Teamスサノオで~すキラキラ

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

『スサノオと瀬織津姫を巡る旅』。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

前回の物語の中で、


※前回のお話はこちら☆

 

瀧神社に『瀬織津姫』が祀られているといった話もあり、

 

 

今日僕らは『滝に行こう』ということで、

 

静岡県にある『白糸の滝』にやってきていた。

あ「う~ん!絶景、絶景!!

 

 

それにしても、すごいパワー!!

 

さすがすべての生命の根源!!」

 

 

 


 

そんなことを言っていると、


 

この場のエネルギーを受けて、

 

小春も『スーパー小春』へと変身。

 

 





龍神らしく、


縦横無尽にその場を飛び回っていた。

ス「小春も喜んでるし、

 

当然ここ(白糸の滝)は素晴らしい場所やけど、

 

 

それにしても、

 

なんでまたここを選んだ?

 

 




 

 

あ「当然ここに、

 

瀬織津姫がいるわけではないと思うんですが、

 

 

やっぱり『滝の女神』の側面を持たれている以上、

 

圧倒的な滝の景色を一度見ておいた方が良いかと思って。

 

 

東京からでも、

 

何とか日帰りで行けるし」

 

 

 






 

ス「そもそもやけど、

 


何で滝には、

 

こんなにエネルギーがあるか分かるか?

 

 

 







 

あ「滝…滝…、滝にエネルギー…。

 

 

前少し調べて分かったのは、

 

滝から水が落ちてくる姿が、

 

まるで天から水が落ちてくるかのようだったから…?

 

 








 

 

ス「まぁ基本的にはそうやな。

 

 

日本人の信仰の始まり及び、

 

古代の人々が見ていた神の姿を知るには、

 

 

一度自分たちも、

 

感覚を古代人の感覚に合わせないといけない

 

 

 






 

あ「感覚を古代人の感覚に合わせる…?」

 

 

 





 

ス「要は、電気も無い、車も無い、コンクリートも無ければ、何も無い。

 

そんな時代に生きていた人間の感覚よ。

 

 

それを目を瞑って、

 

想像してみるだけでいい。

 

ちょっと出来る範囲でやってみ」

あ「……ん……。

 

大丈夫…と…思います」

 

 








 

 

ス「じゃあお前は今大草原を歩いていて、

 

狩りをするために、

 

山に入っていった。

 

 

山と言っても、

 

今の山とは大違い。

 

 

動物や鳥の鳴き声があちらこちらから響く中、

 

 

この現代で『ご神木』に数えられるような、


巨木が立ち並び、

 

肩の高さぐらいはありそうな雑草を、

 

 

掻き分け、

 

掻き分け、

 

道なき道を歩いていく」

※イメージ

 

ス「当然古代の人間とはいえ、

 

人間であることに変わりはない。

 

 

動き続けていれば、体力も減り、

 

喉も乾いてくる。

 

 

『さすがに疲れたな…』

 

 

そう思った時だった」

ス「目の前に突如として視界が開け、

 

 

そこに圧倒的な姿を誇る、

 

滝が現れた」


ス「この時、どんな気持ちになる?」














あ「うぁ…、これは神さまいるわ…。

 

ありがとう…」

 

 

 












 

ス「そう、その大自然の神秘に神の采配を感じ、

 

 

そこに自然と感謝し、

 

頭を下げる。

 

 

それが後の時代となって、

 

こういった場所に

 

神籬(ひもろぎ)を建てたり、

 

社を建てたりした。

 

 

これが今の神社の始まりの、始まりの話。

 

 

って言ってもまぁ、

 

このブログをずっと見てくれている人からしたら、

 

復習みたいな話やけどな」

 

 







 

 

あ「いやいや、やっぱり定期的に聞いておかないと、

 

ついつい僕も忘れてしまうので。

 

 

それが『神の正体は感謝だった』っていう言葉に繋がるわけですし、

 


 

スサノオさんがいつも言う、

 

『感謝ありき』とは、

 

そういうことですもんね

 

 

 







 

ス「まぁせやな。

 

だから人に、自然に、


すべてに感謝をして生きるということが、

 

 

日本人の原点であり、

 

めちゃくちゃ簡単に言うなら、

 

 

感謝をするということが、

 

『神とともに歩む』」ということでもある

 

 

 





 

あ「そう考えたら、

 

 

神さまとともに生きるというのも、

 

すごくシンプルなことなんですけどね」

 

 

 








 

ス「シンプルならやれよ、って話よ(笑)」

 










 

 

 

あ「そ、そうですよね…(笑)」

 

 





 

 

ス「さらにこの滝と水の信仰について、


もっと言うなら、

 


その綺麗な水に生息しながら、

 

地上にも姿を現し、

 

 

忽然とどこに行ったのかわからないように、

 

姿を消していく。

 

 

そんな蛇という生物の生態に神性を感じ、

 

蛇を蛇神として、


『水の神の化身』とした

※この写真は昔家の近所の川で、ヘビを見たときの写真。





あ「なるほど。

 

でも、『水の神』というのは、

 

蛇神だけじゃなくて、

 

龍神もだと思うんですけど、

 

 

その違いは?」

 

 

 





 

ス「まず龍神の起源というのは、

 

決して一つじゃないねんけど。

 

 

蛇神が龍神に進化したというのは、

 

その起源のうちの一つではある。

 

 

蛇を神として祀っていた所に、

 

仏教が中国から伝来してきた。

 

 

その時、

 

同時に絵画として見える形で伝えられた、



『龍神』。

 

 

その蛇神とよく似た姿が同一視され、

 

『水の神としての蛇神と龍神』の、


歴史が始まったというのもある」

あ「なるほどーー。

 

じゃあ蛇神を大切にするということは、

 

龍神を大切にするということに繋がる、と?」

 

 

 





 

ス「まぁそういうことでもあるわな。

 

爬虫類が苦手でなければ(笑)

 

 

 





 

あ「いや、『そのもの』の話じゃなくて(笑)

 


申し訳ないですけど、

 

僕も生の蛇はちょっと…(笑)」

 

 

 






 

ス「(笑)

 

まぁそれは冗談として、

 

そういった古代の信仰をひも解いていくことが、

 

現代の神社の謎を解く鍵になるからな。

 

 

当然瀬織津姫に関しても同様で…」

 

 






 

 

あ「そうなんですか?

 

僕の中では、

 

まだまだ全然先が見えてませんけど」

 

 






 

 

ス「まぁ、ゆっくりでええやないか。

 

 

この場所に来て、

 

滝の力を感じ、

 

同時に水の神性を思う。

 

 

水というのはすべての生命の根源でもあり、

 

さっきの蛇神と龍神の話で言うと、

 

 

蛇神と龍神の前に、


もっと言うなら滝の前に、

 


そもそも『水』というものに対する信仰がある。

 

 

水が無ければ、

 

どんな生物も生きていくことが出来ない。



この地球も、


お前のその人体も、


ほとんどが水で構成されているように。

 


『水』というものに対する信仰はある意味、

 

太陽や月の信仰にも、

 

まったく劣らないほどの、


偉大な感謝の対象やったから。

 

 

そんな圧倒的な『水』の神威を誇っていた神こそが、

 

瀬織津姫やったということ









あ「…確かにこの場に来て、

 


滝の力を感じ、水というそのものに感謝の気持ちを持ったら、

 

古代の人々がその水を司る、

 

瀬織津姫を愛していたという、

 

その気持ちがよく分かりました…。

 

 

でも、


それが故に封印された…」

 

 






 

 

ス「まぁそれはまた、後の話よ。

 

 

とりあえず今は滝と水の力を感じ、

 

なぜ古代の人が瀬織津姫を愛したか、

 

 

その気持ちに触れるだけで、

 

それでいい。

 

 

そして出来ることなら、


普段から『水』という存在そのものへの、

 

感謝の気持ちを忘れることのないようにな。


するとまた、


次の導きがやって来るやろ

 

 

 





 

あ「…はい」

 

 





 

 

そう言うと僕は、

 

改めて『白糸の滝』の全体を眺めてみた。

ここに瀬織津姫が祀られているという伝承はないけれど、

 

それでも確かに伝わる、


 

『水』というものの、

 

すべての生命に関わってくる、


 

圧倒的な神威に、

 

自然と僕は頭を下げていた。

 

 

 

 

その時ほんの少し、

 

古代の人々が瀬織津姫という女神を愛した、

 

その気持ちに触れられたような気がした。

※イラスト from 瑠璃の星☆ミさん








…。
……。
………。
…………。










そんなことを思いながら、

帰っていたら、










帰りの道路に蛇神さんが出ましたとさ口笛
※苦手な人のためにボカしかけときます。笑

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