DUO3.0のつかいかた
関連記事:DUO3.0その後
今回は、DUOの話です。
比較的有名な単語集で、英文で英単語と英熟語覚えちゃえ&リスニング対策的な一石二鳥も狙える、どちらかといえば社会人に人気な教材です。
なので
“単語は単語だけ覚えたい”とか
“英文にはなるべく関わりたくない”
という人や、
“重要なものだけ覚えたい”
という人には向かないかもしれません。
受験英語的には、重要な順番で並んでいるわけではないので、
やるなら全部やらないと意味がない
のが大きな欠点です。
他の単語帳なら“この章までやっておけばセンターはOK”とか指標があったりしますが、このDUOにはそれはないのでぜーんぶやらなければいけません。
なので、
『今限りなく単語力が0に近いから、最初から全部覚える』
という一発逆転型の人(インプット型)と、ある程度単語力はあるけど、うまく使えない人(アウトプット型)という両極端な人に向いている気がします。
前者の人の場合、DUOにいきなり挑戦するのが向いている人と向いていない人(途中で挫折してしまう人)がいるので、私は(個人的には)あんまりオススメしません。
英語に苦手意識があって、見るのも嫌だけどなんとかしなきゃーという人はDUOに手を出すよりももっと合ったものがあると思います(ピー単とか、まずはイメージハンドブックとか)。
私の場合も正直前者でしたが、ある程度覚えてきたら“単語”としては他の単語帳に移行し、
リスニング対策&英作文用の文章テンプレート
として使うようになりました。この目的でのDUOはものすごく役に立っています。
さて、本体が無くて本屋で購入する場合、受験用の場所よりTOEIC(または『語学』)のところにあることが多いです。
あと一緒に買うなら……というか、
こっちが本編だというぐらい重要なのが

このCDです。例文をひたすらセクションごとに読み上げるだけで、日本語は一切入っていません。
でも60分で終わります。慣れてくると、和訳を挟める程度のスピードなのでやりやすいといえばやりやすい(けど、どうせなら一文ごとにトラックを分けてほしかった。CDとしては難しいだろうけど、iTuneとかの配信なら出来るんじゃないだろうか)です。
一応ストーリーも(本当に一応)あって、たまにクスクス笑ってしまいそうになります。
ただその分、ストーリーが薄い場面が印象に残りにくいかもしれません。
では、使い方の話。
たぶん色々な人が色々な使い方をしてるし、王道な使い方、というのももちろんあります(本にばっちり書いてある)。
とりあえず、そういう“いくつかのひとつ”として、私の使い方を。
といっても王道にかなり近いものなので、別にそれほど奇抜な使い方をしているわけでもないです。
1:英文を読み、下の青字を参照しながら和訳を意識
コツとしてはあんまり真面目にやらず、覚えようとも理解しようともしないこと。
この段階は、のんびりやるとしんどいかもしれないです。
訳せなくても(わからなくても)ざーっと見て、“どんな内容の英文があるか?”を把握しておくのが目的になります。
2:1と並行して、復習用CDを聴く
1が終わったセクションから聴いていきます。
勉強を始める前とか終わりとか、寝る前とか、通勤通学中にこれは大体15セクションずつ聴きます。
のですが
今日1から15聴いたから明日は16から30
ではなくて
1から15→2から16→3から17
とか
1から15→5から20
のように、前回と被らせて聴くのがコツ……かも。
CDには小冊子がついてくるので、出来ればそれを見ながら
“英文を聴きながら同じように発音する”
“和訳をパッと見て覚え、英文をじっくり(一語一語)聴く”
“聴きながら一語一語に対応する和訳を目で追う”
“聴きながら和訳を思い出す”
“リアルタイムで脳内で訳す”
“英語を英語として理解する”
のどれかが出来るようにやっていきます。
ぶっちゃけ、多少下地のある人は1をやらずに2からやってもいいんじゃないかなーとか。
※なんだか全然わからないなあ、という英文や単語にはチェックを入れておき、あとで本文で確認します。
慣れてきたら音声を2倍化したりして(変換ソフト等を使います)、高速化させることをおすすめします。
60分で集中して一周、とするより、20分でもいいので頻繁に聞くと負担が少ないです。
3:2+チェックした箇所の確認をなるべく毎日やります。
30分ぐらいで終わるし、勉強を始める前のウォーミングアップにも。
で、一通り(一ヶ月ぐらい毎日)終わったら他の勉強をしてもいいし、黒字や派生語を覚えてもいい――と思うのですが、何というか、例文に使われている以外の単語はDUOだといまひとつ覚えにくいので、DUOの例文(青字)を殆ど覚えたら単語としては覚え方を工夫するか、次の本に行く方がいいかもしれません。
※次の本についてはDUO3.0の次は?で触れていますが、好みの問題だと思います。
たとえ単語帳としての役割を終えても、リスニング教材&例文集としてかなりのものなので、私もこれをずーっと使ってボロボロにしたいと思います。
関連記事:DUO3.0の次は? / 中学英語を完成させる
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今回は、DUOの話です。
比較的有名な単語集で、英文で英単語と英熟語覚えちゃえ&リスニング対策的な一石二鳥も狙える、どちらかといえば社会人に人気な教材です。
なので
“単語は単語だけ覚えたい”とか
“英文にはなるべく関わりたくない”
という人や、
“重要なものだけ覚えたい”
という人には向かないかもしれません。
受験英語的には、重要な順番で並んでいるわけではないので、
やるなら全部やらないと意味がない
のが大きな欠点です。
他の単語帳なら“この章までやっておけばセンターはOK”とか指標があったりしますが、このDUOにはそれはないのでぜーんぶやらなければいけません。
なので、
『今限りなく単語力が0に近いから、最初から全部覚える』
という一発逆転型の人(インプット型)と、ある程度単語力はあるけど、うまく使えない人(アウトプット型)という両極端な人に向いている気がします。
前者の人の場合、DUOにいきなり挑戦するのが向いている人と向いていない人(途中で挫折してしまう人)がいるので、私は(個人的には)あんまりオススメしません。
英語に苦手意識があって、見るのも嫌だけどなんとかしなきゃーという人はDUOに手を出すよりももっと合ったものがあると思います(ピー単とか、まずはイメージハンドブックとか)。
私の場合も正直前者でしたが、ある程度覚えてきたら“単語”としては他の単語帳に移行し、
リスニング対策&英作文用の文章テンプレート
として使うようになりました。この目的でのDUOはものすごく役に立っています。
さて、本体が無くて本屋で購入する場合、受験用の場所よりTOEIC(または『語学』)のところにあることが多いです。
あと一緒に買うなら……というか、
こっちが本編だというぐらい重要なのが

このCDです。例文をひたすらセクションごとに読み上げるだけで、日本語は一切入っていません。
でも60分で終わります。慣れてくると、和訳を挟める程度のスピードなのでやりやすいといえばやりやすい(けど、どうせなら一文ごとにトラックを分けてほしかった。CDとしては難しいだろうけど、iTuneとかの配信なら出来るんじゃないだろうか)です。
一応ストーリーも(本当に一応)あって、たまにクスクス笑ってしまいそうになります。
ただその分、ストーリーが薄い場面が印象に残りにくいかもしれません。
では、使い方の話。
たぶん色々な人が色々な使い方をしてるし、王道な使い方、というのももちろんあります(本にばっちり書いてある)。
とりあえず、そういう“いくつかのひとつ”として、私の使い方を。
といっても王道にかなり近いものなので、別にそれほど奇抜な使い方をしているわけでもないです。
1:英文を読み、下の青字を参照しながら和訳を意識
コツとしてはあんまり真面目にやらず、覚えようとも理解しようともしないこと。
この段階は、のんびりやるとしんどいかもしれないです。
訳せなくても(わからなくても)ざーっと見て、“どんな内容の英文があるか?”を把握しておくのが目的になります。
2:1と並行して、復習用CDを聴く
1が終わったセクションから聴いていきます。
勉強を始める前とか終わりとか、寝る前とか、通勤通学中にこれは大体15セクションずつ聴きます。
のですが
今日1から15聴いたから明日は16から30
ではなくて
1から15→2から16→3から17
とか
1から15→5から20
のように、前回と被らせて聴くのがコツ……かも。
CDには小冊子がついてくるので、出来ればそれを見ながら
“英文を聴きながら同じように発音する”
“和訳をパッと見て覚え、英文をじっくり(一語一語)聴く”
“聴きながら一語一語に対応する和訳を目で追う”
“聴きながら和訳を思い出す”
“リアルタイムで脳内で訳す”
“英語を英語として理解する”
のどれかが出来るようにやっていきます。
ぶっちゃけ、多少下地のある人は1をやらずに2からやってもいいんじゃないかなーとか。
※なんだか全然わからないなあ、という英文や単語にはチェックを入れておき、あとで本文で確認します。
慣れてきたら音声を2倍化したりして(変換ソフト等を使います)、高速化させることをおすすめします。
60分で集中して一周、とするより、20分でもいいので頻繁に聞くと負担が少ないです。
3:2+チェックした箇所の確認をなるべく毎日やります。
30分ぐらいで終わるし、勉強を始める前のウォーミングアップにも。
で、一通り(一ヶ月ぐらい毎日)終わったら他の勉強をしてもいいし、黒字や派生語を覚えてもいい――と思うのですが、何というか、例文に使われている以外の単語はDUOだといまひとつ覚えにくいので、DUOの例文(青字)を殆ど覚えたら単語としては覚え方を工夫するか、次の本に行く方がいいかもしれません。
※次の本についてはDUO3.0の次は?で触れていますが、好みの問題だと思います。
たとえ単語帳としての役割を終えても、リスニング教材&例文集としてかなりのものなので、私もこれをずーっと使ってボロボロにしたいと思います。
関連記事:DUO3.0の次は? / 中学英語を完成させる
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高卒認定一ヶ月勉強法:国語(古文・漢文)
【高卒認定一カ月勉強法:目次はこちら】
国語(現代文)の続きです。
【漢文について】
漢文は、ほとんどが中国語です。この中国語を、日本の昔の言葉で訳し(書き下し)、それを読む――という複雑なプロセスを辿ります。
全くわからない人は、返り点から。
返り点ってなんだっけ?という人は、漢字がずら~っと書いてあるところに、レとか二とか一とか上とか下とか甲とか乙とかがついているアレを思い出して下さい。
簡単に言うと、「特定の文字を飛ばして、こっちを先に読みますよ」という印です。
これがわからないとさっぱりわかりません。
他にも「二回読む文字」等、色々と【ルール】があります。
このルールを憶えて当てはめるだけなので、漢文は「得意な人はすごく得意」で、「できない(やってない)人=ルールを知らない人は、全然できない」のです。
なので最初の最初、返り点からやってみてください。
例えばこの辺です。
もしこのあたりが難しければ、中学生用のものでも大丈夫です。
他、田中雄二の漢文早覚え速答法―試験で点がとれる (大学受験V BOOKS)などもあります。
大学受験もこのあたりでカバーできてしまう学校が多いので、全部やれ!という話ではありません。
【古文について】
古文も、苦手な人はほんとうに苦手ですよね。
文法もなんだかよくわからないし、敬語とかややこしいし、何言ってんだかわからなーい。
古文は古文で色々と参考書が出ているので、本屋で手にとって、とにかく「読みやすい」ものを選んでください。
最初の最初、第一歩は、“とにかく古文に触れる”です。
百人一首でもいいし、漫画でもいいし、小説でもいいです。
個人的には、導入として


この二冊を勧めますが、“大学受験でも点を取りたい”と思わないのであれば必要ないかもしれません。
他、WEBでも色々なサイトがあるので(高校国語めざせパーフェクトなど)初めから捨てず、やってみてください。
【どっちも時間がかかる……】
ということで、短期間で完成させる!にはちょっと大変です。
漢文は返り点を完全にし(甲乙はめったに出ません)、句法を一部憶え、古文は何か一冊はざっと読む、というのだけはしてみてください。
【おまけ、漢字について】
漢字についてはコストパフォーマンスがあまり良くないので、漢字だけは完璧にするぞ!みたいなのはお勧めしません。
現代文等を勉強する過程で、「読めなかった」または「書けないかも?と感じた」ものをピックアップしておいてそれを憶える、といったことはやる必要がありますが
漢字ドリル を 高認のため だけ
にやるのは(脳トレとしてならともかく)時間の無駄です。他の勉強をしましょう。
(疑問・不安があれば、コメント欄でご質問ください。私でよければ回答します。横レスも歓迎です)
↓高認関係のblogランキングです。(押すとこのblogへの応援になります)

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返り点ってなんだっけ?という人は、漢字がずら~っと書いてあるところに、レとか二とか一とか上とか下とか甲とか乙とかがついているアレを思い出して下さい。
簡単に言うと、「特定の文字を飛ばして、こっちを先に読みますよ」という印です。
これがわからないとさっぱりわかりません。
他にも「二回読む文字」等、色々と【ルール】があります。
このルールを憶えて当てはめるだけなので、漢文は「得意な人はすごく得意」で、「できない(やってない)人=ルールを知らない人は、全然できない」のです。
なので最初の最初、返り点からやってみてください。
例えばこの辺です。
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もしこのあたりが難しければ、中学生用のものでも大丈夫です。
他、田中雄二の漢文早覚え速答法―試験で点がとれる (大学受験V BOOKS)などもあります。
大学受験もこのあたりでカバーできてしまう学校が多いので、全部やれ!という話ではありません。
【古文について】
古文も、苦手な人はほんとうに苦手ですよね。
文法もなんだかよくわからないし、敬語とかややこしいし、何言ってんだかわからなーい。
古文は古文で色々と参考書が出ているので、本屋で手にとって、とにかく「読みやすい」ものを選んでください。
最初の最初、第一歩は、“とにかく古文に触れる”です。
百人一首でもいいし、漫画でもいいし、小説でもいいです。
個人的には、導入として


この二冊を勧めますが、“大学受験でも点を取りたい”と思わないのであれば必要ないかもしれません。
他、WEBでも色々なサイトがあるので(高校国語めざせパーフェクトなど)初めから捨てず、やってみてください。
【どっちも時間がかかる……】
ということで、短期間で完成させる!にはちょっと大変です。
漢文は返り点を完全にし(甲乙はめったに出ません)、句法を一部憶え、古文は何か一冊はざっと読む、というのだけはしてみてください。
【おまけ、漢字について】
漢字についてはコストパフォーマンスがあまり良くないので、漢字だけは完璧にするぞ!みたいなのはお勧めしません。
現代文等を勉強する過程で、「読めなかった」または「書けないかも?と感じた」ものをピックアップしておいてそれを憶える、といったことはやる必要がありますが
漢字ドリル を 高認のため だけ
にやるのは(脳トレとしてならともかく)時間の無駄です。他の勉強をしましょう。
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うーん
高認についての記事を書き始めたわけだけど(いや正確には多少書きためた物があって、それを整形する作業が基本だったりする)、なんだか偉そうになってしまっているなあ。
どうも理路整然としようとすると、あんな風になってしまうようだ。
かといってくだけた口調、普段の口語で書こうとすると
んーと、こくごってだいじなのね
やっぱり問題が日本語で書いてあるわけだし、こくごできないと、言語能力がないと、英語も言語だからやっぱりできないし、でも本読めばつくってわけでもないよねー
……いくらなんでもこれは駄目だと思うんだ。
にほんごってむずかしー!
どうも理路整然としようとすると、あんな風になってしまうようだ。
かといってくだけた口調、普段の口語で書こうとすると
んーと、こくごってだいじなのね
やっぱり問題が日本語で書いてあるわけだし、こくごできないと、言語能力がないと、英語も言語だからやっぱりできないし、でも本読めばつくってわけでもないよねー
……いくらなんでもこれは駄目だと思うんだ。
にほんごってむずかしー!
