4月ゆいの会の報告 | 障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

障がい児・者の「性」を学ぶ会 《ゆいの会》

障がいのある人たちの豊かな生活を支援していくために、「性」について学びましょう

4月になっても、まだまだ吹く風は冷たいですね。

そのおかげで、今年は桜を長く楽しむことできましたねブーケ2

 

 

4月19日(土)のゆいの会の報告をします。

 

施設指導員、中学特別支援学級教員、その他現役教員2名、退職教員2名の6名の参加でした。

 

今回は、恋愛をテーマに皆さんであれこれ話し合いました。

性を考えていくうえで、恋愛は必須テーマです。

恋愛は、とてもほほえましいものですが、こと障がいをもつ人にとっては大きな壁になっているようです。恋愛というのは、人と人の内面的(精神的)なもので、二人がどのような恋愛関係にあるのかは、外見からははかり知れません。人の心を押しはかることが苦手な人にとっては、どのように恋愛関係を築いていってよいのかを知るのはとても難しいものです。また、とても個別的で人に語ることが気恥ずかしいテーマであるため、周りの大人もなかなか上手に伝えることも難しいようです。

そういったことから、目に見えるスキンシップや性行為が恋愛をすることと短絡的に考えて人目もはばからず実行し、いわゆる問題行動と扱われたりします。

社会生活でのマナーを守らせること、はては性交に至らせないことを理由に、成人に対して、「恋愛禁止」という人権侵害が当たり前のようにまかり通っています。

 

 

このような現実にどのように対応していくか・・・・。

 

①性的自己決定力を身につけること

まずは、性について学び、自分で選び決めることを学んでいくこと。

②就労時の、社会人としてもマナーを学んでいくこと

身だしなみやあいさつ、マナー、仲間との関係、恋人との態度など自分もまわりも心地よく仕事に励めるために必要なことを、身につけていく。

③余暇の過ごし方を学んでいくこと

就労と余暇を充実させて豊かな人生にする。仲間たちとのレクレーションを計画すること、模擬デート、さまざまな催しに参加することなど、余暇の過ごし方を学び、充実した余暇を過ごす。

④保護者の協力を得る

余暇の時間を充実させるためには、保護者の援助が必要。恋愛に対する保護者の考えを確認し、双方の保護者の連携も必要。

⑤結婚も想定し、支援体制をつくる

 

 

滋賀県のMMK(もてて もてて こまっちゃう)サークル

 

このサークルでは、服装点検、持ち物点検、皆でカラオケや旅行に行くなどの活動をしているそうです。まさに今回、話し合った内容にタイムリーです。福井でも、このような余暇に行える活動ができるといいですね。

 

 

チューリップ赤皆さんの感想チューリップ赤

 

マイメロいつも前向きなアドバイスをありがとうございます。人生、ただ仕事をしていれば楽しいのか。という言葉から、皆、家族の為に働いていたり、遊ぶために働いていたりするのだから、あらためて障がいがあっても同じだと改めて思いました。働くモチベーションという点においても大切なことですね。お母さんを巻き込んでというのは初めてですが、やってみようと思いました。

 

 

サザエさん今回はどうもありがとうございました。以前もっていた子達の生活を思い浮かべながら聞いていました。施設指導員さんのお話は、時々電話がある20才をこえた卒業生の悩みとよく似ていて、どうしているかなぁと思いました。いろいろなお話が聞けてよかったです。今年は今までとはちがう、知的に遅れのあまりない子とかかわっているので、別のことで悩むことが出てくると思います。これからもよろしくお願いします。

 

 

 

参加者の皆さんありがとうございました。

 

 

 

次回も、たくさんの参加をお待ちしています音符