治療院の壁を漆喰で塗りまくれ① | 癒快堂・ヒーリングセンター

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丸亀駅徒歩2分の鍼灸治療院・健康茶工房・セラピールーム

 築50年以上で、長年空き家になっていた住居兼歯科医院を購入して鍼灸治療院にリノベーションしています。老朽化が激しくリノベーション費用が莫大となり、多額の借金をするハメになりました。借金返済の為、歯科医院部分はそのままテナント貸しに出すことにして、住居部分だったところを治療院などとして使用します。

 どうしても理想の治療院は、癒しの空間として漆喰の壁にしたくて、自分でDIYにて全壁を塗る予定です。天井や階段上部の背の高い壁を除き全部で300平米くらいになるとリノベーション業者さんが試算してくれました。どれほど大変なのか想像もつきません。

 まったくのDIYド素人でかつ不器用な私ですが、漆喰の壁が欲しいのでやるしかありません。うま~くヌレールという商品なら誰でも簡単に塗れるはずなので、うま~くヌレールのホームセンターでの実演販売や上野ショールームに行って研究を重ねました。漆喰は白一色しか塗らないので、白だけならアマゾンが一番安く送料もかからないので、必要数量だけ、ネットで少しづつ買っていこうと思います。

 漆喰及びコテなどの必要なものを揃えて現場(治療院)に行きました。業者さんから「この壁一面から練習でやってみましょう」と、治療室予定の部屋の壁を指定されました。床も窓枠もまだ出来ていないので養生不要という優しいお言葉を頂戴して、とりあえずやってみることになりました。

 まず始めに、汚い壁をスポンジで水拭きをしました。工事やら積年のホコリなどで汚いです。さらにはコンクリがえぐれている箇所や、ヒビなどに補修?で漆喰を塗っていきました。それからコンクリ壁の1/5位の面積を塗り終えて初日はタイムオーバーです。仕事などの都合などで、主に午前中、毎日少しずつ作業をしていきます。

 次の日、漆喰塗ったところは、結構きれいに白く見えました。イイ感じです。続きを塗っていくと初日に塗った面と2日目に塗っている部分が明らかに色が違って見えることに気づきました。2日目に塗っている部分は下地のコンクリが透けて見えるせいか、少しグレーっぽく見えます。若干不安でしたが、翌日になってみると2日目に塗った部分もキレイに白くなっており、初日に塗った部分との境界は気になりませんでした。

 2日目の最大の危機として漆喰の剥がれが生じました。コンクリの壁ですが業者さんが下塗り用じゃなくて大丈夫というので、不安もありましたが、とりあえず塗り始めました。カビのせいか少し黒ずんでいる壁面では、コテを当てていると、半渇きの漆喰が剥がれ落ちる悲劇に見舞われました。新しい漆喰を、剥がれかけている半渇きの漆喰の上に塗りたくり、壁に押し付けて無理くり危機を脱出しました。本来ならコンクリ面は下塗り用の漆喰を塗ってから仕上げ用を2度塗りするとありますが、3回も塗るの無理!!!

 翌日漆喰がうまく壁に乗らず剥がれた部分を見ても特に問題は、今のところは、なさそうです。しかし、下塗りを怠った罰として、アクが少しでているようです。壁の上の方が少し黄色くなっているところがあります。1回薄く塗った(つもり)だけでも結構白くてきれいになっているので、このままでも最悪いいかなと思いましたが、よくよく見るとアクが出ているので、やはり2度塗りは必要です。

 そして3日目のアクシデントはコテを折ってしまいました。3日目は2階の石膏ボードの下処理をしました。ねじ穴や継ぎ目にメッシュテープを張った上に漆喰を塗っていきます。最後の最後、床に面する最下部の継ぎ目を塗っていた時、コテを折ってしまいました。原因は力の入れすぎです。深く反省します。