クインシーズの場合 | 紙業新報のブログ

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紙パルプ業界紙。月3回発行。の公式タワゴト、ボヤきその他(笑

 
新キャプテン高橋沙織の負傷による戦線離脱はトヨタ車体のチームバランスを大きく崩したようで、なかなか勝てない状況が続いたけど、ついに高橋沙織が戻ってきました。今日はまだ本調子というわけには行かないんでしょうが、次行こう、ですね。
 
開幕当初は勝ってましたからね。ネリマンの大活躍、頼れる新キャプテン高橋沙織、技巧派として急成長の村永奈央、そしてミドル陣には荒木絵里香に加え、仙台から来た渡辺彩もゲームを重ねるごとに徐々に合ってきて、昨シーズンのようなポリーナ頼み、助っ人外国人選手偏重のパターンからの脱却は早くも成し遂げられるか?という感じで見ていたんですが。あれはあれでポリーナがすごいので見応えあったので、そこはよかったんですが、ちょっと頼みすぎの感じがあり、今回もネリマンが想像以上にすごかったので、またも助っ人頼みのパターンか?と心配してたんですが、日本人メンバーの頑張りが形になっていたので、期待して見ていました。
 
 
そこに、高橋が対NEC戦で痛ましい負傷退場。その後なかなかチームのバランスが回復できなくて、負けが込んできました。これはもう、チーム自体、もともとかなり微妙なバランスの上に成り立っていた、ってことなんでしょうかね。
 
村永奈央のこと、私かなり期待して見てたんですけど、いつも一緒に両ウィングを固めていた高橋がいなくなって、気落ちしちゃったんですかね……ずいぶん元気がなくなって、プレッシャーもあったんだろうし。
 
マックブックに入ってるNumbersという表のソフトで、普段バレーの数字をいじったりしないんですが、ちょっとあんまり村永が気になって作ってみたんですね。慣れないので使いこなせていない。。。スクショを貼ります。
 
↑これがワークシートってんですかね。グラフを作ってアタックの状況を見てみると、次のようです。
 
11/18にひと山できていますが、これは東レとフルセットやったので、それで手かずが増えたってことじゃないですかね。翌日19日は日立とフルセットやってますが、村永は途中で交替したので、数は減ってます。
村永はもともとそんなにバンバン打ち込む感じのストライカーじゃないんで、顕著な変動はないと見ましたけど。ネリマンなんか毎試合40〜50打数以上は打ってるわけなんで、こんな感じで毎試合過ごしていて、もともと主砲頼みのチーム構成なのが影響してるのかもしれない。。
はっきりしてるのは、高橋離脱の11/5以降の緑色の線。「アタック得点」が、落ち込んでいるということですね。
 
 
次に、狙われていると言われる村永のサーブレシーブをみると、
こんな感じで、高橋沙織離脱前後でとくに大きく数字が動いてはいない印象ですかね。。
サーブレシーブ成功率はここに載せてませんが、試合ごとのチーム平均よりも少し下回ってるか、同等ぐらいのようで、感じとしては、もうちょっとうまくなってほしい、というとこです。11/25時点の個人成績によると、サーブレシーブ成功率は47.1%で、5割をきっている。チームとしての今季11/25までの成功率は48.8%となっていますので、チーム平均を下回っている。
 
確か、鳥居千穂解説員も「村永のレシーブ、もうちょっとなんとかなりませんかねぇ〜」と苦言を呈してましたものね。
 
村永は、たぶん、たぶんですが、気持ちの面で、高橋沙織欠場の気持ちのダメージが大きく、そこが動きにも影響を与え、体力も消耗してきた。そのため、サーブレシーブを受ける回数自体はそこまで増えなかったが、得点力は大きく落ち込んだ。という感じではなかろうか。。。
 
ただ、ほんとに短い期間の出来事なので、あんまり数字とかデータとか折れ線グラフ的なのは、関係ないかな、というのが私の結論ですはい笑
 
 
高橋沙織負傷のあと、代わりに入ってきた中屋は、最初のうちはほぼ使い物にならない状態(失礼)でしたが、何度か場数を踏む中で決まり初めています。出場を重ねることで強くなると思います。
 
竹田もガンバって出てますが、フルセットとかだともうスタミナがヘロヘロな感じで、もっと焼肉屋に行ってたくさん食べてパワーアップ!が課題。笑
 
ネリマンは、チームと合流して最初のうちはチーム全体が上がっていくムードの中で、いい感じでプレイできたと見てますが、だんだん自分ばっかり点を取っててもっと他のみんなも盛り上がって行こうよ!みたいな感じにはなってると思うんですね。まあプロの助っ人で来てるので、彼女の場合決めてなんぼのところはあると思いますが、類稀なる身体能力で大活躍してますが、
 
日本の選手たちってあんまり表に出さないので、そこはネリマンは闘志むき出しでファイトするので、去年のポリーナもギャップ感じてたと思いますが、なんかちょっとそこのバランス悪いとこが去年と似て来たのでヤバイです。。
 
グローバルスタンダードで行くと、ネリマンから見てプレーの基準に達しているのは荒木絵里香ぐらい、というのはあると思います。他のみんな、もっと元気出して動いて行こうよ!というのはあると思う。
 
あと、今日、ダゾーン横山解説員が話していたのが、セッターの比金のトス上げの癖が見抜かれてるという話で、これはリーグ戦あるあるなんでしょうけれど、後半、ネリマンのバックアタックがあそこまでクリスに止められたりすると、クインシーズとしてはちょっと厳しいかも。
ただ、ベンチに平松や小田桃香が入って来たので、これから期待は高まりますね。次行こう。