【読了】若冲(澤田瞳子)
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職場が辛い、自信が持てない、そんなあなたの毎日が愛おしくなる、実践アドバイス型カウンセラー、
根本 ゆか こと、
ゆか姐(Twitterはこちら)です。
※根本の屋号は師匠の根本裕幸さんから、非公式でお借りしております。
学歴もコネもないのに会社を牛耳ったゆか姐ってどんな人?というのはこちらの「女帝へのストーリー」をお読みください!
このブログでは、頑張る生き方に違和感を感じるあなたが、毎日が愛おしくなるよう、心のお話をお伝えしております。
展示会では今もたくさんの人が押しかける「伊藤若冲」展。その伊藤若冲の壮年からの生涯をフィクションにて書かれた作品。
伊藤若冲の作品と史実、そしてその背景についてのフィクションで描かれる人間模様がとても細やかで読み進めやすいけれど、じっくりと、そしてしっかりと読み応えのある作品。
今日もブログを読みにきてくださり、ありがとうございます。
働く女性の愛おしい毎日を作る女帝マインドカウンセラーのゆか姐です。
本日はこちら「若冲」についての感想となります。
伊藤若冲といえば、展示会のたびに、たくさんの人が今も押しかけるほど人気のある絵師の一人。
私もこれまで何度も「若冲展」には足を運び、この鮮やかな作品や、細やかなタッチ、
大胆な構図や、斬新な描き方に、絵の前で食いるように見つめてしまう絵師の一人。
⚫︎どうやったらこんなに緻密な絵が描けるのか?
⚫︎どうすれば現代の私たちが見ても「大胆さ」や「斬新さ」を感じずにはいられない感性を保ち続けられたのか?
⚫︎そしてこの鮮やかな色彩についても、一度見れば鮮明に残る色ばかりを使ったのか?
など、若冲の絵を見たことがある方なら、一度は「不思議さ」を感じたことがあると思います。
それらは多くの人を魅了する、若冲の魅力の一つだと私は思うのですが、
今回はそんな若冲には、贋作画家としての「市川君圭」との関係、同じ時代を生きた「円山応挙」「池大雅」「与謝蕪村」との関わりを経て、
それぞれの絵に込められた心情を読み解きながら、物語は描かれていきます。
この心情がとても細やかであり、また作品から「およそこんな人だったのでは?」という若冲像みたいなものがすんなり入ってきて、
絵を思い出しながら、読んでいくと、
なるほど、確かにこんなこともあればこう考えていくこともあるのかも知れないと、
そんな風にどんどんと、物語の世界に引き込まれていきました。
物語の情景が丁寧に描かれているのでイメージが湧きやすく、また私自身馴染みの深い京都の土地や楠葉、
伏見や深草、京都御所や、大阪の鰻谷や毛馬などの場所場所を思い浮かべながら、読むことができ、
京都弁も作者が京都出身なだけあり、全く違和感なく読み進めることができて、
久しぶりに「物語の世界に没頭する」1冊になりました。
【簡単なあらすじ】
錦市場の桝屋の長男である、若冲こと「茂右衛門(もえもん)」は、妻を娶って2年後、妻が蔵で自死してしまいます。
妻を助けられずに絵に没頭した自分を戒めるため、絵にその後悔や、懺悔などを込め、
店を弟に譲り自身は40歳で隠居し絵だけを描く生活に入ります。
しかし、その妻の弟である弁蔵(のちの市川君圭)から、「姉を助けてくれなかった」と激しく憎悪を向けられ、
その弁蔵にも向き合うことなく、絵に全ての心情を載せるしか術のない男。それが若冲なのです。
そんな若冲を側で支える、異母妹であるお志乃だけが、その全てを見ていました。
お志乃と弁蔵の関係、若冲とお志乃の関係、そして絵と若冲の関係、若冲と弁蔵(市川君圭)の関係。
それらが、一つの物語の中で40年という年月をおって、紡がれていきます。
9月10日から京都の相国寺で、「若冲と応挙」がⅠ期、Ⅱ期と、分けて展示されることもあり、
10月のアートリトリートセミナーでは、こちらをやりたいなぁなんて思ったり。
9月の下見に、ついついこの一冊の物語を思い出しながら見つめてしまいそうですが、
それもそれで楽しいかなぁなんて思います。
若冲ファンの方も、江戸時代の時代ものが好きな方も、とても読みやすく、また面白い作品だと思うので、すごくおすすめ!
他にも仏師についての一冊があったり、藤原氏についての一冊もあるようなので、
色々読んでみたくなりました。
「芸術の秋」「読書の秋」におすすめしたい1冊!
ゆか姐でした。
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●就職氷河期に新卒から半年遅れで建築業界の商社へ入社、勤続20年以上。6年目より女性社員のまとめ役(姐さん)を任命される。その後管理職を経験。
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●20代半ばで結婚するが、2年で夫が家出。その後夫婦生活復活し、現在もパートナーとして結婚生活16年。去年夫に癌が見つかり一年の闘病生活を支える。
その頃の心境はこちらの記事をどうぞ
●2020年に予約の取れないカウンセラー根本裕幸さんに師事(お弟子制度3期卒業)
●現在はカウンセリングを主に、毎月1回「心のお稽古部」を開催。
不定期に「お茶会」などで、私との交流の場を持ち、「集まった仲間と心の話を気兼ねなくできる場所」を作っています。
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