２０１７年１０月１８日
荒川祐二最新刊、
『神訳 古事記』発売まで
あと６日。
そんな中…？
ス「う～～～～～～～～！！！！！！
週刊～～～～～！！」
一同「スサノオ～！！！！！！！！！」
ス「え～～この久しぶりの『週刊スサノオ』でございますが、
前回は何を取り上げましたっけ？副編集長？」
あ「えっとですね、
前回は『日本の神々イケメン選手権』ですね（笑）」
ス「あぁ、あの実際のニニギの像が、
とんでもなかったってやつか（笑）
特にビーチクが(笑）」
『ビーチク天孫ニニギ』と呼んでやろう」
『やめろ！！（天から聴こえる天孫の声）』
道「で、今日はどうするんですか？」
あ「えっと実はですね、
今日はこのお方がどうしても！！
と強く仰いまして…」
一同「？」
？「それは～～～～～！！！！！」
…。
……。
………。
…………。
一同「…何なん？」
因幡「（ちょっ…！テンションひくっ！！）
『何なん？』ってなんでやんすか！！
僕、僕、僕！！だってたまには主役が良いでやんす！！
ミッチ―も塩ジイも主役の話があるのに、
僕だけほとんどないでやんす！！」
ス「まぁそれはええねんけど、
何すんの？」
因幡「う～～～～～～！！！！！！
『どっちがマスコット選手権』でやんす～～！！」
因幡「（あ、あれ？『イエイエ、ドンドン、パフパフ』は…？）
な、なんでやんすかその無反応は！！
冷たいでやんす！！
『愛の反対は無反応』って、
お母さんテレサも言ってたでやんす！！」
あ「それは『愛の反対は無関心や』。
それに『マザー・テレサ』や。
誰がお母さんテレサや。
変な間違え方をするな」
道＆塩「（笑）」
ス「まぁええやん。
ちょっと話ぐらい聞いたろ」
因幡「だからそのままでやんす！！
僕と小春のどっちが、
このスサノオシリーズのマスコットかを、
決めようじゃないかって話でやんす！！」
このスサノオシリーズのマスコットって…」
…。
……。
………。
…………。
一同「小春やで」
そんなことぉぉぉ！！そんなことないでやんすぅぅぅぅぅう！！
うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ！！」
ス「やかましい！！
身の程を知れ！！
お前自分の見た目一回見てみぃや！！
お前キャラが良いだけで、
改めて見たら、
こんなん…」
ス「ただのキモいウサギやで」
僕はいつだってそうでやんすー！！
サメに皮を剥がされたり、
オオクニヌシさんのお兄さんたちにいじめられたり！！
僕はいつもそんな役回りばかりでやんす～！！！！」
あ「…な、なるほど。
確かにそのいじられキャラとしての、
辛い気持ちはよくわかるよ。
誰にだって絶対にそんな時期はあるから…。
でも小春と張り合うのはちょっと…」
…。
……。
………。
…………。
※右下に注目。
ス「さっきから『うぼぁ、うぼぁ』やかましい！！
そういうところがあかんねん！！
ぎゃあぎゃあ騒いでるお前に対して、
小春を見ろ！！」
ス「どうや、これがマスコットってやつや。
穢れにまみれたお前の心を反省して、
大人しく緑のブドウでも食っとけ」
あ「それは『マスカット』や。
まぁでもせっかくだから、
小春と勝負はしなくて良いけど、
『因幡のことが好き～！！』
って人のお声ぐらいは聞いてもいいんじゃないですか？
このコメント欄でも、
最近はLINE@でも皆さんから比較的声をお聞きしやすいし」
道「そうですね。
でも最近このブログを読み始めた方は、
そもそも因幡のこと、
何者か知らないかもですよ」
塩「『なんや？このキモいウサギは？』みたいな感じでの」
あ「（塩ジイ、言い過ぎ…笑）
じゃあ僕から改めて因幡のことを説明すると、
彼は古事記に登場する有名な物語、
『因幡の白兎』に出てくるウサギで、
海に浮かぶ隠岐島から、
本州に上陸したくて、
そのためにサメを騙そうと思ったら、
見事に嘘がばれて、
全身の皮を剥がされて、
のたうちまわっていたというグロテスクなウサギ。
そこを心優しいオオクニヌシさんに、
助けてもらったというね…」
※イメージイラスト by AYUMI
改めて皆さんに自己紹介せぃ、『ざんす』」
因幡「『ざんす』じゃない！！
『やんす』！！
『やんす因幡』でやんす！！」
あ「『ガッツ石松』みたいに言うな（笑）
はい、じゃあ自己紹介をどうぞ」
因幡「はい！！
僕、僕、僕！！の名は『因幡の白兎』！！
別名『白兎神（はくとしん）』！！
古事記の物語の中では、
この僕、僕、僕！！が！！
あの！あの！！あの！！！！
オオクニヌシさんに予言を授けたことによって、
オオクニヌシさんは絶世の美女である、
ヤガミ姫と結婚できたでやんす！！」
一同「（そうや…こいつそう言えば、
白兎神って名前やったな…）」
因幡「そう！！
言うならばそれはすべて
僕、僕、僕！！のおかげ！！
そこから僕は、
『縁結び』と『予言』の神として、
『白兎神（はくとしん）』と呼ばれたでやんす！！
僕、僕、僕！！がいる場所は、
鳥取県でやんす！！
鳥取県の白兎神社に来てくれれば、
僕、僕、僕！！が待ってるでやんす！！」
選挙中の政治家か、お前は）」
因幡「ちなみに僕、僕、僕！！には、
自分自身の皮膚病の治癒の経験から、
『皮膚病平癒』のご利益があるでやんす！
それにオオクニヌシさんと、
その時はまだ釣り合うはずも無かった絶世の美女、
ヤガミ姫の縁を結んだことからも、
かなわぬ恋をかなえ、
特定の人との親交をより深める、
という『縁結び』のご利益があるでやんす！！」
あ「…こうして聞いたらすごい神なのに…」
ス「見方によってこうも変わる（笑）
これが日本の神（笑）」
道「黙ってりゃすごい神なのにね」
塩「まぁワシらも因幡のこと言えんけどの（笑）」
あ「じゃあ因幡、
久しぶりにこの夏みたいに、
僕の未来を予言してよ！
このブログの読者さんは、
女性が多いから、
女子は占いとかみんな好きじゃん！！
ここで『バシッ！！』と決めれば、
一気にファンも増えるかも…！！」
因幡「わ、わかったでやんす！！
人気急上昇のチャンスでやんす！！
では、僕の目を見てほしいでやんす！！」
…すると、
この夏の旅で初めて、
因幡に予言された時と同じく、
因幡の目を見ていると、
その瞳に吸い込まれそうな錯覚が起きていく…。
因幡「…降りてきたでやんす…。
荒川さん…」
あ「（ゴクリ…）」
因幡「もう３１歳なんだから胃のことを考えて、
揚げ物は控えめにした方が良いでやんす…」
あ「…だから、そういう生活のアドバイスは、いらねぇっつってんだろ！！
ちゃんと予言をしろ！！予言を！！！！」
因幡「ひ、ひぃぃぃぃぃぃ！！！！」
ス「ま！！まぁまぁ！！
因幡なりに精一杯頑張ってるんやから、
もうええがな！！
俺はこんな因幡が大好きやで！！」
あ「いや、そりゃ僕も大好きですけど。
良いところもいっぱいあるし」
因幡「…じゃあ逆に聞くでやんすけど、
僕の良いところって何でやんすか…？」
あ「…そ、そんなのいっぱいあるじゃないか！！
ね、ねぇ！スサノオさん！？」
ス「そ、そうやな！！
い、いっぱいあるで！！いっぱい！！
なぁ！道真！！」
道「そ、そ、そうですね！！
もうそれは！それは！それはいっぱい！！
伝説の三貴神並みにいっぱい！！
ね、ねぇ、塩ジイ！？」
塩「そ、そそそそ、そうじゃの！！
あ、あるぞよ！！それは、それはいっぱいじゃぞ！！
のぉ！？小春！？」
小春「あ、ある…ある…！？
ある…？影狼…？」
…。
……。
………。
…………。
一同「（笑）」
あ「…まぁでも確かに、今日は僕らも、
因幡に言い過ぎた部分もありますからね」
道「確かに…」
塩「ちょっと反省…」
ス「（鼻ホジー）」
因幡「ほ、本当でやんすか！？
う、嬉しいでやんす！！
で、でも、そ、そう思うならぜひ最後に、
やってほしいことがあるでやんす！！
あ「（もう…神のくせに、
次から次へとわがままばっかり…）
何だい？」
因幡「人や神の縁ばっかり結んでいるから、
自分の縁が結べてないでやんす。
ウサギは寂しくなると死んじゃうでやんす。
だからそうならないために、
僕にピッタリの雌ウサギを用意してほしいでやんす。
性格も良くて、
お尻が丸々していて、
愛嬌のある雌ウサギを集めに集めて、
ハーレムを作ってほしいでやんす。
こんな感じに♪」
因幡「ビクゥッ！？！？」
…ということで、
今日は『因幡』が大好きな人の為のお話でした☆
因幡は見ての通りの寂しがり屋さんだから、
よかったら何でもいいから、
お言葉かけてあげてね(笑)
喜ぶから(笑)
☆2017年10月18日発売☆
荒川祐二最新刊 【神訳 古事記】第３章☆
～オオクニヌシの国づくり編～では、
『因幡の白兎』のお話も、もちろん語られます☆
※今回の本のイラストは、僕の旧知の間柄のたっぺんさんにご担当頂きました。いつものスサノオシリーズの絵を担当してくれているAYUMIさんの絵は、次作の本『スサノオと日本の神を巡る旅』でご登場頂きます。
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