共感したら子どもが図に乗るんじゃないの!? | 金沢市で小学生の不登校に親が振り回されなくなる方法

金沢市で小学生の不登校に親が振り回されなくなる方法

不登校・登校しぶりの親が、気持ちの「聞き方」を改善すると不登校に振り回されなくなります。
石川県金沢市を中心に、安心感を得る聞き方講座や相談を開催。
気持ちを聞くと不登校の子どもが救われ、同時に親自身も安心。子どもとの信頼関係を取り戻せます。

こんにちは。小学生の不登校専門カウンセラー

薮内(やぶうち)ゆかりです。
 
 
ゆかりんと呼ばれております。
  

 

 

 

衝撃的!

 

先日、対面の子どものこころのコーチング講座でした。

 

 

 

 

 

講座をしながら、私自身が初めて受けたときに衝撃を受けた内容を思い出し、受講生さんにシェアしました。

 

 

 

するとすごく頷かれて同じくそうだとおっしゃられていましたよ。

 

 

 

そのワークの一部を紹介しますね。

 

 

 

①3歳くらいの子どもが、公園から帰りたくないと言っているワーク。

 

②子どもが幼稚園(学校)に行きたくないと言っているワーク。

 

 

どちらも、子どもの話を「聞く」という方法をとるならば、まずはこう言います。

 

 

 

①「帰りたくないんだね」

 

②「行きたくないんだね」

 

 

オウム返しという同じ言葉を繰り返すという「聞く」スキル。

 

 

 

それらは子どもの気持ちをまず受け取るため。

 

キャッチボールのように使います。

 

一旦受け止めて、子どもの耳が開いたその後に、

 

①帰るよと枠を示す

②何かあったの?と質問する

 

ことをするんですね。

 

 

 

よくある光景

 

例えば①

 

ふっつーにある会話だったら。

 

先日公園で聞いた親子の会話もこんな感じでした。

 

 

子:「帰りたくない!」

 

親:「何言っとるん!さっきから言っとる!ほらもう帰るよ。パパ帰ってくるし、ご飯食べよ」

 

子:「ヤダヤダーまだあそぶもーん」

 

親:「ヤじゃない!夕飯遅くなるー。後滑り台一回したら終わりね」

 

 

 

ヤダ!って言われたら、ヤじゃない!って返すやーつ。

 

 

 

私もこのやりとりいっぱいやってきています。

 

 

 

他には、

 

 

「じゃあお母ちゃん先に帰るねーーバイバーイ」

 

 

って行っちゃうフリして、見えないところまで行ってついてくるのを待ったり。

(しかしついてこなかったらそれはそれで心配で様子見に戻る)

 

 

 

強制連行したり。

 

 

 

怒ったり。

 

 

 

 

でもこれらが悪いことだと言いたいのではありません。

 

 

 

どれも選択肢として持っていていい、とお話しています。

 

 

その選択肢の中に「聞く」ってことも入れてみてね、ってね。

 

 

 

 

そんなこと言ったら図に乗るでしょ

 

おっと話がそれました…。

 

 

その中で何が一番衝撃的だったか、について。

 

 

聞くときの話に戻りますが、そうやって聞くときはオウム返し(=キーワード・同じ言葉の繰り返し)をしましょうって言うんです。

 

 

でも私は正直に言うと、初めて講座を受けるまでは

 

 

「帰りたくないんだね」

「行きたくないんだね」

 

 

という言葉は、

 

 

「じゃあ帰らなくてもいいよ」

「じゃあ行かなくていいよ」

と言ってるのと同じでしょ!と思ってました。

 

 

 

そんなこと言ったら余計子どもが図に乗るーーー!

ワガママになるーーー!

甘やかしだーーー!

 

 

って思ったんですよ。

 

 

 

だから、そんな言葉言えない、難しいって思いました。

 

 

 

 

 

だが

 

 

しかーーーーし!

 

 

BUT!!

 

 

 

 

共感と同意は違うと聞いて目からウロコ。

 

 

 

 

え?一緒じゃないの!?

 

 

…そうか。確かにいいよって言ってない…そう思ってるのは自分なんだ…。

 

 

子どもが言った言葉に、じゃあどうにかしなきゃって思ってるのは自分なんだ。

 

 

ってことに気がつきました。

 

 

 

 

気持ちにYES

行動にNO

 

 

そう心で意識しながらだったら、言えたんです。

 

 

不思議です。

(なんだかこそばゆくてザワザワもしていました…そりゃ言ったことなかったからそうだよね)

 

 

 

受け入れない、受け取めるだけ

 

共感って同じ思いじゃないと言えないって思ってたから尚更。

 

傾聴では同感とも言います。

 

 

自分は違う気持ちを持ってても共感ってできるんだ!

ということに驚きでした。

 

 

 

心から同じ思いでいてあげないといけない、気持ちを分かってあげないといけない。

 

相手がたとえ子どもであっても。

 

 

そう思われる方は、きっと普段から相手のことを優先的に考えている人でしょう。

 

 

 

お気持ちは分かります。

 

 

私も、相手に共感、傾聴するということは私も極力同じ気持ちにならなきゃいけないと思っていましたから。

 

 

看護の勉強していた時に傾聴という言葉は学んでいても、その傾聴の仕方なんてものは学んできていません。

 

 

心を傾けて聴きましょう

 

 

という言葉に、相手の全てを受け入れましょうといった勘違いをしていたのです。

 

 

 

受け入れなくていいの

受け止めるだけでいい

 

 

 

そう、キャッチボールのように取るだけ。

取って自分の中には入れずに、その言葉をそのまんま返すの。

 

 

「あなたの気持ちはそうなのね」

 

 

って。

 

 

全て受け入れることが正しいことだとずっと信じてきました。

 

だから苦しかったんですね。

 

 

 

ただ、全く同じ気持ちになることは、たとえ親子であってもできないです。

似た体験をすることはできても背景はみんなちがう。

 

 

 

でも、子どものこころの基準で聞こう、あなたのことを理解しようという気持ちで聞く努力はできます。

 

 

 

 

共感は同意ではない

 

 

 

これを知っただけで、話を聞くハードルはすごく下がりました。

 

 

 

共感しづらい、オウム返ししづらいと思っている方は、私と同じように共感=同意だと思われているかもしれませんよ。

 

 

 

 

もう一つ

 

子育ての講座って、子どもとの関係に何かしらうまくいかないこととかがあって受けに行くことと思います。

 

 

そして、どうにかして言うこと聞かせたい、導く方法を知りたいって思われる方がほとんどだと思います。

 

 

実際私も良い導き方を知りたいと思って受けましたしね…

 

 

 

そういう共感がいいですよーって話を聞いたら…子どもって言うこと聞かなくなるんじゃないの?って思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

 

なので、そう思われた時はご自身に向かってこう問いかけてみてください。

 

 

 

 

 

「私は子どもにどんな風に育って欲しい?」

 

 

 

 

 

 

何でも親の言うとおりにする子どもを育てたい…わけではないですよね。

 

 

 

 

一回聞いたからって、

 

「はい、帰りまーす!」

「はい、幼稚園(学校)行きまーす!」

 

っていう風に劇的には変わりません。

 

 

 

でもね、何度も子どもが自分で自分の感情をコントロール、折り合いをつけられる練習になります。

 

 

なにより一回「帰りたくないんだね」と受け止めるだけで、ママは聞いてくれた!分かってくれた!となり、その積み重ねで信頼関係を築くことができるんですよね。

 

 

それによって、子どもがママには本音を話してくれたり、ママは聞いてくれる、味方になってくれると心を開いてくれるようになるんです。

 

 

 

子どもはどんなときでもママのことが大好き、気持ちを受け止めてもらいたいと思ってるから。

 

 

 

できるときに共感していきましょう。

 

 

オウム返ししたからといって、それは同意ではないからね。

(言い方にもコツがあります)

 

 

 

でもやっぱり聞けない!そんなあなたに

 

頭ではそんなこと分かってる。

子どもは親へ無償の愛をくれてる、でも聞けないって人もいますよね。

 

 

 

子どもは私を求めてる…かといって、毎回子どもに「いいよいいよ~」って何でもいいよと言えるわけじゃない。

 

 

 

毎回共感できるわけじゃない。

 

 

 

どうしてもここは聞けないってときだってもちろんあります。

それでもいいの。

 

 

聞けないときがあってもいい。

 

 

 

できるときでいいからね。実践する。

 

 

 

場合によっては、聞けないことに自分の捉え方・考え方の癖というのが引っかかっていたりします。

 

 

そこは講座の2日目で自分の心の声を聴くということで聞けないときを怒り・モヤモヤを通して探っていきますからね。

 

 

 

そこを見ていくことで、生きやすくなる宝がうまってますよ。

 

 

 

 

子どもの話を「聞く」だけでいいわけじゃない。

同時に自分の心の声を「聴く」こともとても大事だから。

 

 

この3日間を通しての子どものこころのコーチング講座をママたちにぜひ受けてもらいたい、そう思います。

 

 

気づくだけでも全然違ってくるからね。

 

 

 

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どちらも合わない場合は、リクエストもお待ちしておりますよ。

 

 

 

まとめ

 

まとめまーす!

 

共感すると子どもが図に乗るんじゃないかと思っているママへ

 

 

●共感は同意ではない

 

●子どもにどんな風に育って欲しい?か考えてみる

 

●聞けないときは、考え方・捉え方の癖が関わってるかも

 

ぜひこの記事を読んで参考になってくれたら幸いです。

 

 

一人じゃやっぱり分かんないよーって方は、子どものこころのコーチング講座を定期的に開催しております。

 

リクエストも可能です!問い合わせも遠慮なくおっしゃってくださいね。

 

 

 

小学生の不登校専門カウンセラー 薮内(やぶうち)ゆかり

 

 

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