ある昼下がり。
スサノオ居候から2日目。
やっほ～
荒川祐二で～す
荒川祐二で～す
スサノオで～す。
…。
……。
………。
…………。
……………。
ス「おい、ちょい待てや」
あ「はい？」
ス「お前自分だけ何良い感じの写真あげとんねん？」
あ「はい？」
ス「はい？ちゃうわ！！上見てみぃ！！」
…。
……。
………。
あ「うん…」
ス「で、次や」
…。
……。
………。
ス「お前なめとるやろ？」
あ「そういうつもりはないけど…」
ス「そういうつもりなくてもな、やってええこととあかんことがあんねん」
あ「はぁ…」
そう言うと、
スサノオは僕に近寄って熱っぽく語り出した。
また説教が始まるのか…。
ていうか、いつも顔が近い。
ス「あんな、ワシも男や」
あ「はぁ」
ス「んで、お前も男や」
あ「そうですね」
ス「男の夢ってなんや？」
あ「自己実現？」
ス「ちゃうわ！！だからお前ダサいねん！！そういう堅いところがダサいねん！！ダサっ！くさっ！キモっ！！」
ス「男の永遠の夢言うたらや！！」
ス「モテることやろ！！」
…。
……。
………。
え？(笑)
あ「神なのに？(笑)」
ス「神も人間も関係あるかぃ！！男は男や！！」
ス「それでや！」
あ「もうビックリしたー！急に大きい声出すのやめてくださいよ！！」
ス「ワシもええ風に見せてくれや」
ス「な？ワシも自撮りする」
あ「って言っても、あなたカメラに映らないじゃないですか(笑)」
ス「何とかせぃ！！」
何とかせいって言われてもなぁ…
あ「画像加工とかしてみます？」
ス「なんやそれ？」
あ「まぁ任せてください」
そう言ってやってみた。
あ「まずこれオリジナルでしょ？」
ス「うん」
あ「どうっすか？少し色変えて明るくしてみましたけど」
ス「お、おぉ、おぉ～！！」
ス「えぇやん！！えぇやん！！男前やん！！やっぱワシ男前やん！！」
いいのか、これで…(笑)
とにかく嬉しそうなスサノオを横目に続けてみる。
あ「じゃあ、次やりますね」
あ「こんな感じの加工も」
ス「うぉ！誰か思ったわ！この美男子！！恐ろしいわ！自分が恐ろしい！！自分で自分が恐ろしいわ！！この美貌が恐ろしい！！」
その後も色々と画像加工させられたが、
結論はこういうことらしい。
ス「打倒神さま界一のモテ男 オオクニヌシや！！」
…。
……。
………。
あんた、ほんまに神さまなのか？(笑)
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荒川祐二