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※頭を使わず、古事記を読める『アウトロー古事記』1話目から読みたい方はこちら♪
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地上世界で初めての王となったオオクニヌシは、
正妻にスサノオの娘 スセリ姫を迎え、
また同時にスセリ姫よりも先に、
自分を夫に選んでくれたヤガミ姫も神殿に迎えようとしていた。
・・・しかし、
それを許さないものがいた・・・。
スセリ姫だった。
やはり伝説の荒ぶる神 スサノオの娘だけあり、
スセリ姫は気性が強く、また嫉妬心もすごかった。
スセリ姫にとって、オオクニヌシは唯一の夫。
その夫の愛情が他の女神に向かうのだけは、
どうしても許し難かった。
スセリ姫はオオクニヌシのことが大好きで、大好きで仕方がなかった。
やがてその愛情は、
ヤガミ姫への攻撃的な嫉妬心へと変わり、
スセリ姫は、
ともに暮らすヤガミ姫に嫌がらせを繰り返すようになる。
スセリ姫「ちょっと!そこ邪魔!!」
スセリ姫「オオクニヌシは私だけのものなんだから!!
貴方なんかには絶対に渡さない!!」
おしとやかなヤガミ姫は、
そんな嫉妬深いスセリ姫が怖かった。
やがてオオクニヌシの子を産んだ後に、
産まれたばかりのその子を木の股に挟んで、
ヤガミ姫は、
悲しみにくれたまま因幡の地へと帰ってしまった・・・。
そんなスセリ姫の嫉妬深い行動に、
怒ったのがオオクニヌシだった。
※この素敵なイラストは『描いて覚える古事記』さんのブログからお借りしています☆ぜひこちらもご覧ください♪