ツアー初日は石川県金沢市に泊り、翌日はバスで富山県立山町の立山駅に向かった。この駅が立山黒部アルペンルート(下記参照)の起点で、まずは立山ケーブルに乗り、美女平で高原バス乗り換え、本ルートの最高点(標高2450m)の室堂(むろどう)まで行った。*途中、弥陀ヶ原で昼食をとる。
【立山黒部アルペンルート】
富山県立山駅→(立山ケーブルカー約7分)→美女平→(立山高原バス約50分)→室堂→(立山トンネルトロリーバス約10分)→大観峰→(立山ロープウェイ7分)→黒部平→(黒部ケーブルカー約5分)→黒部湖→(徒歩約15分)→黒部ダム→(関電トロリーバス約16分)→長野県扇沢駅
*立山駅から室堂までは上り、室堂から扇沢駅までは下り。逆に行くことも可能。
室堂に着いたのは午後3時ごろ。当日はこちらのホテル立山に泊まるので、先ずはチェックインを済ませた。このホテルは日本で2番目に標高が高い場所にあり、リゾートホテルとしては日本一標高の高い場所に位置する。ただ、本年8月31日をもって営業は終了するとのこと。
*ホテル立山 (写真が間違ってましたので差し替えました)
立山や雪渓の創重々し
たてやまや せっけいのきず おもおもし
本日の第一句は、室堂のホテルに着いた時に、眼前に聳え立つ立山を見て詠んだ句である。平地は夏とはいえ、二千〜三千メートル級の山々には、まだ雪が多く残っている。掲句では、それを「雪渓(せっけい)」の「創(きず)」と表現した。下五の「重々し」は立山の存在感と威厳を形容したもの。尚、「残雪(ざんせつ)」は春の季語だが、「雪渓」は夏の季語になる。
ところで、「立山」は、単独の山の名でなく、富山県の飛騨山脈(北アルプス)北部にある雄山(3,003m)・大汝山(3,015m)・富士ノ折立(2,999m)の3つの峰の総称である。富士山や白山と並ぶ「日本三霊山」の一つとして古くから信仰を集めており、日本百名山にも選定されている。尚、「立山三山」というと、この「立山」の内の「雄山」、「浄土山」「別山」を指す。
雷鳥や氷の残る神の池
らいちょうや こおりののこる かみのいけ
室堂に到着した後、近くの「みくりが池」の近辺を散策したが、そこで思いがけなくオスの「雷鳥(らいちょう)」に遭遇した。拍子抜けしたのは、散策路から僅か1mほどしか離れていない岩の上に、写真をどうぞと言わんばかりも立ち逃げようとしないこと。近くにはメスが抱卵するようにうずくまっていた。後で確認すると縄張りをしっかり見張っているらしい。
掲句は、そんな「雷鳥」と氷がまだ残っている「みくりが池」の取り合わせで詠んだだもの。「みくりが池」は、漢字で「御厨ヶ池」と書き、「神様の台所」や「神の厨房」を意味する「御厨(みくり)」に由来する。その池には未だ氷が残っていて、水は透き通り神々しく美しかった。そんな自然の中で逞しく生きる「雷鳥」、その生命力には感服させられた。尚、「雷鳥」は、その繁殖期に合わせて夏の季語になっている。
「みくりが池」の散策の後、テレビでも時々放映される「雪の大谷」を訪れた。その高さ(約10m~20m)には圧倒されたが、以下には写真のみ掲載する。
*雪の大谷








