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そして今日も、
新シリーズ、
『スサノオと最高の本を作る旅☆』。
2話目:本の出し方
KADOKAWAの編集者さんとの、
『絶対に何か一緒に、
本を作りましょう！』と、
盛り上がった、
打ち合わせを終えた後のこと…。
ス「ええ感じやないか」
あ「ですね☆
スサノオさんのおかげです」
ス「昔から言うねん。
『チャンスの神は、
前髪しかない』ってな。
まぁお前の場合は、
前髪もない、けどな！！」
あ「やかましい（笑）
いや、でも本当に、
スサノオさんの言っていた通りに、
なりました。
今更ですけど、
やっぱり驚きます」
…少し、時を戻そう。
スサノオさんが僕に、
こう言っていた。
ス「おい。
お前まさか、
何も無しで、
行くつもりちゃうやろな」
あ「何も無しで、って？
手土産とか？」
ス「ちゃうわ。
お前初めての人と、
打ち合わせすんのに、
何も仕事の資料を持っていけへんのか？
って」
あ「はぁ…」
ス「ホンマ理解力の悪いハゲ頭やのぉ。
ええか？
チャンスをつかむ人間ってのは、
いつ何時も、
鷹のようにチャンスを伺ってんねん。
ならお前が会う人が、
本を作ってくれる人なら、
何を持っていくべきや？」
あ「本の企画書？」
ス「そうや！
そういうのが１つあるかないかで、
話の進み具合が大違いなんや。
ただボーっと意味もなく会うだけ会って、
『何か一緒にやれたらいいですねー』とか、
そんな時間の無駄があるか」
あ「なるほど。
確かにそうですね」
…そうして僕が、
急ぎ作った本の企画書が、
こちら。
この企画書を持って、
編集のOさん（女性）と、
初めてお会いした所、
スサノオさんの言葉通り、
その企画書をきっかけに、
話が盛り上がり、
あ「こうすればもっと面白くなるんじゃないですかね？」
Oさん「いいですね！こんなアイディアはどうでしょう！」
など、
打ち合わせがただの挨拶で終わらず、
本当の打ち合わせとなり、
気付けば、
当初提出した企画とは、
全然違う形になりながらも、
『絶対に一緒に本を作りましょう！』、
という流れで、
その日を終えることとなった。
スサノオさん」
ス「んー（鼻ホジホジ）
まぁ、何て言うの？
いつの時も、
『準備が出来ている人間に、
神は微笑む』って言うやん？
例えばこういう企画書を作って、
形になるかどうかわからんのに、
持っていくっていうのは、
ある意味、
『自分には、
それを実現するだけの価値がある』、
っていう許可を、
自分に与える行為でもあるねんな。
そうでなければ、
そもそも最初から、
企画書を作ろうともせーへんわけやん」
あ「なるほど。
それが『準備が出来ている人に、
神は微笑む』という言葉の、
意味なのですね」
編集者さんから、
OKが出たからといって、
それで形になるわけではない。
これから編集者さんと、
二人三脚で、
会社での企画会議に通すために、
企画をブラッシュアップしていかなければいけない。
ただそこに至るにも、
そのブラッシュアップするための土台は、
自分で作っておく必要があり、
その熱意と土台を以てこそ、
常に忙しい編集者さんも、
持っていった企画に、
目を通してくださいます。
ス「運ってのは、
常に流れ続けとるもんや。
それは誰にも不公平なく、
平等にな。
たそれを受け取る準備が、
常に自分にあるかないかが、
問われている」
…そうして、
出版のための、
第一段階を終えた僕に、
次は、
企画会議に通すための、
Oさんとの、
二人三脚の日々が始まった。
続きますので、
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