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※頭を使わず、古事記を読める『アウトロー古事記』1話目から読みたい方はこちら♪
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アメノホヒ派遣、
そして裏切りから、3年の時が経っていた。
オモイカネ「多少の・・・武力行使は致し方ないのかも・・・しれませんね・・・」
アメノオシホミミに続いてアメノホヒまで・・・。
まったく「国譲り」がはかどらないことに、困ったアマテラス。
そのアマテラスの気持ちを推し量って、オモイカネがそう言った。
アマテラス「なぜ?どうして?オオクニヌシは、それほど立派な神だというの?」
オモイカネ「まぁ二神ともまだ若かった。
仕方ないでしょう。
次は武力行使も厭わない覚悟で、
遣わせたら結果も違うでしょう」
次に派遣されたのは、アメノワカヒコ。
高天原の中でも武芸に精通していること、
またその気性の強さで知られていた若き神だった。
何より野心が強い。
ワカヒコ「はっ、わかりました。仰せのままに」
そう言ったワカヒコに、
アマテラスとオモイカネは、
「天の真鹿児弓(あめのまかこゆみ)」
と
「天の羽羽矢(あめのははや)」
という神具を授けて、
地上界に遣わせた。
三度目の正直。
高天原の神々もそれなりの覚悟を決めた。
アメノホヒに続いて、オオクニヌシと顔を合わせるワカヒコ。
ワカヒコ「(なるほど・・・確かに・・・)」
ワカヒコの視界の中には、優しそうな表情の底に、しっかり見える心の柱。
確かに、平和な高天原の神々にはいないタイプの神だった。
ワカヒコ「(しかし・・・、俺はそう簡単にはいかないぞ・・・)」
ワカヒコがそう決意を固め、
オオクニヌシを睨みつけて用件を突き付けようとした、
その時・・・。
ワカヒコ「オオクニヌ・・・」
オオクニヌシ「ワカヒコさん」
突然オオクニヌシが真剣な表情から一転、
花が咲くような笑顔でパッと笑って語りかける。
一体何を…?
※この素敵なイラストは『描いて覚える古事記』さんのブログからお借りしています☆ぜひこちらもご覧ください♪
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※『笑って、泣いて、神話を学ぶ』、日本の国の始まりと神々のルーツを知る史上最古の連載ファンタジー『アウトロー古事記』、第1話目はこちら☆
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