10月ゆいの会の報告 | 障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

障がいのある人たちの豊かな生活を支援していくために、「性」について学びましょう

週末は気持ちのよい晴れ秋空が広がり、ほんとに今年は秋を堪能しています。

10月18日、気持ちのよい日差しをあびながら、ゆいの会を行いました。


同じ作業所で働く若いAさんとBくんを迎えて、彼らの話を聞きながら性について話し合いをしました。

日ごろ支援をしている私たちは、彼らにいろんなことを教えてもらいました。

もみじ気持ちをきちんと伝えること

AさんとBくんは、お互いパートナーがいますが、Bくんは以前からAさんに好意を持ち、Aさんの気持ちが聞きたくてしかたありません。Aさんは、家族と話すなかで思わせぶりな態度はよくないと考え、Bくんに自分にはパートナーがいるためBくんとは交際できないとはっきり伝えました。気持ちを伝えるに、まずは自分の気持ちを言葉にして、落ち着いて話すこと。相手の言うことを聴く力も大切ですね。


もみじあきらめる力

こと恋愛については、相手の思いもありうまくいかないことも多々あります。自分の思いばかりを押しつけるのではなく、時に自分の気持ちを収めあきらめることも必要です。あきらめる力をつけることは、心の大きな成長につながります。


もみじ避妊のことが知りたいのに難しくてよくわからない

性の話は聞くのに避妊がよくわからないという発言から、東さんのエプロンシアターのはじまりはじまり。

男性器と女性器を模したエプロンを使い、妊娠の成り立ちそして避妊について説明をします。(エプロンシアターの写真を撮りましたが、うまくパソコンに読み取れなくて掲載できませんでした。すみません)

エプロンシアターが終わると、Aさんから「わかった」と力づよい言葉。東さんも大満足です。


もみじデート支払いは男の子まかせ?

マンガやドラマの影響か、デートの時の食事や買い物の支払いは男の子が当然するものとい風潮があるよう。対等な関係を築くためにも、金銭的にどちらかに依存するような付き合い方はよいとは思えない。デートや友達とのつきあいのなかの金銭の使い方を身につけて行くことが大切。金銭の管理や使い方は難しいので、何度も何度も練習することが必要。


まじめで素直な若い二人。なによりそれを支援する大人集団が素晴らしいことがうかがえます。

よい大人にめぐり合えた若者は、ほんとに幸せです。

これからの成長が楽しみです。


おんぷ次回、12月20日(土曜日)は今年度最後のゆいの会です。

  皆さんの参加をお待ちしています。