【書籍ができるまで～その３～】実用書編

【書籍ができるまで】

実用書編(商業ベース) その３

ベースの原稿(初稿)を台割にそって仕上げることに専念するわけですが、私のように本以外の仕事もしていますと、きちんと原稿に専念できるスケジュール計画を事前に予測してたてないといけません。

毎日何時間ぐらい執筆をするのか、自分のペース配分的にできるのかなど。

これはそれぞれなので省きますが、私はだいたい2週間～最長1．5ヶ月(文字数によります)です。

この最長は15万字ほど原稿を仕上げた際の記録です。普段の他の仕事も並行しながら～ということになりますので集中しないといけませんね。

ただ、それぞれの本の企画が仕上がるまでは何年も勉強(インプット)やマーケティングがあっての流れなのですが、そこは含めません(笑)。

原稿が仕上がったら次はこういう感じです。以下は全て版元さんがやってくださいます(例外あるかもですが)。

イラストレーターさんへの依頼

原稿があがらないと、イラストレーターさんは何を書いたらいいかがわかりません。そのため、原稿がないと走れないのです(笑)。また版元さんによってはイラストレーターさんの選考提案をいくつか頂戴することも。今までお願いさせて頂いたイラストレーターさんは全て私の希望通りでした(感謝)。もちろん完全お任せの時もありましたが、編集者さんは本のテイストに合うイラストレーターさんにお願いするのでプロにお任せも問題ないはずです。イラスト数にもよりますが、こちらの製作も1ヶ月～人気のイラストレーターさんでは2ヶ月とか。

デザイナーさんへの依頼

装丁デザイン、本文、本トータルのデザインを担ってくれます。DTPができることも必須ですね。実用書は装丁で9割売れるか売れないかが決まるとも言われています。中身がどんなによくてもタメになるお話があったとしても「カバー」を手に取って頂かないといけません。私はここは本当に毎回学びで、ああでもないこうでもないと版元さんとやり取りもします(笑)。結構リクエストしちゃうことも。こちらも同時進行ではありますが、やはり製作期間1ヶ月ぐらいはかかるでしょうか。DTPまでまるごと任せられるともう少しかかる可能性がありますね。原稿、イラスト、写真、全て揃わないと流し込めません。

初校があがってきます

初校があがってきますと、ゴールが見えてきます！

～つづく～

【書籍ができるまで】シリーズ随時更新

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