こんにちは。小学生の不登校専門カウンセラー
本日、自宅にて子どものこころのコーチング講座を開催致しました。
あー!一緒に写真を撮るのを忘れた…と今気づく…
1日目が終わり、受講生さんからこのような振り返りの言葉をいただきましたよ。
掲載許可をいただいております。
お子さんの不登校をきっかけに、心理学やカウンセリングの勉強もしてきた受講生さん。
「自分の気持ちって言うのが分からないんです」
と何度もおっしゃってました。
心の勉強をすると、いろんな手段や聞く方法っていうのは学びますよね。
このコーチングだってそうです。
手段の一つ。
いろいろ学ぶと講座の知識をぜーーーんぶ使わなきゃ!って思いやすい。
でもそうじゃなくて、できそうなときにやってみてねってお伝えしております。
いつもいつでも聞かなきゃいけないわけじゃない。
いつも聞かなきゃ!と思うとがんじがらめになって苦しくなっちゃうから。
学んだことが自分を苦しめる(ように見える)んですね。
私も実は、この講座の前に長男の話を「聞かない」を選びました。
(いろいろありました…こういうブログで話せない話をメルマガにしようかしら)
インストラクターであっても、いつもいつでも聞いてないです。
できるときだけ。
それでも、日常生活で少しずつ安心感を積み上げているから、信頼関係の土台は以前に比べてある、と思っています。
だからね、怒っても大丈夫な関係はできていると私は思います。
やり方は学ばれていて、こっちの方がいいんだろうなーっていうのはすぐ分かっても自分の気持ち自体がよく分からない。
「こっちの方が子どもには良い気がします」
とおっしゃってました。
「カウンセリングの勉強をしてきて、気持ちは?とたくさん聞かれたけど分からないんです」
とおっしゃり、困っているようにも見えました。
小さい頃に自分の気持ちを抑圧してきたのかもね~とはカウンセリングの勉強でよく言われてきたそう。
実際怒るワークの時はスムーズに言葉が出るんだけど、「聞く」ときの子ども役やその時にどう思ったかを聞いたりすると言葉に詰まっておられました。
この受講生さんのように、
「自分の気持ち?何それオイシイの?」
っていう方って多いと思うんですよね。
分かんないよね。
いきなり、気持ちは?って言われても。
そんなの見てこなかったよって。
受講生さんがカウンセリングの勉強の場で言われたように、抑え込んできたってのもあるかもしれない。
実際私自身も、私の気持ちって何だろうって分かるまでに時間がかかりました。
特に子どもが小さい時、自分の気持ちなんて考える暇もない。
『子ども』を優先してきた、一番に考えてきた。
それは、目の前にいる小さい命を守るために。
自分のしたいことを優先したら、このちっちゃい子がどうなるか不安で不安でたまらなかった。
トイレだってよく我慢した。
開けっ放しで入るのもしょっちゅう。
冷たいご飯も味噌汁もよく食べたし、冷たくなったコーヒーもよく飲んだ。
無意識に私がどう感じているかより、この子はどう思ってるんだろう?に目が向いていました。
姿が見えなくなったら泣くから…とか探しに来るから…とか。
一生懸命お母さんとして子どもを優先してきたり周囲を優先してきたり、そっちの方が得意になっていたのかもしれないです。
そういう人は自動的に、何にでも
どうしたら(あなたは)いい?
どうしたらいいの?
って思ってるかもしれません。
主語がいつも相手になってる。
もしかしたらですが、相手の正解を探しているのかもしれないですね。
私も正解はないって分かってはいながら、この子の正解はなんだろうって考えていました。
気持ちを知る方法 その①
同じように気持ちと言われても分からない方たちに、まず自分の気持ちを知るためにできる方法をお教えします。
一つは、
違和感を感じるかどうかです。
あ、これやだな、なんか違う、ザワザワする。
逆に
心地いいな、しっくりくる。
赤ちゃんも快・不快から始まりますよね。
私たち大人も、自分の感情が分からなくなったら。
まずは、自分は
快と思ってるのか
不快と思ってるのか
そこを意識してみることをおすすめします。
とはいっても抑えつけてきた(と思われる)人は、何が心地いいのかさえも分からない楽しいことすら分からないという人もいらっしゃいますよね。
赤ちゃんはまず6ヵ月で不快という情緒が分化していくんです。
快より先に、です。
厚生労働省の冊子、お母さんと子どものコミュニケーションのためにより、5ページ参照
なので、まずはこの方法なんですね。
もう一つ。快を得る方法。
生理的な自分の欲求を1日1個は叶えてみる。
それはめちゃめちゃ簡単なことでいい。
たとえば…
みたいに。
ん?やってるって?
いやいや意外と大人は、頭の中で食べ物であれば値段を見てやっぱやめとこーって思ったり。
損か得かを基準に考えて決めたり。
トイレだったら今行ってもいいタイミングかな?とか、このひと仕事が終わってから…ってしがち。
それは悪くはないんですよ。
そういう時もあると思う。
だけど、自分の欲求に従うんです。
これもある意味、赤ちゃんの真似。
だって、赤ちゃんは不快な時は周りのことなんぞ気にせず泣くでしょ?
「オギャー――」
って空気は読まないわけです。
赤ちゃんに戻ったつもりでね。
(バブーとか言わなくていいけど、私は言いたくなる性格…笑)
今これをしたいんだを簡単なものでいいからやってみてください。
自分の気持ちというものが分からない人、コレおすすめです。
まとめますね。
◎違和感を感じるかどうか意識してみる
◎生理的な欲求を1日1個叶えてみる
ぜひ、やってみてください。
1日1個がきつければ、2~3日に1個でもいい。
全然できないってなってもね、
「あ、私いまこうしたいんだ」
って分かるだけでもOK。
あートイレ行きたいんだとか、お腹減ってるんだ、ってかんじで。
意識してみるとどうですか?
初級講座では、受講生さんが感じることを共有してもらえるのが楽しみです。
もちろんなかなか気持ちが分からなくても大丈夫。
一緒に見ていきましょうね。
2日目はこの講座の肝の部分。
すでに今から楽しみですっ!
受講生さん、今日のワークで私の好きなことを笑顔で聞いてくれて嬉しかったです。
ありがとうございます!
長いですが最後までお読みくださりありがとうございますっ!!
小学生の不登校専門カウンセラー
薮内(やぶうち) ゆかり
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