アオアシ37巻が発売されました。

 

 

あと3巻も描けば40巻。こんなにも長く描こうとは。

 

 

子供の頃に見てた「ハイスクール!奇面組」(全20巻。3年奇面組を合わせると全26巻)やスピリッツの大先輩「YAWARA!」(全29巻)という自分が芯まで影響を受けた漫画よりも長く描いてるのが信じられない。当初は10巻くらいでまとめられると思っていました。

 

 

試合が、やっぱり、計算より長くなるんですね。

 

 

サッカー漫画でも野球漫画でも、先人の漫画家さんは同じことを考えたはず。「試合に入ると1話で描きたいこと入りきらんなりおるわ」

 

 

これからスポーツ漫画に挑もうとしてる皆さん、頭の隅に置いといてもらえたら。

 

 

アオアシの合間にフェルマーの料理を進めてます。

 

 

毎日コツコツと。スタッフさんと一緒に総力を上げて頑張っています。年明けには掲載されるでしょうか。

 

 

5巻も出せるでしょう。

 

 

月マガも盛り上げていかないと。

 

 

次は女子サッカーの話。

 

 

僕はアオアシでは、Jリーグ、高校生年代、海外サッカー、日本代表とまんべんなく触れてきたつもりですが、唯一ノータッチなのが「女子サッカー」です。

 

 

いずれ触れる機会もあるかなと思って都を登場させたんですが、ここまで残念ながら実現できていません。

 

 

ちゃんと取材をして、女子サッカーの現状を…その時間が取れない。

 

 

新川直司先生が描かれた「さよなら私のクラマー」が,正面から描いた素晴らしい作品ですが、女子サッカーを漫画で描いた作品自体まだまだ少なく、多くの人に浸透してないのが現状です。

 

 

僕自身もWEリーグをまだ観戦したことがありません。

 

 

その一方で、僕は女子サッカー自体は好きで、応援する機会も頻繁にあります。なぜなら地元のJクラブが女子サッカーチームを持ってるからです。

 

 

愛媛FCレディース所属のなでしこ1部は、プロサッカー契約をしてる選手はおそらくほとんど存在せず、彼女たちは普段仕事をしながら試合に参加しています。

 

 

その必死さは胸を打つものがあり、ただ純粋にサッカーが好きでこの世界に身を投じているのが試合を観ただけで伝わります。

 

 

愛媛FCレディースを応援しながら、女子サッカーが楽しいと感じた部分をここで紹介します。

 

●選手との距離が近いです。

愛媛FCレディースの選手はだいたいみんな笑顔でスタジアムを歩いてるので、地元の人はとても声をかけやすいと思います。男子選手にはなかなか怖くて…でも、子供とかにはぜったい敷居が低いです。

 

 

●試合が間近

これはチームによって違うでしょうが、愛媛FCレディースが主に使ってる小さい競技場が異様に選手に近く、全然トップチームのスタジアムより臨場感を味わえます。ボール飛び込んできます。スタジアムDJを選手がやってます。全部手作りです。学園祭に来たような楽しみもあります。

 

 

●伝わるものがどストレート

プロでない彼女たちはサッカーでお金を貰っておらず、とにかくサッカーが好きでプレーしたいという気持ちでそこにいます。

サッカー以外に考えなければいけないことも沢山あるはずで、だからこそ1つ1つの試合に慢心も油断もなく必死にやります。

なのでその熱量のストレートさは、男子プロサッカーを凌ぐ瞬間があります。

線の細い女性がタックルでぶつかり合って、こちらが心配になっても、ボロボロになっても前を向く瞬間がそれです。

 

 

●男子サッカー女子サッカーどっちも好きになれば2倍楽しくなる

これが1番僕は利点あると思うんですが、トップチームが負けると1週間やりきれない気持ちで過ごすのが通例ですが、同じクラブの女子サッカーチームも見るようになれば週末に2回試合が観れます。単純に倍です。めちゃくちゃ楽しいです。

同じことが日本代表にも、全Jリーグファンにも言えるでしょう。

 

 

もし地元に女子サッカーがあるなら、観てないままならもったいない、、、と思います。

 

ちなみにイラストとして描いたのは、特に自分が応援してる愛媛FCレディースのエース田子夏海選手(まだ高校生)とGK小松里弥選手の2人です。かっこいいですよ。