こんにちは。ユージーアイプロジェクトの水落です。
「店長がスタッフに教えたい計数」を書いています。
今日は粗利の管理についてです。
昨日の古本屋さんを例にしてみます。
売上200万円
期首在庫は520万円、
期中仕入は150万円
期末在庫は570万円でした。
売上原価=520+150-570=100
粗利(売上総利益)=売上(200万)-売上原価(100万)
粗利は100万円、粗利率は50%となります。
設定粗利率が40%なので、
粗利率を40%にするためにはどうしたらいいかを考えます。
①売上を250万にすれば粗利率は40%になります。
売上原価を120万円にすればいいのですが、そのためには、
②期中仕入を170万円にする。
③期末在庫が550万になる場合も粗利率は40%です。
「どこが上がると、どこが下がるか」
を勉強することが大事だと思います。
上記のような利益率が出すぎている場合は、
より売上を伸ばすことが出来ます。
例えば、入荷したら売れちゃうような商品、
ワンピースを200円買取から270円買取に上げて、
より多く買取って、より多く販売する。という手があります。
逆に、利益率が足らなければ、利益率が達成できるように
例えば、値入率の高い商品、例えばトレカやトレカ
(大事なので2度言いました。)
を導入して、他の未達成部門をカバーする。
「買取価格を見直して、仕入原価を抑える」などです。
このように、現在の数字から施策を施すことが
「管理すること」だと思います。
だからと言って、棚卸し前に印鑑を導入したり、
(印鑑の利益率は70%以上ありますが、そんなに売れませんよ)
インチキな中国雑貨を仕入れても、その時は良いですが、
後々、苦労しますので止めてくださいね(笑)
経験談・・・(泣)
だって、社長が買ってくるんだもの・・・
◆店長が教えたい計数⑥ ロス率 に続きます。