荒川祐二で~す
スサノオで~す
小春&影狼「……」
『日本の神々を巡る旅』
初日。
目指すは東京大神宮。
ス「『目指すは』…ってお前、
東京大神宮なんか30分圏内やろ(笑)
偉そうに言うな(笑)」
あ「まぁ、そうなんですけど(笑)
改めて、
ここ(東京大神宮)のご祭神、
『造化三神(ぞうかのさんしん)』とは?」
ス「天地が開かれた時に、
最初に現れた三柱の神々。
アメノミナカヌシ、
タカミムスヒ、
カミムスヒ。
要はイザナギやイザナミ、
俺やアマテラスたちよりもっと前、
この世界の始まりの象徴である、
偉大なる三柱の神々のこと」
あ「なるほど。
っということで~~~、
その『造化三神』を祀っている、
『東京大神宮』に到着~~♪」
JR『飯田橋駅西口』から
徒歩約3分。
(近い!)
僕らは造化三神が待つ、
『東京大神宮』に到着した。
あ「…ていうか、
あれですね…(笑)」
ス「なんや?」
あ「女の子ばっかり(笑)」
境内に入ると、
中は女性、女性、女性…でごった返していた。
そんな中、
龍神と狼を連れた、
謎のおっさん2人(一人と一神)。
異様。
ス「最近は東京大神宮も、
すっかり『縁結びのパワースポット』になってもうたからな。
決して、悪いことではないんやけども」
あ「ていうか、
『造化三神』という偉大なる神さまが、
なんで『縁結び』なんですか?」
ス「まぁ普通は疑問に思うよな(笑)
お前『産霊(ムスヒ)』っていう言葉は、
知ってるやろ?
北欧の妖精ちゃうで」
あ「それは『ムーミン』や。
って、このやり取り一回やったぞ。
「産霊(ムスヒ)」。
『新しい命を産みだすこと』ね」
ス「そうそう。
じゃあ、
ここのご祭神『造化三神』とは?」
あ「アメノミナカヌシ…、
タカミムスヒ…、
カミムスヒ…。
あ…」
ス「そう。
『造化三神』のうちの二神の名前には、
『ムスヒ』という言葉が含まれてるねん。
それほど日本の神々にとって、
『ムスヒ=新しい命を産みだすこと』は、
崇高なこととされている」
あ「それはすごいけども、
僕が聞きたいのは、そこじゃねぇずら。
『ムスヒ』と『縁結び』、
どう関係してるんですか?」
ス「『新しい命』はどうやって産まれる?」
…。
……。
………。
…………。
あ「まさかそういう系の話…?」
ス「やだわ…あなた…。
まだまっ昼間よ…ポッ…(照)
そんなわたしは、『禁断の愛に溺れるスサ子』…。
そんなあなたは、『ユウジタケルノミコト』…」
…。
……。
………。
…………。
あ「ドアホッ!!」
ス「(ビクッ!!)」
あ「まだ昨日のラブコメを引きずっとるか!」
ス「ウソデス。オフザケガスギマシタ」
あ「分かったから、
はよ説明してくださいな(笑)」
ス「『新しい命を産み出すこと=ムスヒ』及び、
命に限らず『新しいもの』というのは、
『縁』によって産まれんねん」
あ「Why?」
ス「ちょっとは、その無い頭を使って考えろ(笑)
人と人とが出会うことも、『縁』。
人から有益な情報をもたらされることも、『縁』。
人と力を合わせて同じ目標に向かうことも、『縁』。
この世の中、
すべての物事の始まりは、
結局すべて『縁』で成り立ってんねん。
だから俺たち神々は、
いつも口うるさく、
『縁を大切にしなさいよ』って言うねん」
あ「なるほど。
要は『新しい命や新しい物事が産みだされる(ムスヒ)、
その前段階が縁やで』ということですか」
ス「そういうこと。
『ムスヒ(新しいものを産み出す)=縁』であるということ。
だから偉大なる『造化三神』が、
『縁結びの神さま』になるということよ」
あ「なるほど~~~」
そんなこんなを話しながら、
本殿にて、
この旅の無事と成功を祈り、参拝。
参拝を終えてから、
僕らは境内の中にある伊勢名物『赤福』を食べながら、
話していた。
(小春もね。影狼は食べないみたい)
あ「ふぅ…。
もう一個疑問あります」
ス「何や?」
あ「造化三神のうち、
タカミ『ムスヒ』、
カミ『ムスヒ』は分かりました。
じゃあ一番、
大ボスの『アメノミナカヌシノカミ』ってなんですか?」
ス「アメノミナカヌシ…かぁ…」
あ「ていうか、
今日はいつもみたいに神さまと会わないんですか?」
ス「いや実はな、
『造化三神』を始めとした、
別天つ神(天上界の神々『天つ神』よりも、さらに上の神々の総称)に限っては、
俺でも姿カタチは見えへんねん。
唯一魂となり、
天に還る時にだけ、
会える存在とも言われている」
あ「マジ?
それはなぜ?」
ス「お前も古事記を知ってたら、
アメノミナカヌシ、造化三神たちが現れてから、
どうなったか知ってるやろ?」
あ「現れて、
すぐに何もせずに姿を消した」
ス「うん(笑)
まぁ言い方は悪いけど、そうやな(笑)
あれは何を表しているかというと…」
あ「?」
ス「その正体は『宇宙』じゃないかという話やねん」
あ「宇宙ぅぅ~~~~?」
ス「まぁ『宇宙』というものを、
今の君らなりにもう少し角度を変えて言うと、
『サムシンググレート』てやつ?
プロレスラーちゃうで」
あ「それは『ザ・グレートサスケ』や。
宇宙の最高神がプロレスラーやったら、
ワシらは何を信じて生きていけばええねん」
ス「(笑)
『サムシンググレート』。
まぁ色んな言い方や考え方はあるけど、
直訳すると『偉大なる何か』。
この大いなる宇宙の営みの中で、
そのすべてをコントロールし、
人智を越えた力を、
発揮するものの総称やわな」
あ「それが『アメノミナカヌシ』の正体だと」
ス「まぁ恐らくな。
神である俺も見たことが無いから、
さすがに分からん。
でも、
改めての話になるけど、
君らが生きていく中で、
例え小さくても、
大いなる神の采配を感じる事があると思う。
あの日、
あの時、
あの人に出会えた瞬間。
救われた瞬間。
乗り越えることが出来た瞬間。
人の手では絶対に有り得ない、
何かのタイミングが重なり合った、
その瞬間。
それらの『縁』はすべて、
アメノミナカヌシの采配があり、
タカミムスヒ、カミムスヒが産み出す『縁=ムスヒ』を、
俺たち神々が様々な形で繋ぎ、
新しい出来事や未来が拓かれていく。
だからいつも言っている、
『神々の助けは、
直接願いを叶えることじゃなく、
その願いにつながるための『縁』なんやで』、
とはそういうこと。
そんな風に、
偉大なる『造化三神』ですら、
君たち一人一人の人生を、
大切に見守ってくれている。
だから、
神に与えられたプレゼントである、
目の前の『縁』を大切にせなあかんねん」
あ「なるほど…。
そう言われると、
1つ1つの出会いが…貴重に思えてきますね…」
改めて、
本殿を見た。
人でごった返す東京大神宮だったが、
そんな1人1人の表情さえ、
温かく見守る『造化三神』の大きな愛が、
そこにあったような……気がした。
ス「宇宙の最高神ですら、
こんなに優しいねんから。
何の見返りもなく、
裏表も、
損得勘定もなく、
ただ、ただ、
『与えてくれる』存在やねんから。
俺たち神々も、
そして君ら人間も、
気が引き締まるよな。
これから、
こんな風にそれぞれの神々の、
真実の姿を知る旅が始まる。
1つ1つの出会いを大切に、
出来事に感謝して、
良い旅にしような」
あ「はい、ぜひ!」
旅の始まり。
『新しきものが産まれる、
縁結びの聖地 東京大神宮』。
そこには、
最高神たちの限りない、
愛と優しさが詰まっていた。
【予告】
『荒川祐二・スサノオ・小春・影狼の日本の神々を巡る旅』
次に登場する神々は、
『イザナギ』と『イザナミ』。
皆さんの中で、
「イザナギさんにこんなことを聞いてきてほしい」、
「イザナミさんとこんな話をしてほしい」
という内容や質問があれば、
募集致します。
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※尚すべて採用出来るかはわかりませんので、
そこはご理解の上、
ご投稿頂けたらと思います。
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