謝れない長男に無理に謝らせた苦い思い出 | 金沢市で小学生の不登校に親が振り回されなくなる方法

金沢市で小学生の不登校に親が振り回されなくなる方法

不登校・登校しぶりの親が、気持ちの「聞き方」を改善すると不登校に振り回されなくなります。
石川県金沢市を中心に、安心感を得る聞き方講座や相談を開催。
気持ちを聞くと不登校の子どもが救われ、同時に親自身も安心。子どもとの信頼関係を取り戻せます。

こんにちは。

不登校で悩めるママに笑顔の花を咲かせます

小学生の不登校の親専門カウンセラー 薮内(やぶうち)ゆかりです。

 
ゆかりんと呼ばれております。
 

 

 

こちらのブログ。

 

反響いただきましてありがとうございます。

 

ここからの話は私のしくじり話。

 

 

 

人によってはね、ドン引きかもしれません。

 

 

 

長男が何歳の頃かは忘れたのですが、まだ協会の講座を学びに行く前のことでした。

 

 

 

忘れもしない私の誕生日。

 

 

アラカルトのケーキを買いに行って、その帰り。

 

食べたいケーキをみんなそれぞれ選んで、当時住んでいた社宅の3階自宅に階段で上がる時のことでした。

 

 

まだ小学校低学年か年長くらいだった長男は、嬉しくてケーキの箱を持つ!と颯爽と歩いていったんです。

 

 

 

しかし次の瞬間。

 

 

 

ヤンキーがカバンを持つように肩にひょいっと箱を引っかけてるではないか!!

 

こんな感じ

 

 

 

箱!箱!ナナメってる!!

 

 

 

思わず叫びました。

 

 

「ちょっと!ケーキがぐちゃぐちゃになるって!!」

 

 

家に入って開けると、案の定ケーキは元の形が分からないくらい崩れてしまっていました。

 

 

 

 

 

 

 

今ならわかる。

 

まだ発達段階的に、そう持つと中身がどうなるかという想像、見通しがたてられる歳じゃないからしょうがなかったんだけどね。

 

 

 

 

 

当時は激昂しました

 

 

 

 

何かが切れる音がしたんです

 

 

 

 

 

絶対にゆるさん!!

 

 

「もーーー信じられん」

 

「ケーキねんよ?そんな持ち方したら崩れるにきまっとるやろ」

 

「なんで大事に持たんのよ」

 

「そんなお母ちゃんの誕生日台無しにして楽しいけ」

 

「もうこれで今日一気に萎えたわサイアク」

 

「新しいの買ってきてや」

 

「自分から謝らんと許さんから」

 

 

 

たぶんそんなような言葉をたくさん浴びせたと思います。

 

 

口からドバ――――っと出ました。

 

 

 

怒り心頭

 

 

 

普段から長男がなかなか謝らないことが気にくわなかったのもあったし、この機会に人にイヤな思いをさせたんだから謝るということもしてほしかった。

 

だから私は行動に出たんです。

 

 

 

 

謝ってくれたら許してやる

 

 

そういう態度でいました。

 

 

 

 

 

ずっと黙りこくる長男

 

 

 

 

やっぱりすぐには謝りませんでした

 

 

 

 

「謝るまで口きかんし長男のこともう知らんから。さっさと謝ってくれる!(怒)」

 

 

 

 

 

そう言っても黙りこくる長男に我慢の限界。

 

 

 

 

 

私は布団にふて寝して、

 

 

「このまま謝らんかったらケーキもいらん。最悪な誕生日や。謝るまでぜっっっったいにゆるさんから」

 

 

 

 

 

もうここまでくると意地でしたね。

 

 

 

 

それでも長男はボロボロ泣いているけど一向に謝りには来ませんでした。

 

 

 

 

向こうで夫が長男に諭しているのが聞こえる。

 

 

 

 

それでも来ない。

 

 

 

 

布団でシクシク泣きました。

 

 

心の中はこうつぶやいていました。

 

 

 

--何なん。すぐ謝ればいいだけじゃん。せっかくみんなでケーキ楽しく食べれると思ったんに…。--

 

 

 

 

 

自分でも収拾つかなくなった

 

やめどきがわからなくなった

 

 

 

(長男が謝ってくれさえすればしゃーなしで許してやるのに)

 

と長男の行動で全てがきまるんだぞって押し付けてた

 

 

 

全部長男のせいにして、無理矢理にでも謝らせたんです。

 

謝ることは今できないと外でできない!必要だから、と。

 

謝れるようになってほしい。その練習をする機会にもなるっていう思惑あったなぁ。

 

 

 

だいぶ時間がたって。

 

夫に促された長男は私に向かって泣きながら謝ってきました。

 

 

 

正直それも、

 

ほんとに心からの言葉なん?

言われたから来たんじゃないの?

機嫌直してほしいからやろ?

 

 

なんて心で余計責めたくもなりました。

(思い返すとほんと大人げないわって思う)

 

 

 

とりあえず謝ったからと起き上がって、結局私も意地になってバツが悪くなりながら気分は良くないままケーキを食べたんだった気がします。

 

 

 

気分の悪い、苦い思い出。

 

大人げなかったなと思い出すけどあの時はあれで精一杯だったんだよなぁ。

 

 

 

 

 

今思えばね。

 

長男の特性上、畳み掛けられるように言われて全てにどう答えればいいか考えていたし、謝ってもケーキが戻るわけじゃないし、納得できない…ということが予測できます。

 

自分だけじゃケーキも買いに行けないし…とか思ったりもしたかな。

 

 

 

そしてね、私がなんでここまで怒ったのかも今なら分かります。

 

私だけが大人げなかったから全て悪かったっていう結論にするんじゃなく、あんなに大人げなくなるくらいまで怒ったその根っこには何があったんだろうって考えたんです。

 

 

 

『ケーキをぐちゃぐちゃにされたこと』

 

イコール

 

『私を大事に扱ってもらえないことのように感じた』

 

 

 

ケーキと私をだぶらせて見ていたんですね。

 

 

 

当時、ワンオペで子育てにいっぱいいっぱいで。

 

その日ぐらい誕生日で主役なんだから労ってほしかったんだよね。

 

ずっと楽しい気分でいたかったんだよね。

 

 

 

さらにこっちは『今!』私の謝ってほしいタイミングで謝ってほしいのに全く謝ってくれないし。

 

 

 

そんなに私が怒っててもどうでもいいの!?

 

 

私の思うように長男がしてくれないということが、それもまた大事に扱ってもらえないように感じたこと

 

 

 

私は大事にされてないと思うと怒りやすいのです。

(これはね、子どものこころのコーチング講座2日目でやります)

 

 


 

 

ずーーーっとこれ私の頭の中で、大人げなかったなぁあの時の私って残ってました。

 

 

 

で、先日のリブログの話をしたときに、ちょうど思い出して長男に話したのね。

 

そしたら長男にとっても忘れられない出来事だったみたいでした。

 

 

 

私「あの時は、お母ちゃん大人げなかったと思う、無理矢理謝らしてごめんね」

 

 

長男「いいよー、あれはオレが悪かったし。そういやずっとお母ちゃん怒っとったよね」

 

 

私「ほんとにーあれはしつこかったなって思うー。おかあちゃんとケーキを重ねてしまって大事にしてくれんと思ってんわ」

 

 

なんて、そうお互いに話したら、その後すごく長男の顔が明るくなりましたよ。

やっぱ引っかかってたかな。

 

 

私はこの出来事で長男に無理に謝ることをさせて、少なからずクラスの子に謝りたくなくても言ったことへの影響はあるだろうなって思いました。

 

下の動画で切腹させたようなもんだったんだなってことも知ったんです。

 

 

 

まぁクラスメイトに謝るという行動は長男が選んだことなんだけどね。

すごくストレスだったんだなってことが話してて分かりました。

 

 

ずっと引っかかってたことだから、長男とちょうど話してるときにポッと思い出して謝れたのは良かったと思う。

 

 

 

 

この一連の出来事ね。

 

 

私が「きく」ことを学ぶようになって、今回長男と話してから笑えるしくじり話になったんです。

 

 

特にそれぞれのコミュニケーションカラーの違いを知れたのがとても大きいです。

 

 

 

今!(私のタイミングで)謝って!って怒るのは『今』が大事な黄色い私

 

誕生日という主役の日に大事にしてもらえないように感じて、思ったことをとにかく口に出し、収拾つかなくなって子どものように意地になってた。


 

 

そして納得いかないと行動に移せない、謝ることの意味が分からない青い長男

 

謝ってもケーキがもとに戻るわけじゃないし謝ることに納得がいかない。

 

そうこうしている間に母はどんどん怒っていくし、言葉が大事なので一つ一つ畳みかけていう言葉に何て返せばいいか戸惑ったのもあったでしょう。


 

これらを知ってから、長男との付き合い方がガラッと変わっていっています。

 

 

 

他にコミュニケーションカラーは赤とピンクがあるよ。

 

 

 

で、謝らせた記憶にもう一つ。

 

今度は私が幼少期無理矢理謝らされた記憶が絡んでいるんです。

 

 

 

とにかく悪いこと(相手を不快にさせること)をしたら謝らなければいけない、自分にとって理不尽でも悪いことしたと思えなくても謝らなければいけない。

 

 

そう思った出来事。

 

 

長くなったのでまた次に書こうと思います。

 

 

 

小学生の不登校の親専門カウンセラー、薮内(やぶうち)ゆかり

 

 

 

 

締切りました!


 

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