると肩と首を痛める恐れがあるのでちょっと辞めます。左の首の付け根がピキピキと痛いんですよガーン

この章、昔読んだ時はアンが怖かったな。社会人になって、アンのこの時の精神状況が、よーーーく分かった。笑い泣き

はい、マリラの引用。好き!この前の、アンがアンソニー•パイに体罰しちゃった!って泣きながら告白した時にきっぱり『それはよかった。もっと前にそうするべきだったのよ』と返すところも好き。
- Ana, te tomas las cosas demasiado a pecho. Todos cometemos errores. Los días terribles llegan para todos.(引用)

13.
【日】たのしいピクニック
【英】A Golden Picnic
【墨】Una excursión dorada 
【英】
読んだ日⇒2023年9月19日
感想⇒I cried a little on the part of Hester Gray. This chapter was full of scenery’s expressions and was good that this time I read with checking up all unknown words in my dictionary. There are sooooo many words describe colours, lights, flowers, water. The author is a genius with vocabularyキョロキョロ

今までのように、分からない単語を読み飛ばして音読していたら、この章はあくびを噛み殺しながらの読経となっていたでしょう。光を表す言葉や森の中の景色を表すのに、違った言葉をふんだんに使って表現されています。赤毛のアンのシリーズ辞書片手に音読し通したら、英語力ものすごく上がります。あと、audible を再生しながら、音読するのもいいですね。時間がかかるので、受験生向けの方法ではないですが。

【墨】
読んだ日⇒2023年9月19日
感想⇒ジェーンの誠実さと真面目さが素敵です。ジェーンとアンが、お互いを理解しきれなくても良い友達なのが、読んでいて嬉しくなります。

あと、サラッと流れましたが、リンド夫人はよき隣人ですね。状況に応じて、おせっかいになる時もあるけれど、アボンリーの人たちがリンド夫人を頼りにしているのは、リンド夫人の心が親切心から成っているのが分かるからだと思います。作者のリンド夫人の小話を各所にそっと置いていく書き方が好きです照れ

14.
【日】神のたすけ
【英】A Danger Averted
【墨】Un peligro conjurado 
【英】
読んだ日⇒2023年9月20日
感想⇒今までずっと英語→スペイン語の順番で読んでいたのですが、今日からスペイン語を先に読むことにしました。スペイン語の方が読むの苦手だから辞書引きに時間をかけるためです

デイビーの部分で、カテキズム(教理問答集)に興味を持ちました。海外の人はみんなこういうのを学んで、試験を受けるらしいです。フワッとした知識ですので気になる方は調べて下さい。子ども向けのカテキズム見つけたら読んでみようと思います。

【墨】
読んだ日⇒2023年9月20日
感想⇒Providenciaって響きが好きです。Provincia ProvidenciaとCalle Providenciaもいいですねー。

赤毛のアンは全体的にカトリックの要素がふんだんに含まれていて、引用も沢山されていて、読んでいて楽しいです。私自身は無宗教ですが、小さい頃教会の日曜学校に通っていたし、キリスト教文化の国に長いこと住んでいたからでしょうか。仏教や神道より、キリスト教の方が身近に感じますし、考え方がしっくりくるのです。

15.
【日】暑中休暇
【英】The Beginning of Vacation
【墨】El comienzo de las vacaciones 
【英】
読んだ日⇒2023年9月21日
感想⇒アラン夫人は、素晴らしい。言葉が心に沁み渡りました。
“We must have ideals and try to live up to them, even if we never quite succeed. Life would be a sorry business without them. With them, it’s grand and great. Hold fast to your ideals, Anne.”(引用)
“Well, we all make mistakes, dear, so just put it behind you. We should regret our mistakes and learn from them, but never carry them forward into the future with us.(引用)
 
【墨】
読んだ日⇒2023年9月21日
感想⇒不意打ちの涙えーん
Todo el mundo en Avonlea, excepto Marilla, se había olvidado del tranquilo, tímido y poco importante Mathew Cuthbert; pero su recuerdo permanecía todavía muy vivo en el corazón de Ana, y siempre lo estará. Nunca podría olvidar al buen anciano, que había sido el primero en brindar el amor y simpatía que su hambrienta niñez había ansiado.(引用)

この章、最初から最後まで感動する言葉ばかりでした。この章を書いている時、著者に何かあったのかと思いを馳せます。

16.
【日】すばらしい便(たよ)り
【英】The Substance of Things Hoped For
【墨】La sustancia de las esperanzas 
【英】
読んだ日⇒2023年9月25日
感想⇒
1、スペイン語で先に読んだときにはサラっと読んだのですが、英語で読むと意味がしっかり分かったからか、感動した所。アンが尊敬するモーガン著書から引用です。
In the elder days of art
Builders wrought with greatest care
Each minutes and unseen part, 
For the gods see everywhere.
*wrought: <古・文>動詞workの過去・過去分詞形
*minute: (目に見えないほど)微小な、微細な、取るに足りない、ささいな

2、lady fingers / bizcochitos
[lady fingers recipe]


[receta de bizcochitos]

※bizcochitos で検索するとスコーンが出てきました。辞書を引くと『スポンジケーキ、スポンジケーキ状の菓子、乾パン」ってあるから、この動画のものが近いのかも?と思いました。作るならビスコチートスのが簡単だな。メレンゲいらないし。



【墨】
読んだ日⇒2023年9月25日
感想⇒有名な著者がアボンリーに来て、アンの家でご飯を食べて行くという知らせが届き、アン、マリラ、ダイアナがウキウキと完璧な準備をする章ですね。フラグですね。電話すらない時代だから、約束は現代よりは重いものであったのでしょうが、『不足の事態』に取り憑かれたアンですしね。もう詳細覚えていないので次章が楽しみです!笑い泣き

ドーラの超人ぶりが書かれています。頭よさそう。

スペイン語の話ですが、desinteresadamenteが、私心のない、無欲な、公平な、という意味と知り驚きました。
で、desinterésを調べると、無関心、冷淡、公平無私、無欲、寛大、気前の良さ、だそう。最初の二つの意味とその後の意味が違いすぎません?びっくりこういうのがあるから、翻訳で誤訳が生まれるんですよね。怖い怖いガーン
※なお、英語はunselfishlyでした。


※スペイン語版は、出版社にこだわりました。インタースペインで在庫がなく取り寄せいただけなかった分をAmazonスペインで購入しました。