エンディングノートを書き始めた
66歳の男性の新聞投稿を読みました。
奥様に勧められて書き始めたそう。
ところが、
なかなか進まない。
元奥様との間のお子さんのこと。
複数ある銀行口座。
証券会社。
保険。
不動産。
1ページ書くのに何日もかかり、
嫌になって放置。
また思い出して書き始める。
そして、また放置。
書き始めた頃は寒い冬だったのに、
気づけば桜が散り、
紫陽花の季節になっていた。
思わず笑ってしまいました。
でも同時に、
「そうだよね」とも思いました。
エンディングノートが進まないのは、
やる気がないからではありません。
それだけ人生を生きてきたからです。
60年、70年生きてきた人生は、
そんなに簡単に
数ページで整理できるものではありません。
だから、私の講座では
最初から銀行口座や
保険の話ばかりはしません。
まずは、
今の自分を見つめること。
大切にしてきたことを思い出すこと。
誰に何を伝えたいのかを考えること。
そこから始めます。
事務的な情報は
後からでも書けます。
でも、
「私はどんな人生を生きてきたのか」
「これからどう生きたいのか」
これは、元気な今だからこそ
書けることです。
エンディングノートは
死ぬ準備のためだけにあるのではなく、
残された人生を
ごきげんに生きるためにある。
私は、そう思っています。

















