いつもありがとうございます。東洋医学総合整体師の早出正人です。
アーユルヴェーダは今から5000年以上前のインドで発展した万物を科学したものです。
アーユルヴェーダは単に健康法やマッサージのことを言っているものではありません。
過去から営々と受け継がれた、人が生きていくうえで必要な智慧(ちえ)なのです。
ドーシャ理論
アーユルヴェーダで一番重要なものがドーシャ理論です。すべてのものは3つのエネルギーのバランスで成り立っていると考えます。
・ピッタ(火をイメージするようなエネルギー)
・カパ(水をイメージするようなエネルギー)
・ヴァータ(風をイメージするようなエネルギー)
物や人、場所だけでなく心や感情、言葉にもこのエネルギーバランスは存在します。
人の場合、3つのエネルギーが協調的に働くとき健康といえます。
生きて、活動している以上は一定のバランスではありません。変化することはOKです。変化はしても3つのエネルギーが協調的にサポートして破綻しないようになっています。
アトピーのエネルギー特徴
一般的にはカパが乱れ過剰になっている病気といわれています。
カパとは水をイメージするような特徴なので、重く、冷たく、湿っていて、動きはゆっくりとしています。
カパは構造のエネルギーとも言われ、良好なときはガッチリとした体を作りますが、乱れたり過剰になると、力が内側に働きすぎてしまいます。
そのため、体は停滞し、重く、動きが鈍くなっていきます。
心の働きとしても内側にエネルギーが向くので、行動ができなくなり、うつ傾向におちいります。
慢性のアトピーは難治性
アトピーの炎症はピッタ性の炎症です。またイライラしたり、怒りっぽくなるのもピッタの性質が強調されています。
カパが乱れ、ピッタも乱れているのが慢性のアトピーの特徴です。
考えてみてください。
濡れた服は火のそばで乾かすことができます。
火は水で消すことができます。
濡れた服が燃えていたらどうしますか?
実際アトピーは冷えや血流障害が起こっていますので、まさにカパの特徴が出ていると言えます。しかし、それを改善するために温めたり、運動したりすると炎症が悪化します。
ピッタとカパが同時に乱れるととてもやっかいなものになるのです。
さらにその原因となったものはストレスなどのヴァータの乱れなのです。
アトピーとは3つのドーシャすべてが乱れた極めて難治性の疾患と言われています。
とても時間がかかります
この3つのドーシャの乱れを整えて協調的に働くようにしていく方法と理論を提唱しているのが私の「アトピー改善プログラム」です。
それにしても時間はかかります。
例えば、温泉療法だと一つのエネルギーにしか着目していません。
温泉療法にこだわり治そうと頑張って、なかなか結果が出ない人に対しては、まあ、そうだろうなと私は思います。
何か特別な一つの方法で治そう!としても上手くいかないようです。
たくさん学んで、経験して、分析して、根気よく、続けていくことが大事です。
アトピー改善プログラムについてはまたご説明いたします。
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タイトル 『アトピー改善とアーユルヴェーダ』
このブログのタイトルと同じにしたかったのですが、文字制限があったためできませんでした。
たくさんの方に読んでいただきとても嬉しいです。これからも有益な情報発信ができるように学んでいきたいと思います。
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