新シリーズ、
『スサノオと最高の本を作る旅☆』
10月8日に、
KADOKAWAの担当の方からメールが来て、
その約2週間後に、
僕らはお会いしていた。
盛り上がりに盛り上がり、
打ち合わせが終わるころには、
『ぜひ一緒に本を出版しましょう!』という、
話にまでなっていた。
そこで、
そもそもの話なのですが、
どうやったら、
本というものは、
出版することが出来るのか?
22歳の時に、
初めての本を出してから、
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13冊。
その経験から、
お伝えをさせて頂くと、
最早、
有名な話ではなりますが、
出版には、
『自費出版』と、
『商業出版』の、
2種類があります。
超簡単に言うと、
自費出版というのは、
製作費を始め、
出版にかかる費用を、
すべて自分で負担することで、
本を作ることであり、
正直に言うと、
お金さえ出せば、
これはほとんど誰でも、
本は出せます。
ただこれも、
一概には言えませんが、
自費出版の場合、
ほとんどの場合、
本屋さんに本が並ぶことは少なく、
並んでも、
『自費出版コーナー』などに並び、
せっかく出した本なのに、
作った本のほとんどが、
自分での買取となることが多いです。
その逆に、
『商業出版』というのは、
本を作る際の製作費もすべて、
出版社さんが出してくれて、
尚且つ、
本屋さんにも本が並び、
初版の印税ももらえて、
それが、
売れれば売れるほど、
本が増刷されて、
印税も増えていくという、
夢のような話であり、
皆さんが思い描く、
『本を出す』という夢はきっと、
このような未来を描いていることと、
思います。
これは決して、
嘘ではありませんし、
その可能性があるのも、
事実ではあります。
ただ、
この『商業出版』というものを、
実現させるハードルこそが、
非常に高いのです。
出版社と言っても、
もちろん会社であり、
本を売る商売です。
ということは、
『売れない本は出せません』。
そしてこの、
『売れる本を出す=出版社さんに、
この人の本は売れる』と、
思って頂くことが、
至難の業なのです。
通常、
商業出版を実現するためには、
本の企画書というものが必要です。
□■□■□
・本のタイトル
(仮でも良い)
・著者名
・著者プロフィール
(なぜあなたがこの本を書く必要があるのか?この人はすごい!本を出す価値があると思わせる専門性や、またブログのアクセス数やSNSのフォロワー数など、目に見える数字も含めて)
・企画概要
(簡潔に大体400字以内で)
・構成
(目次案など。パッと見て、大体その本が何を書いているのか、その流れがわかれば良し)
・ターゲット
(誰にこの本を届けたいのか?)
・なぜこの本が売れるのか?
(市場調査や売れ筋の本の情報も踏まえて)
・類書
(自分の企画する本と似た、売れ筋の本)
□■□■□
大体、
こんなこのような情報を盛り込んだ、
企画書をWordファイルなどで作って、
提出します。
この企画書で、
まず編集者さんに、
『面白い!』と思って頂いて、
そこから編集者さんとの、
二人三脚で、
出版社の企画会議に提出し、
そこで通ったら、
晴れて、
『商業出版!』の運びとなるのです。
『マジ!?そんなことするの!?』と、
思われるかもしれませんが、
有り難いことに今では僕も、
こうして出版社の方から、
お声がけを頂けるようになりましたが、
最初の本の20代前半の頃は、
そんなわけもなく、
実際に自分でこうやって、
企画書を作って、
自分から出版社を調べて、
自分が出したいジャンルの本を、
出版している出版社を調べて、
飛び込みで、
企画書を送ったりしていました。
しかもそれをやっても、
本の企画が通る確率は、
通説では、
『400分の1』と言われています。
それぐらいの狭き門が、
出版なのですが、
しかしこれも、
就職活動などと同じで、
通る人はたくさん通るし、
通らない人は通らない、
という法則があります。
その差は何かと言うと、
上記のように企画書の作り方や、
売り込み方を、
ある程度の法則に、
沿ってやれているか。
また、
ビジネス書の出版社に、
小説を持っていったりなど、
全然畑違いの出版社に持ちかけたりなどせず、
事前にリサーチをかけて、
やれているかどうかなのです。
ちなみにこれは、
よく言われる話ですが、
出版社の編集の方も常に、
良い企画は探していらっしゃいます。
そういった方の集まるパーティに、
顔を出して、
名刺交換をしてもらったり。
また、
『●●出版 企画受付係 御中』という書き方で、
郵送をしても、
一応全部目は通してはくれるそうです。
(※ちなみに僕も初期の頃は、
出版社のホームページを調べて、
この方法で企画書を郵送していました。
採用に至りませんでしたが、
連絡先を書いていたので、
いくつかの出版社さんが、
返事をくれたものです)
長くなりましたので、
今日は一旦ここらへんで、
留めておきましょう☆
今日は、
『本の出し方』についての、
基礎知識を、
皆さまにお伝えさせて頂きました☆
続きますので、
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