父のこと -過去ブログより |     mayuka Official Blog

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心のサポートを生業とする心理カウンセラーのmayukaです。
日々思ったことや脱毛症、子育てに有益な情報を発信しています。

今日は3.11。色々と思いを馳せる一日。

そして、父が他界して今日で1ヶ月が経ちました。

前回父について書いてから、ちょうど半年のことでした。
備忘録として、書き留めておこうと思います。

夏を過ぎたくらいから、痛みを押さえるモルヒネの服用が始まった。

まだ、痛みを感じていない父は疑問と不安を感じながらの服用。
骨への転移が始まってしまっているから、痛みが出ると、激痛。
それを見越しての、服用。

薬の副作用で眠くなったり、だるくて動けない時間が少しずつ増えていく。
舌が変わり、大好きなご飯が美味しくなくなっていく。

そして、痛みの発症。

痛みとの戦い。

車に長時間乗ることも、辛そうになってきた。

8月25日。
最後の家族旅行。
父が家族のために契約したホテル、伊豆長泉へ。

もういつ行かれなくなるかわからないからと
8月上旬に予定していたけれど
急な発熱だったりで、延期になりつつ実現。

この時、いつも離れているから、そこまでわかっていなかった
父の”弱り”を目の当たりにして

一人、部屋で号泣した。

どうして私だけ一人部屋なの!と
寂しくて拗ねてたけど

結果、一人部屋でよかった

もしかしたら
弱ってる自分と同じ部屋にするのは忍びないと
別にしたのか

ただ単にツインしかないから
別にされたのかは

わからないけれど。

そして、痛みは少しずつ強くなり
伴って、薬の量は増える。
そして、副作用も増える。

秋あたりから
止まらない下痢や
急な高熱による肺炎や
緊急入院したり

病院からも「覚悟してください」と言われるような事が
何度か起きた。

母からの言葉で
仕事も手につかず病院に向かうと

そこにはいつも、死の淵にいたとは思えないくらい
元気にご飯を食べる父の姿があった。

食べること、生きることへの意欲。

今思えば、本当に痛みにも耐え、強い父だった。
色々ありすぎて一度では書ききれなかったから、続きはまたにしよう。