熱い戦いぶりに惹きこまれていたんですが。
フォレストリーヴズ熊本が廃部とのニュースは、かなり衝撃で、
フォレスト熊本廃部へ バレー女子 運営会社が経営悪化か 熊本日日新聞
少しずつ選手たちの名前も覚え始めていたこの頃だったので、悲しい。
最終戦、大野石油オイラーズとのゲームは、3−0で勝ってましたが、
最終セットはなんとなんと大野の粘りがものすごく、連続得点であわやどうなるか、という見応えのあるセットでした。
やっぱり私など古い感性のもので、弱いほうをちょっと応援したくなる。
そうするとVチャレンジリーグだと大野石油を応援する格好になりますね。
実際、このチャレンジ1の最終戦、山内、中里、北川らの頑張りで強豪熊本に肉薄したんですが、届かなかった。
熊本の面々は、チームが終わってしまうなんて、知らなかったのだと思う。
全然もう、普通の、いつもの感じでプレーしているようでしたけど、今思うとそれが逆につらくなる。
チャレンジリーグのチームは、名前に地元の名前を冠しているところが多いので、熊本も、地域型のクラブチームだと思ってたら、単一企業だったんですね。
まあそれだと、最終戦の相手の大野も1企業が持っているチームのようですが、
景気のこともあるし、これからのスポーツチームは、ゲマインシャフトの方がいいかもですね。日本の経済力は、トータルでのコスト競争力がもっとも大きな課題で、とくに大都市以外の地方経済はかなり厳しい感じがするので、1企業が、というやり方よりも、地域で盛り上げていくタイプじゃないとかなり厳しい感じがする。
バレーはVリーグが構造改革に着手したようで、試合の運営とかを社団法人の機構から各チームに移して、ということで、私はもう期待して見守るしかないんですけど、実際、改革がうまくいくよう大きな期待を持ってますけど、ですが
これはもう、当初、バレーボールをビジネスとして捉える、バレーボールで稼ぐ、そして稼いだ収益をバレー界に再び還元する、みたいな甘いこと言ってたようですが、無理です。バレーで収益上げるとか、お金をもらうことを先に考えてるようだとぜったい儲からないと思う。
先にお金をもらうことではないと思う。むしろ、お金をどう使うかをあれこれ試して考えながらやっていくのがビジネスなんだと思いますので、採算がよくなくても続けよう!ていう気持ちの方がないと、続かない。いま、チームを持っている大企業も、今後もチームを継続するかわからない。そういう面でも、地域で支えてやって行くスタイルの方がいいかもしれない。
熊本は復興という大きな課題もある。そのこともあり、また、フォレストはキャプテンの川口はじめ、みんな熱いプレーが伝わってくるので、最初は「すげ〜な〜」って逆に引いてたぐらいなんですが、だんだんファンになって行く感じだった。
今季はチャレンジ1リーグのオープニングを金沢まで見に行き、そこで岡山、PFU、黒部、大野、熊本、岐阜、トヨタ自動車の試合を見ました。よく考えたら、あの二日間でチャレンジ1の全チーム見てたことになる。
チーム運営が厳しいところには、そういうことに長じた善意の支援者を紹介する制度や、リーグとして互助制度のようなものがあった方がいい。そして、今回の熊本についても、なんらかの方途を、取れないのか。熊本でファイナル3やってて、会長も表彰レセプションのために熊本まで来てるわけだから、きっと何か話し合いをしてるんじゃないか?