最後は豪華に、『スサノオと日本の神を巡る旅』オールスターです☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『スサノオと日本の神を巡る旅』。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕らは最後の地である、

 

明け方の『伊勢神宮内宮 宇治橋前』にいた。

 

 

 

 

 

 

 

どうしてもこの場所には、

 

誰もいない時に来たかった。

 

 

 

 

 

 

 

その思いが通じたのか、

 

僕ら以外に境内に人の姿はなく、

 
時折吹く風は、

 

僕らの身体を柔らかく包み込んでくれるようで、

 

 

小さく鳴く鳥や虫の声は、

 

この空間全体が『生きている』ことを、

 

 

改めて感じさせてくれるようだった。

 

 
 

人気のない静まり返った参道を、

 

 

一歩一歩踏みしめるように、

 

歩いていく中で、

 

 

ふとこの旅の思い出が甦る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しかった。

 

本当に楽しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今一番に思うことは、

 

その一言だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神々の元気いっぱい躍動する姿に触れ、

 

時に大きく笑い合い、喜び合い、

 

時に怒鳴りあい、

 

 

 

 

神々の知られざる真実に触れ、

 

ともに心を痛め、

 

ともに涙を流し、

 

 

それぞれの出会いの中で、
 
時に厳しく、

 

時に優しく教えられ、

 

 

僕も成長させてもらうことが出来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その一つひとつが甦り、

 

歩みを進める度に、

 

 

僕は溢れる涙を止めることが出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『この旅に出て良かった』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

素直に、まっすぐな気持ちで、そう思えた。

 

 

 

 

 

 

 

そして僕らはゆっくりと、

 

歩みを進め、


いよいよ最高神 天照大神の待つ、

 

正宮(本殿)に向かう、

 

最後の階段の前に来た。

神威が輝く

この先が、この旅の最後の地。

 

そして『最高神アマテラス』が待っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「………」

 

 

 

 

ス「…行こか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして僕らは、

 

階段を一歩ずつ、一歩ずつ、

 

上がっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、

 

鳥居を潜り、


最高神アマテラスの鎮座する、

 


正宮に向かって、

 

参拝をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※伊勢神宮 正宮は写真撮影厳禁の為、こちらからお借りしたイメージ画像でお届けさせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

一瞬にして、

 

周りの景色が見えないほどの光に覆われる

 

感覚に襲われ、

 

 

まるで映画でも見ているように、

 

周囲の景色がゆがみ、

 

 

僕自身の身体すらもゆがみ始めた。

 

 

 

 

 

 

自分が自分であって、

 

自分でない感覚。

 

 

 

 

 

 

スサノオさんや小春、影狼の身体すらもゆがんでいき、

 

 

やがてすべてが混ざり合って、

 

『一つ』になる感覚。

 

 

 

 

 

かつてどこかで聞いたことがある、

 

 

神、人間、動物や植物、

 

空気や目に見えないものすべてまで、

 

 

この地球の生きとし生けるもの、

 

すべての魂が繋がっていて、

 

 

 

 

 

自分がすべてで、すべてが自分。

 

 

 

 

 

 

その感覚を肌で明確に感じた、

 

 

 

 

 

 

 

まさに、その瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最高神 天照大神が僕らの前に姿を現した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アマテラス「よく…ここまで来られましたね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…言葉にできない『愛』とは、

 

このことだろうか。

 

 

 

アマテラスの発する言葉、

 

その慈愛に満ちた表情、

 

 

その姿から射す光。

 

 

 

そのすべてを感じているだけで、

 

 

まるで母親に抱かれて、

 

眠りにつく赤ん坊のような、

 

 

無限の安心感が僕の魂を包み込み、

 

 

僕は自然と、

 

 

偉大なる最高神の姿を、

 

まっすぐ見つめることが出来ず、

 

 

ただ頭を下げることしか出来なかった

 

 

自然にその目から、

 

涙が溢れてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「…姉ちゃん…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕と同じように、

 

まるで母親に甘える末っ子のような、

 

表情を見せるスサノオさん。

 

 

 

今まで見たこともない表情をする中で、

 

スサノオさんもまた涙を流していた。

 

 

 

 

これが遥か神の時代から、

 

この国を守り続けてきた、

 

最高神というものだろうか。

 

 

 

 

桁違いの神威に、

 

 

 

僕もただただ、

 

溢れ続ける涙を止めることが出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アマテラス「スサノオ…良い方を見つけたのですね…。

 

そしてまたこの現代に、素晴らしい使命を見つけました…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ス「姉ちゃん…ありがとう…ありがとう……」

 

 

 

 

 

 

 

…僕も、『ありがとう』という言葉しか出なかった。

 

 

 

 

 

 

感謝という言葉ですらも表されないような、

 

次元を超えた大いなる『何か』に出会った時、

 

 

人は正しくこんな心境に陥るのだろう。

 

 

 

 

 

 

そしてこの感情こそが、

 

 

神とともに生きてきた、

 

遥か古代の人たちが、

 

 

神々に対して持っていた、

 

『畏敬』という名の感情だったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「ありがとう…ございます…」

 

 

 

 

 

 

 

 

気付けば、

 

 

僕は搾りだすように、

 

その言葉を発していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな僕に、

 

最高神アマテラスはゆっくりと微笑みかけ、

 

 

まるで美しい鈴の音のように、

 

魂に直接届く透き通った声で、

 

語りかける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アマテラス「この旅の一部始終…すべて見ていましたよ…。

 

よく…頑張りましたね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

あ「うっ…うぅっ…」

 

 

 

 

 

 

 

言葉を発しようにも、

 

言葉が出ない…。

 

 

 

 

 

 

 

そんな僕に、

 

アマテラスが言う。

 

 

 

 

 

 

アマテラス「語らずとも、あなたの心の内はわかります…。

 

悩み、迷いながらもこれまでの過去を歩んでこられたこと、

 

 

そしてこれからも、

 

スサノオとともに素晴らしい未来を歩もうとしていること…。

 

 

すべてわかっています…。

 

 

信じて…まっすぐに歩まれてください…。

 

私たち、神々はいつでも見守っています…

 

 

 

 

 

あ「ありがとう…ござい…ます…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてアマテラスは、

 

 

僕とスサノオさん、

 

両方に語りかけるように、

 

 

優しく、温かく、

 

そしてゆっくりと言葉を発する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アマテラス「永い、永い、命の繋がりの中で、

 

私たち神々は人とともに、

 

この世界を生きてきました…。

 

 

人を無くして、神は無し…。

 

 

私たち神々は、

 

遥か古代より…、

 

 

常にあなたがた…、

 

人間とともにあったのです」

 

 

 

 

あ「………」

 

 

 

 

アマテラス「文明も発達しない時代の中も…、

 

 

戦乱の時代も…、

 

悲しき時代も…、

 

怒りの時代も…、

 

発展の時代も…、

 

平和な時代も…、

 

 

その時々の感情をともに分かち合い、

 

支え合い、喜び合い、涙し、

 

時に出会い、別れ…。

 

 

私たち神と人は、

 

これまでの悠久の時を、

 

ともに生きてきたのです…

 

 

 

 

あ「………」

 

 

 

 

 

アマテラス「だからこそ今…、

 

あなた様とスサノオが、

 

 

まるで旧来の友のように、

 

そしてまた家族のように、


お互いを愛し、敬いながら、


 

ともに歩まれている人と神の関係性…。

 

 

それこそがかつて人と神とが、

 

手を取りあい、

 

ともに歩んでいた、

 


遥か昔の時代の面影…

 

 

 

 

あ「うっ…うっ…」

 

 

 

 

アマテラス「あなた様とスサノオの歩む未来が、

 

これからの時代を作っていくこと。

 

後の時代に道標を作っていくことになること。

 

 

そのことを忘れずに、

 

一歩ずつ、一歩ずつ、大切に歩まれていってください…。

 

 

人も神も…、

 

 

連綿と続く『命の繋がり』を知って、

 

初めて本当の自分だけの使命に、

 

目覚めることが出来ます…。

 

 

自身の存在が、

 

どれだけの過去に生きた、

 

命の礎の上にあるのか…。

 

 

そしてそこには、

 

先人たちのどれだけの数えきれない苦労と思いやりと、

 

 

後の世代に繋いでいくための、

 

全身全霊で生きた『愛』があったのか…。

 

 

その積み重ねの先に、

 

なぜ今ここに自分の命が存在し、

 

 

そして、この命をどう未来に繋いでいくのか…。

 

 

そのことを考えた時に、

 

初めて自分だけの『天命』に気付くことが出来ます…

 

 

 

 

あ「ありがとう…ござ…います…」

 

 

 

 

アマテラス「自身が一生懸命に生きるほど…、

 

 

その先に生きてくれた先人たち…、

 

そしてこの世界を見守り続けてくれた神々の、

 

 

愛に気付くことが出来ます…。

 

 

そうして次は、

 

 

あなた様がより大きな愛の存在となって、

 

後の世代のために、

 

その命を輝かせてください…。

 

 

そうしてともに歩んで参りましょう。

 

 

私たち神々は…、

 

いつだってあなたがた…、

 

人とともにある…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…アマテラスがそう言うと、

 

その場が、

 

 

何も見えなくなるほど、

 

真っ白に光り輝き、

 

 

再び自分と周りの、

 

 

すべての魂の境界線が、

 

無くなったような感覚に陥った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アマテラス「生きとし生けるもの、

 

そのすべての命と魂は繋がっています…。

 

 

あなたが私であるように、

 

私があなた…。

 

 

人が神であるように、

 

神が人…。

 

 

人と人、

 

人と神、

 

人と生きとし生けるもの…、

 

 

そのすべての境界線を取り払い、

 

 

目の前の人が自分であるように、

 

人を愛し、

 

 

信じている神が自分であるように、

 

日々の振る舞いを律し、

 

 

自然や動物が自分であるように、

 

大切に慈しみ、

 

日々を歩まれてください…。

 

 

そして私も含め、

 

神と人、生きとし生けるものすべてが手を取りあい…、

 

 

ともに歩んでいける素晴らしい未来を…、

 

これからもともに…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…最高神のその言葉が、

 

 

僕の魂に深く、

 

それでも優しく、温かく刻み込まれた。

 

 

 

 

 

同時に射してきた、

 

強い陽の光とともに、

 

 

 

 

 

僕らは感覚を取り戻した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一生忘れることのない最高神の言葉と、

 

 

確かな未来への希望と実感とともに、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…僕らの旅が終わりを告げた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言葉も無く、

 

歩く帰り道。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再びの宇治橋から見た、

 

五十鈴川には、

 

 

山を越えて、

 

燃え上がるような陽が昇っていた。

 

あ「…終わり…ましたね…」

 

 

 

 

ス「あぁ…もうわかっているやろうけど…」

 

 

 

 

あ「これからが…始まり…ですね」

 

 

 

 

 

 

ス「そうやな、お前と出会えて良かった」

 

 

 

 

 

 

あ「こちらこそ、ですよ。

 

末永く、いや一生…よろしくお願い致します

 

 

 

 

 

 

ス「これから、やることが山積みやからな(笑)」

 

 

 

 

あ「どんな未来も受け入れる覚悟です(笑)」

 

 

 

 

ス「わかった。一生一緒に歩んで行こうな、相棒」

 

 

 

 

あ「えぇ、こちらこそです」

 

 

 

 

 

 

 

 

小春「僕も♪僕も♪」

 

 

影狼「………」

 

 

 

 

 

 

 

あ「小春も影狼も、もちろん☆」

 

 

 

 

 

ス「そして、これを見てくださっている全国の皆さんも一緒に…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ&ス「これからも大きな未来へ、ともに歩んで参りましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊勢神宮の鳥居を出て、

 

振り返ったそこには、

 

 

 

 

 

 

 

最高神アマテラスが、

 

どこまでも優しい微笑みで、

 

僕らを見送ってくれていた。

 

 
 
 
 
 
 

まるで僕らの前途を見守ってくれているかのように。

 

 

そしてこれからの『未来』を、

 

祝福してくれているかのように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最高神はいつまでも、

 

いつまでも笑顔で見送ってくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神と人、

 

生きとし生けるものすべてが、

 

手を携えて、ともに歩める、

 

 

素晴らしい未来を目指して。

 

 

そしてその先には、

 

お互いに大切な人を大切にし合い、

 

 

支え支えられ、

 

 

守り守られ、

 

 

思い思われ、

 

 

愛し愛される。

 

 

そんな、

 

 

優しき『愛の輪』が広がっていく。

 

 

 

 

そんな世界を目指して、 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕らの旅はこれからも続いていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八百万の神々と、

 

そして皆さんとともに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明後日31日の『重大発表』を迎えるにあたり、

 

 

明日30日のブログは、

 

この旅を無事終えることの出来た、

 

 

感謝と御礼を伝えに、

 

『素戔雄神社』に行く話をお届けします☆

 

 

※神さまのイラストはアマテラスさんを始め、AYUMIさんに書いて頂きました☆


本当に素晴らしい絵を長きに渡り、


ずっと、ずっと、ありがとうございました☆


※スサノオシリーズ、次の話はこちら☆


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