今回のSNS依存症の中でも特に問題視されているのが「LINEいじめ」です。今やLINEでのメッセージ交換は当たり前の時代になってきました。コミュニケーションツールとして便利なLINEですが、LINEで最も特徴的なのがLINEグループです。

 

 同じ内容のものを一人一人に送るのはとても面倒ですが、LINEグループを作れば同じ情報をグループ内(複数人)で共有でき、さらにノートやアルバムを開示できるため学校の生徒間だけではなく企業でも積極的に取り入れられています。

 

 報の共有にとても優れたLINEグループ(トークルーム)ですが、一方で情報を共有できるということは集団いじめの温床にもなり得るのです。

 

 LINEグループによる集団いじめがどれだけ陰湿で恐ろしいものかよくわからない方も多いと思います。具体的にはこういったものです。

 

LINEいじめ体験 チャットログ

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《このチャットログの閲覧をおすすめする理由》

① LINEいじめの内容が非常に具体的で現実的である。

② 返信のスピードもとてもリアルで臨場感があること。

 

※ 特に注目してもらいたいのが返信の速さです。

この速さでは勉強することすらできません。

 

リアルなラインいじめを体験できます。

ところどころ写真を省いていますが、おおよそこのような内容です。

このチャットログの最後の結末はご自身でお確かめください。

 

※ 閲覧注意 ※

内容が非常に過激なので、

現在心が弱っている方や体調不良の方などは

閲覧をお控えください。

↓↓↓↓↓↓↓

 

 

 冗談だろ?、ネタだろ?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、このような恐ろしい会話が小・中学生の間でおこなわれているのです。

 

 冗談でした。ごめんなさい。で済まされる問題ではありません。

 

 もし、あなたのお子さんがこのようなLINEいじめの被害者だったらどうしますか?親や学校に相談しようにも集団だとどのように対処すればいいかもわかりません。そもそも親に心配をかけたくない、学校に相談するのが恥ずかしいと思う子供達もいるでしょう。

 

 自分の子供はこんなことするはずはない・・・。

 それって本当に大丈夫ですか?

 本当に大丈夫という根拠はどこですか?それを証明できますか?

 

 もし、自分の子供がこのようなことをしていたら・・・。という子供に対しての「まさか」という危機感を持った方がいいと思います。

 

 なぜならやりたくなくても、それをやらないと次は自分がこのいじめのターゲットになるかもという恐怖心からやっている子供もいるのですから。(やらなければ次は自分がいじめられるという脅迫された状態です。そういった意味では被害者でもあるのです。)

 

LINEいじめは本当に恐怖です。

精神も肉体も人格もすべて破壊されます。

場合によっては自殺にまで追い込まれます。

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 なぜ私がこのようなことを断言できるかというと、実は私も2年ほど前にLINEいじめの被害者だったからです。

 

 私は今まで自分がLINEいじめの被害にあったことはブログで書くつもりは一切ありませんでした。それはLINEいじめに遭った経緯が結果的には誰にも罪はなく、仕方のなかったことだと思っていたからです。しかし、今回C-CHANNELさんのイベントでLINEいじめを受けている子供達があまりにも多いことがわかり、私の場合、どのようなLINEいじめに遭い、どのような結果になったかを書かなければとおもいました。

 

 当時、私はLINE占いで占い師ランキング・人気ランキング・総合ランキングすべてで1位を獲得したことで人気が急上昇してきました。

 

 

 

 

 

 

 本業の個人鑑定、出演店舗の対面鑑定と電話鑑定、LINE占い(メール鑑定)など占いの仕事をいくつもかけもちしていましたが、それでも実生活は本当に厳しく、私は占いの仕事以外で今まで関わったことのないまったく異業種のアルバイトを始めました。新しく始めた別業種のアルバイトはボディセラピスト(整体)でした。

 

  

 

 整体をアルバイトに選んだ理由は2つあります。

 

① 鑑定歴も13年を過ぎて、占いやカウンセリングやコーチングなどの技術がそれなりに身につき、精神面だけではなく身体面でのケアや医学的(医療的)な知識や生理学などの知識も持ち合わせることができれば最強になれると思ったから。

 

② 精神的な病気や自律神経失調症などの神経系の病気が、もしかすると身体の歪み(骨格の歪み)も原因じゃないのかと考え、身体・筋肉・骨格の構造や働きなどを勉強をし実践で検証してみたかったから。

 

 

 このような意図を持って、私は整体業界にアルバイトで飛び込みました。

 

 整体は予防医学の技術です。身体の痛みの原因となっている筋肉の緊張や骨格の歪みを手などをつかって矯正し、身体のバランスを整えて健康増進や体質改善を行う技術です。対処法ではなく根本的に問題を解決するには、身体の土台となっている筋肉と骨格のバランスを整えることが重要になってきます。

 

 痛みの原因は身体に溜まった老廃物です。この老廃物(尿酸や乳酸)が身体に溜まると凝り(コリ)になり、身体の代謝や血行が悪くなって体調不良を起こします。筋肉を揉みほぐすこと(刺激を与えること)でリンパや血液の循環が良くなり、老廃物が尿として排出されます。同時に筋肉の緊張が緩和され、副交感神経系が優位になって末梢神経からアセチルコリンが分泌されます。その結果、心臓の働きが抑制され、消化器系・泌尿器系の働きが促進し身体の機能回復に適した状態になります。

 

 特に精神系の病気や自律神経失調症などに問題が生じやすいのが頚椎(首の骨)の歪みです。頚椎は脊柱(背骨)の最上部になり、首の骨は7つの骨で構成されています。頚椎内部には脊髄や神経根といった神経系を構成する組織(神経細胞(ニューロン)、神経繊維・支持組織)の束が集中しており、頚椎(首の骨)に歪みが生じることでその神経系の束が圧迫されて自律神経の調整機能に狂いが生じます。特に頚椎の中でもこの神経系の組織の束が集まっている箇所が第1頚椎(環椎/C1)・第2頚椎(軸椎/C2)です。この神経系の束が集まる第1頚椎や第2頚椎が圧迫されると、両手・両足のしびれや痛み、運動麻痺などのさまざまな身体トラブルを起こします。

 

※ 自律神経・・・自分の意思とはまったく関係なく、内臓諸期間や血管・分泌腺など(呼吸、消化、九州、循環、分泌など)の活動を自動的に調整する神経系。交感神経と副交感神経とに分かれている。交感神経と副交感神経(迷走神経)は脳からでるものと、脊髄の仙髄からでるものがある。

 

※ 自律神経失調症・・・生きていくために必要な身体の動きをコントロールする自律神経系の調整異常により起こると考えられる病気。自律神経症状には心理・社会的ストレスによる影響もあるが、症状が悪化していくと不安障害やうつ病性障害、パニック障害などがおこる。神経系の調整異常により同時に頭痛や肩こり、立ちくらみや動悸、冷えや発汗や便秘・下痢などのさまざまな身体表現症状も現れる。

 

   

 

 ・・・と、このような生理学や解剖学にも興味を持つようになって、骨格系や筋系、循環器系、神経系や呼吸器系など様々な勉強ができたのですが、一番問題になったのが私の「技術不足」でした。

 

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 幸いなことに、ここの会社は私のようなアルバイトのど素人初心者でも使い物になるようにしっかりした研修制度がありましたが、アルバイトをはじめてからわかったことが、私には手先を使った技術や才能がまったくと言っていいほどなかったのです。

 

 お給料をもらいながら勉強したり実践させてもらったのは本当に感謝しています。しかし、私には普通の人が当たり前にできることができませんでした。努力しても努力してもできないのです。下手くそだとわかっている、覚えも悪いのもわかっている。だから他の人以上に努力しているけれど、でもどうしてもできない。

 

 そして私は思い出しました。私は学生の頃コスプレを作るというアホな目的のために被服科に入学しましたが、あまりの技術力の無さに学校が創立されて以来誰も落ちたことがない被服の技術検定試験に初めて落ち、伝説を作りました。そのくらい私は手先が超絶不器用だったのです。

 

 それだけ超絶不器用な私が目的であったコスプレなんか作れるはずもなく、目的すら果たせぬまま私は暗黒の学生時代を過ごしました。(この技術の無さが実は発達障害という問題が原因であると気づいたのは10年以上後のことでしたが。)

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 LINEいじめが起こったのはここからです。この研修制度はグループで行うものでした。先生は私の不器用さ加減を見かねてか、早く技術を覚えてもらいたいという親切心でのことだったと思いますが、私以外のグループのメンバーを全員プロにしてしまったのです。

 

 プロ集団 VS 超絶不器用な初心者一人です。まるでウサギの集団の中にカメが一匹です。

 

 

 ここで一番問題になってくるのが​​​​​​、一人が試験に脱落すると全員が連帯責任を取るという制度でした。

 

 

 私なりに一所懸命やっていましたが、所詮カメです。私以外のみんなは全員プロとして今まで現場で何年もやってきて正社員を目指している方です。するとウサギは当然のように試験に合格するものの、カメが脱落するせいで次の段階に進めないのです。ただでさえ技術がないくせに、当時はアルバイトとは別に占いの仕事も掛け持ちしていたものだから当然ウサギはおもしろくないわけです。今まで現場でプロとして頑張ってきてそれ一本でやっていこうとしている人たちの中に、本業が別にあってアルバイト感覚でやっている人間がいるのはめちゃくちゃムカつくのです。怒るのは当たり前です。

 

 そのような状況の中でついにカメはウサギ集団からフルボッコされるようになりました。

 

 

 

 

 

 どうしても先に進めない私に見切りをつけたのか何を聞いても教えてくれない、侮蔑・侮辱・悪口のオンパレード。アルバイトの同期の方が不憫に思ったのか、私専用のLINEグループでできていてその中で私の悪口大会が行われていることを知りました。(ちなみに仕事のやりとりは別途LINEグループがあり、そちらの方で先生からの指示等が行われていました。)

 

 そして最後の決定打が、同期の人全員に完全無視・村八分にされたことです。

 

 信じたくありませんでしたが、私のグループの人たちが同期の人全員に指示を出して完全無視を決め込んだのです。整体は技術ですので実習があります。その実習の際に、私は先生に名指しで呼ばれました。施術者としてみんなの前で整体をするようにと言われましたが、パートナーになってくれる人が誰一人としていませんでした。先生が誰かパートナーになってくれる人はいないかと皆にお願いしましたが、それでも誰一人としてパートナーになってくれません。皆、私を見ながら嘲笑い、もしくは目を合わせないように俯いていたり・・・。私はあまりの悲しさに、皆の前で泣いてしまいました。

 

 そしてその日の夕方に私は聞いてしまったのです。グループの人たちが私をどのようにいじめるかの作戦を・・・。

 

 

 本業とアルバイトの掛け持ちで毎日睡眠時間が2時間。苦手な電話鑑定とメール鑑定で時間に追われ、アルバイトに行けば陰湿ないじめ。その結果、今までしたこともない重度の病気にかかり、私は自殺を考えました。

 

 

 

↑バケモノのように目は腫れあがり、両目が見えなくなる。難聴になる。

 

 

↑ 逆流性食道炎、十二指腸憩室に結石など・・・。

 

 

 結局、私は精神がおかしくなって、その日を境に整体のアルバイトを休み、病気を理由に1ヶ月でアルバイトを辞めてしまいました。

 

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 このように私でさえ自殺を考えるくらいにLINEいじめは怖いです。でも、このLINEいじめは私の技術がなくてグループ全員に迷惑をかけていたことが原因です。だから私はこのブログであえてLINEいじめのことを書きませんでした。

 

 私の場合はまだ良かったです。本当に嫌であれば仕事を辞めることでその環境から逃れることができるのですから。

 

 しかし、義務教育を受けている小・中学生はそういうわけにはいきません。どんなに辛くても苦しくても転校しない限り、そのいじめから逃れることができないのですから。

 

 卒業しても問題は解決しないことだってあります。ほとんどの子が小学校から中学校に同じメンバーで進学するのですから。

 

 そのような意味では、子供を守れるのは親しかいないのです。だからこそ、前回の携帯電話の使用を学校や地域レベルで制限するしかないと私は考えています。

  

→【④ 小学生・中学生編】「自殺」という名の他殺。に続く

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【② 小学生・中学生編】SNS依存症の原因。