万年のバームクーヘン水温む
まんねんの ばーむくーへん みずぬるむ
伊豆大島を巡るツアー二日目の午後は、伊豆大島の南西部にある「地層大切断面(ちそうだいせつだんめん)」に向かった。その名前から凡そどんなものか想像できると思うか、現地に行って、その壮大さは予想外で大変驚かされた。
この「地層大切断面」は、1953(昭和28)年、道路建設工事のため山を削った時に偶然発見されたもので、高さ約24メートル、長さ630メートルの巨大な縞模様が見られる。
これは、過去約1万8000年間に繰り返し起こった大噴火、100回以上の噴出物が降り積もってできた地層で、この美しい縞模様は、その見た目から「バームクーヘン」の愛称で親しまれている。
*地層が大きく波打っているのは、もともと起伏のある地形を覆うように噴出物が降り積もったためであり、褶曲(地殻変動)によるものではないとのこと。
掲句は、その様子を実際に目の当たりにし、まさに2万年近い時を掛けて作り上げた「バームクーヘン」だと思い詠んだ句である。春の季語を何するか迷ったが、丁度暖かくなってきた矢先だったので、「水温む」とした。
*バームクーヘン:ドイツ語で木(Baum)」+「ケーキ(Kuchen)」という意味。
この後、椿の名所である「大島公園」を散策し、パワースポット「泉津の切通し」を見学。3時過ぎには岡田港より伊豆大島を離れ、伊豆半島の伊東港に向かった。以下には、いくつかのスナップ写真を掲載した。
《大島公園にて》
*椿園
*寒咲大島桜
《泉津の切通し》








