監督ガバナンス ~天皇杯・皇后杯、決勝戦~ | 紙業新報のブログ

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紙パルプ業界紙。月3回発行。の公式タワゴト、ボヤきその他(笑

わたし男子は見ないので分かりませんが、女子の決勝戦はトヨタ車体vsデンソーとなりました。準決勝の両チームの勝ちっぷりを見ると、両者とも好調のようなので、どうなるか?

 

 

 

 

両チームの監督のことをいうと、ふたりとも選手といい間合いで喋れてるという印象があります。

 

 

 

 

 

飽くまでも印象なので、実際には団体競技でいろいろあると思う。見た目うまくいってるようでガチガチのギスギスなんてよくあるだろうし、女子をまとめるのにはやはり女子監督がいい、という単純な話でもないと思いますし、こればっかりは、ですね。

 

 

 

 

 

ただ、タイムアウト中の車体の多治見監督はあんまりガミガミと前に出てこないし、なんだかすごいいろいろ気を配ってから選手に接してる感じはあります。なんだったらチームキャプテンが言いそうな話をしたりしてますが、あんがい、よく見てみると、かなり良い間合いで監督業をやりこなしてる感じはあると見ています。

 

 

 

 

 

多治見さんご本人の性格もあると思うし、逆に「わたしはこういうやり方なんだから、頼むよ」ぐらいの感じで、いいあんばいで選手らに託しているのだろうか。半分くらい丸投げ、とでも言いますか、それも6割だったり4割だったりの投げ加減ですね。いろいろケースに応じて。丸投げてんのに半分だけ、という不思議感もあります。

 

 

 

 

 

チームと監督それぞれの間合い、てことでしょうけど、わたしは多治見監督の独特の間合いは好きです。

 

 

 

 

 

けっこう、監督のアドバイスや投げかけた言葉の効果で2、3点はいることあります。それがきっかけで形勢が自分たちに有利になって来たら、あとはコートの中のメンバーでガンバる!

 

 

 

 

 

まだ成長途上のチームだからこそ、という間合いでもあると思う。そういう意味では今回の天皇杯・皇后杯、若いこのチームが勝ったとしたら、

 

 

 

 

 

来年の次の年、元号があらたまりますから、まあそれはまだ少し先の話ですけど、でも若いチームが力を合わせて勝つことには、たいへん大きな意味があると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

デンソーのほうの川北監督もあんまりガシガシ言う人ではないと感じますので、選手たちもやりやすいのかもしれない。ただ、チームがうまく行ってないときは、それが裏目で、監督がひとりでしょんぼりしてる感がすごくて、それもまた、ですかね(笑)

 

 

 

 

 

デンソーが負けてるときのタイムアウト、とくにもう無理っぽい感じの点差のタイムアウトは「よし、行くぞ~行こう行こう~…」てひとりで下向いてつぶやいてる感じがもののあはれです。逆に勝ってるときはめちゃめちゃアグレッシブで、もうバンバン指示出していて、その差で笑っちゃいますね。

 

 

 

 

 

でもこういう国際経験のある人がコーチとなって、選手とコミュニケーション取って行く中で、グローバルファイターたちが巣立っていくと思う。

 

 

 

 

 

わたしは今のデンソーからは、海外に出ていくプレイヤーが何人か出てくると思っている。

 

 

 

 

 

わたしは英語はせいぜい旅行会話程度で、お恥ずかしいんですけど、日本社会の言葉の壁はわたしたちが感じている以上にすごくあるようなので、コミュニケーションのかたまりみたいなバレーボール競技では、国際語を離すスキルは今後すごく大事になると思う。

 

 

 

 

 

内瀬戸がいまどんな風にやってるか、あまりウォッチもしてなくて、スポーツジャーナリスト、とくにバレー関係のジャーナリストの人たちには、内瀬戸特集を組んでほしいです。人任せですいません。でもまあバレーは素人なので、専門のジャーナリストにがんばってそこはフィーチャーしてほしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

決勝戦はどうなりますかね。わたしは車体ずきですが、勝負はデンソーが行くんじゃないかと感じている。

 

 

 

 

 

トヨタ車体は、ど根性で、熱い気持ちで真正面からぶつかっていくチーム。

 

 

 

 

 

デンソーは、軽快なバレーをくり広げ、コートを駆け抜けるようにしてあっという間に25点取って行く。

 

 

 

 

 

今日のゲームのようにクリスがブロックモンスターになっちゃうと車体は勝ち目が薄れる。

 

 

逆にネリマンの攻撃が通ればチャンスが一気に拡大する。

 

 

 

 

 

ただやはり、どちらも主力は飽くまでも日本人選手なので、勝利を決定づけるのは、お互いのチームの日本人プレイヤーの活躍次第です。これは国内のリーグ戦にも共通して言えると思います。

 

 

 

 

追記1)多治見監督の写真を追加。