※※※※※
※頭を使わず、古事記を読める『アウトロー古事記』1話目から読みたい方はこちら♪
※※※※※
国作りの役目を終えたスクナヒコナは、
神々の住む「常世の国」に帰っていってしまった。
困り果てたのはオオクニヌシだった。
そんな彼に、再びの強力な助っ人神が現れる。
?「私に任せればいい」
夜の海を照らしながら現れた、
その巨大な神の名は『オオモノヌシ』。
突然の巨神の登場に驚くオオクニヌシに、
オオモノヌシは言う。
オオモノヌシ「ワシは、お前の良い心が具現化された神じゃ」
オオクニヌシは思った。
オオクニヌシ「(その割には偉そうやな…)」
オオモノヌシ「何か言ったか?手伝わんぞ?ん??」
オオクニヌシ「・・・っと、ともかく、力を貸してほしい!
国作りの完成はもう後少しのところまで来ているんだ!!
頼む!!」
オオモノヌシ「条件がある」
オオクニヌシ「(さっきから偉そうだったり、条件だったり、なんやこいつ・・・)」
オオモノヌシ「何か言ったか?」
オオクニヌシ「ナニモイッテマセヌ」
オオモノヌシ「ワシの御霊(みたま)を大和の東の山上に祀れ。
大切に、大切に奉れ。
そうすれば国作りを手伝おう」
オオクニヌシはその言葉通りに、
オオモノヌシの御霊を大切に奉り、
神社を建てた。
オオモノヌシの力は想像以上に強く、
彼の助けによって葦原の中つ国(地上界)はしっかりと根の張って揺るがない国となった。
ここにオオクニヌシは地上界の真実の王となり、
「国作り」という偉業は成し遂げられた。
『第3章オオクニヌシの国作り編』 完
明日からは古事記一番のハイライト!第4章『国譲り』編が始まるよん☆
※この素敵なイラストは『描いて覚える古事記』さんのブログからお借りしています☆ぜひこちらもご覧ください♪
―――――――――――――
―――――――――――――
※『笑って、泣いて、神話を学ぶ』、日本の国の始まりと神々のルーツを知る史上最古の連載ファンタジー『アウトロー古事記』、第1話目はこちら☆
※インスタグラム、twittterでは日々のより細かい日常を発信していますどうぞこちらもフォローしてくださいませ
インスタグラムID⇒arakawayuji0325
twitter ID⇒@arakawayuji
※ゴミ拾いや普段の講演活動について分かる映像はこちら
※講演会や書籍情報、各種お問い合わせについてはこちらからどうぞ