あっという間に7月になりました。
暑くなります。熱中症には皆さんお気をつけください。
6月のゆいの会の報告です。
参加者は施設職員、寄宿舎指導員、メンバー4人の計6人でした。
(障害者施設での男女交際について)
●前回からの継続の事例の経過報告
職員がデートプランを作り、女の子とその母親と相談している。女の子は、相手のことが大好きで早くデートしたい、将来は結婚したいと考えている。男の子は、女の子の持っているスマホを使いたくて付き合っているふしはある。
現在は、作業中にイチャイチャしなくなった。
●今後の見通し
①お金を使わない、午後の2~3時間公共の遊び場に行くデートをする。
②女の子は、少しずつ男の子の様子を見て、経験を積み重ねながら、人を見る目を養っていく。いろんな男性がいることを知るとよい。
③男の子は、自分で使えるお金がない現状をどう改善していくか。
(施設で性教育を行うことについて)
この二人の男女交際が発覚してから、交際禁止、性教育禁止の雰囲気が漂い性教育ができなかった。しかし、姓被害を受けてきた30半ばの女性利用さんから、性教育をしてもらえないから施設をやめるという申し出をきっかけに、性教育が再開した。
前年度と同じ内容の性教育だったが、参加者を募ると問題行動があった男性利用者が真っ先に希望をしてきた。この男性にも、彼女ができ穏やかに交際を進めている。1年前は、警察にお世話になろうかと言われていたこの男性が目を見張る変化を遂げた。
「やはり性教育は魔法です。」
参加者の感想
異性との交際を禁止しなかったことで、経験を積み重ねることができ、相手を見る目が養われていくことを再確認し、禁止せず見守ってこれてよかったと思いました。
スマホに対する発信がDVにつながっていると考えていなかったので、本でみんなで話し合いをしようと思います。
みんなが性の話を求めていることやそれをきっかけとして、大きく変わったメンバーがいて、本当に性教育は「魔法のようだ」とおもいました。
今回の報告は、東さん、前川さんの記録をもとに作成しました。
参加はできませんでしたが、記録からとてもいい話し合いができたのだなと伝わってきました。
性教育は魔法・・・・ほんとにそうですね。