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嫉妬深いスセリ姫の嫌がらせによってヤガミ姫は、

 

オオクニヌシの子を産んだ後に、



悲しみにくれたまま因幡の地へと帰ってしまった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなスセリ姫の嫉妬深い行動に、


怒ったのがオオクニヌシだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オオクニヌシ「俺はただ、


みんなでともに幸せに暮らしたいと思っていただけなんだ!!

 

それを分からないお前は何だ!!


お前のことなど、もう知らん!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最早、現代では到底通じない理屈。

 

 

しかし、この時代は恐らく一夫多妻制である。

 

 

 

 

 

 



スセリ姫の行動こそ責められ、


オオクニヌシの行動こそ認められたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スセリ姫の嫉妬心に呆れ果てた


オオクニヌシの愛情はやがて、

 

皮肉にも他の女神へと移っていってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「英雄、色を好む」という言葉があるが、

 

 

 

王となったオオクニヌシは、


全国各地に美女がいると聞けば、


すぐさま足を運び求婚を繰り返した。

 

 

 

 

 

 

 

 

あのかつての純粋な青年オオナムジは、


どこに行ってしまったのか。

 

 

 

 

 

 



色の世界に染め上がってしまったオオクニヌシ。

 

その後も次から次へと求婚を繰り返し、

 

 

何と出雲国(現在の島根県)の地から、

 

 

 

遠く越国(現在の新潟県糸魚川)にまで、


多数の配下を従えて足を運んだ。

 

 

 




女を求めて、島根から新潟まで徒歩…。


この男…恐るべし……。







 

キラキラ99話はこちらキラキラ

※この素敵なイラストは『描いて覚える古事記』さんのブログからお借りしています☆ぜひこちらもご覧ください♪

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