おはようございます、こんにちは、こんばんは!
yui-yuiです!٩(ˊᗜˋ*)و
さて、少し前にも書きましたが。
『映画大好きポンポさん』というアニメ映画と漫画のことを書かせていただきました。
アニメ映画
漫画
昨日、ぱいさんの読書感想のブログを読ませていただきまして、SFやスペースオペラのことをほんの少しだけ思い出しました。
こういう時こそのリブログ!(゚Д゚;)
わたし、ブログで他の方とやり取りすることが今までなかったので、リブログの発想がないわ!(゚Д゚;)
なんでソコでポンポさんなのか、カーナちゃんなのか、なんですが。
『映画大好きポンポさん』は、映画を創るお話です。
原作漫画とアニメ映画では、少々物語のベクトルが変わりますが、映画を創るという点においては、アニメ映画も原作漫画も変わりません。
監督、役者、プロデューサーが主にメインに据えられているお話が多いですね。
特に、監督、演出、シナリオ、という創作者にとっては中々ど真ん中にクる作品です。
映画大好きポンポさん は
映画製作、監督、女優
映画大好きぽんぽさん2 は
映画監督、続編映画、シナリオ
映画大好きぽんぽさん3 は
映画監督、シナリオ、女優
映画大好きフランちゃん は
女優
映画大好きカーナちゃん は
女優、設定、SF
映画大好きポンポさん omnibus は
……製作、俳優、シナリオかな?
といった感じで、各作品、当てているスポットライトが微妙に違う作品だったりします。
ポンポさんシリーズ、というか、ニャリウッドスタジオシリーズ、ですかね。
今現行の新作は歌モノの映画(ボヘミアンラプソディ的な?)を撮る、といった感じですかね。
主人公は、ポンポさんオムニバス、ポンポさん3にも登場するマズルカちゃんと、新キャラのビビちゃん。
このお話はまだ終わっていません(2/15現在)
。
ニャリウッド!というタイトルだったのですが、単行本化にあたり『映画大好きマズルカちゃん』に変更になったようですねw
わたし自身がバンド者なので、ビビちゃんやキャロルはんの活躍がシビれました!
おっといけない!
さて!『映画大好きカーナちゃん』とSFのお話をしましょう!
映画大好きカーナちゃんはSF映画を創るお話。
カーナちゃんは、大女優を目指す女優の卵。
端役などは貰えているようだけれど、カーナちゃんが大好きな先輩、『映画大好きフランちゃん』の主人公フランちゃんが、ある日、突然手が届かないほどの大スターになってしまって、悶々とする日々を送っています。
(映画大好きポンポさん2と映画大好きフランちゃんでそこは語られます)
対して科学考証家でありつつも自分が思う最高のSF映画を創りたくて、自ら書いたシナリオを持ち歩いているデュラント君。
二人の衝撃的()な出会いから、物語はスタートします。
デュラント君は、元々監督でも演出家でもありません。
それでも、カーナちゃんからポンポさんを紹介されて、ポンポさんにデュラント君のオリジナルSFの脚本を読んでもらうところまでこぎつけます。
その時は
「光るモノはある」
とポンポさんに評価されます。
が!w
「けどまだ全然まったくトゲトゲでヘタクソで専門用語が多すぎて、俺って頭良いでしょ感が出すぎの素人芸」
と酷評も酷評w
「普通にスターウォーズとかターミネーターとか大好きな癖に、自分はSF上級者だってアピールしたくて、好きな映画を華氏451とか、ソイレント・グリーンとか、サイレント・ランニングとか言い出す手合いね」
とまで言われちゃいますw
身につまされる~!
これね、設定厨ってそうなのよねw
わたしはSFじゃなくてファンタジーの方だけれど、いわゆるTRPGなどを経験してきて、当時の日本にあった、いわゆる一般的メジャーなファンタジーと言えば、ファイナルファンタジーとドラゴンクエスト、それと漫画のバスタードくらいの物でしたよw
それらが表現しないファンタジーの知識などを積んでいって、いざ書こうとすると、「ふふ、ファンタジーに馴染みの薄い凡人はこんなこと知らないでしょ」っていう書き方をね、したくなっちゃうんですよw
当時は若かったですし、今以上にアホウでしたから。
(´・ω・`;)
いや、もっと端的に言いましょう。バカでアホでガキだったから……。
読んでくださる方のことを考えるより、我の知識を教えてやろう!
っていう、クソみたいな書き方をしていたものですね……:(;゙゚''ω゚''):
さてお話を戻しまして。
カーナちゃんはSFとスペースオペラの違いが判りません。
ですが、そこは設定厨のデュラント君。
割とざっくりですが、事情を知らないカーナちゃんにも判りやすくSFとスペースオペラの違いを教えてくれます。
「ヒーローが活躍するドラマありきで、そこに宇宙的な味付けをするのがスペースオペラ」
「対して、現代の科学研究から想像の翼を広げて、未来に実際起こりそうな架空の世界を描くのがSF,サイエンスフィクションだ」
と教えてくれます。
たとえば宇宙人のデザイン一つにとってみても、ディズニーだとか、モンスターズインクのような、不気カワだったりっていう、見た目重視のデザインはスペースオペラで、その生物の生態や環境から考えて行進化したからこういう見た目なんだ、っていう、いわゆる人型や馴染みがあるデザインに寄せないのがSF、みたいな。
これはざっくりとした一例ですし、それがすべてではないとは思いますけれど。
デュラント君の好きな映画は、ポンポさんが言い当てた通り、華氏451、ソイレント・グリーン、サイレント・ランニングだそうです。
機会があれば私も見てみたいですが、どれもディストピアモノらしいので、我に耐えられるか……。
(´・ω・`;)
ウィキペディアでざっくりとあらすじを見てみたら、どれも中々にハードな内容……。
さてさて、カーナちゃんにお話を戻しますと、作中劇のタイトルは『プロスロギオン』。
銀河間戦争、宇宙真空崩壊、量子的意識集合体、余剰次元エネルギー、戦略型重力兵器、神の存在定義。
そんなものがメインテーマに据えられているSF映画らしいです。
先日ぱいさんが感想を書かれた小説にも意識的集合体?のような設定があったようで、SFでは定番なのかもしれませんね。
他にもER=EPR論、コヒーレントイジングマシン、Cビーム、赤色矮星などの専門用語がわんさと出てきますが、映画大好きカーナちゃん自体はSF作品ではありませんw
なので知らなくても全然大丈夫ですよw
カーナちゃんもずっと???ってなってましたからねw
どうやら作者の杉谷先生はSFがとってもお好きなようで、それも相当なこだわりを持っていそうな気がします。
そうそう、先日、田中空さんという漫画家の方が、『最後の宇宙船』というこれもディストピアモノでしたが漫画を公開されました。
(無料で読める短編です)
タテの国というSF漫画が代表作らしいですが、わたしは読んだことはありません。
アニメのSPY x FAMILYのCMでジャンプ+の作品がいくつか流れたうちの一つだった、ということは覚えていますが。
この、最後の宇宙船はSFなんだろうな、って思いました。
これがスペースオペラの訳がない。
ちょっとプロスロギオンの設定と似たところがあるんですよね。
でもなんか、いっそ潔いデカダンスとでも言いましょうか。少しこういうものに憧れますね。
わたしは人がなくなるお話が苦手ですが、ハナから人は滅びてる、となると、なんだかもう諦めに似た感情と、そこから何かを見出したい感情とで綯交ぜになっちゃうんですよねw
でもこの、最後の宇宙船は好きでした。
つまりですね、SFはめんどくさい!めんどくさいはおもしろいのです!(カーナちゃん作中台詞)
ちょっと何を書きたかったのか判んなくなっちゃいましたけど()
ちなみにこのニャリウッドシリーズでは、わたしは、映画大好きポンポさん3、そしてこの映画大好きカーナちゃんがめちゃめちゃ好きで、ここのところずーっと読み返してますw
では、また!(๑˃̵ᴗ˂̵)و
2023/3/27 追記
なんとなんと、またしても杉谷庄吾先生ご本人から、いいねとリツイートまでいただきました!
恐れ多い!(゚Д゚;)
でも本当に、お忙しい中わたしのブログに目を通してくださってありがとうございます!
映画大好きカーナちゃんの
— 杉谷庄吾 「映画大好きポンポさん」 pompothecinephile (@pompothecinema) March 27, 2023
素敵な感想頂いてました
カーナちゃんは
何年もSF漫画の企画が
全く通らないのが悔しくて
しょうがないから
ポンポさんの中で
やっちまえ
という思いで楽しく描きました
なので劇中デュラント君の
嘆きは半分実体験です
https://t.co/qv49me02HZ