スカイウォーカー対決 | 紙業新報のブログ

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紙パルプ業界紙。月3回発行。の公式タワゴト、ボヤきその他(笑

注目の空中殺法対決となった第2レグの久光vs日立。

 

世間ではやれ渡邊久恵の復帰だ、今村だ加藤だ新鍋だと騒々しいわけですが、私の関心事はもうこの二人のミドル、アキンラデウォとジャクソンのスカイウォーカー対決に決まってるじゃないですか。なにいってんですか。

 

栗原恵が休んだとか関係ないわけです。調子悪かったら休んだ方がいいんですから。芳賀舞波が可愛いとか、そういうことはいいんです。いややっぱり佐藤あり紗だとか、いや間橋香織が可愛いだとか、それは今はいいんです。。

 

今村優香もかなり可愛いとか、いややっぱ久光でいちばん可愛いのは戸江だとか、帯川きよらは髪切って印象めっちゃ変わったとか、そういうのはいいんですとりあえず。

 

日立ジャクソンが鋭いジャンピング・ブロードアタックを決めれば、久光アキンラデウォもすかさずひらりと舞い上がってフライング・クロスアタック!

とかなんかもうメキシコのルチャ・リブレですよ、はい。フライングクロスアタックなんて語彙、めっちゃ久しぶりにタイプしましたけど。ミル・マスカラスでしたかね、千の顔を持つ男。。。わたしはどっちかというとエル・カネックの方が好きでしたけどね。。

 

前も書きましたけど、アキンラデウォが舞い上がって、打つ前に空中で1回止まるんですよね。それがすごすぎて、周りの選手たちが刺激を受け、空中で止まる選手が続出しているのが今のVリーグです。

 

 

ということで白熱の久光vs日立戦!ゲームの興奮も冷めやらぬまま、二人のスカウォーカー対決は、

 

 アキンラデウォ=13の11、決定率84・6%!

 ジャクソン=29の14、決定率48・3%!

 

率はアキンラデウォがすごいけど、得点本数はジャクソンが勝ち!

ブロック得点は二人とも3で互角!

 

 

そして今回、アキンラデウォの魅力は、実は空中で一回止まるところではなく、助走の走り込みにあったことがわたし的にはっきりして来たんですよね。

 

わたし見てて思ったのが、アキンラデウォの助走は、バレーの走り方じゃないな、ていう。陸上の走り幅跳びとか短距離っぽい走り方なんすよね。

 

日立のジャクソンはけっこうバレーボールっぽい走り方、ってなんのことだか自分でもよくわからないんですけどね笑、いわば普通のブロード攻撃の走り方なんですが、アキンラデウォがブロード攻撃するときの助走は、もうバレーではない別のなんか違う競技の走り方になってるわけです。

 

この久光vs日立のゲームでも、大きくはじいたボールを立て看板のところまで追いかけるときのアキンラデウォの走りがですね、言わば世界陸上200m女子の選手のような、そのような走り方に感じられるんです。

 

あの筋骨の美しいプロポーションで懸命にラッシュする姿はめちゃカッコよく、日立ジャクソンがインスパイアされて空中殺法にさらに磨きがかかるのもムリのないところです。他の選手たちが触発されて、空中で止まり出すのも無理からぬことではないでしょうか。。。

 

ですが、アキンラデウォの本質は、ほんの数メートルの助走距離であれほどのジャンプ力を発揮できる身体能力、という点なのでしょうから、

 

なので同じチームのミドル岩坂は、空中に舞い上がるのを見習うのではなくて、瞬発力を見習うべきですね、

 

、、、といいますかわたしなどが指摘するまでもなく、そんなこと彼女じしんよく分かってるようなので安心ですね。最近の岩坂はシャープさが増したと思います。今回の山形でも日立を相手にシャープな攻撃を何度も繰り出していました。

 

 

しかしそれでもなお、アキンラデウォのあの空から舞い降りてくるかのような華麗なブロード攻撃を目の当たりにしていると、やはりみんなどうしても影響受けちゃいますよね。長内なんて、目の前で空中攻撃を派手にやられて、しかも自陣のコートでもジャクソンがブワーって飛び上がったりしてるわけで、打つときは知らず知らずのうちに空中浮遊気味になってましたよ。

 

WSで今まで空中殺法やってたのはNEC柳田とかデンソーの鍋谷、あとは誰でしょうね。。。あまり一般的でないと思います。みんな素早く打ち切っていくタイプが多いと思う。ミドルでは山口舞がタメを作るように打つときがたまにありますが、あれも善しあしで、読まれると餌食ですから、空中殺法市場ってけっこう難しいと思うんですよね。

 

じじつ、アキンラデウォも空中で止まってるように見えて、実は動的ですね。打ち込む方向は多彩で、しかも長距離・短距離ありで、飛んでる間に空間を把握しながら相手のスペースをうまく見つけて、そこに鋭く打ち込んでいる感じです。

 

つまり、止まっているようで実は止まっていないのが、空中殺法の極意。アタッカーは常に動的であるべき、ということではないでしょうか。

 

 

今後、空中攻撃分野に誰が参戦してくるのか?ミズ・スカイウォーカーになるのは誰なのか?興味は尽きません。ってわたしだけの興味なんですかね。