◆店長が教えたい計数⑤ 粗利の管理 | 日本カルチャー協会 認定講師 みずおち

日本カルチャー協会 認定講師 みずおち

講義内容「飲食店の店長に必要な計数」
「飲食店の儲かるメニュー動画活用術」

こんにちは。ユージーアイプロジェクトの水落です。

 

「店長がスタッフに教えたい計数」を書いています。

 

今日は粗利の管理についてです。

 

 

昨日の古本屋さんを例にしてみます。

 

 

売上200万円


期首在庫は520万円、


期中仕入は150万円


期末在庫は570万円でした。


売上原価=520+150-570=100


粗利(売上総利益)=売上(200万)-売上原価(100万)

粗利は100万円、粗利率は50%となります。

 

設定粗利率が40%なので、

 

 

粗利率を40%にするためにはどうしたらいいかを考えます。

 

 

①売上を250万にすれば粗利率は40%になります。

 

 

売上原価を120万円にすればいいのですが、そのためには、

 

 

②期中仕入を170万円にする。

 

 

③期末在庫が550万になる場合も粗利率は40%です。

 

 

「どこが上がると、どこが下がるか」

 

 

を勉強することが大事だと思います。

 

 

上記のような利益率が出すぎている場合は、

 

 

より売上を伸ばすことが出来ます。

 

 

例えば、入荷したら売れちゃうような商品、

 

 

ワンピースを200円買取から270円買取に上げて、

 

 

より多く買取って、より多く販売する。という手があります。

 

 

 

 

逆に、利益率が足らなければ、利益率が達成できるように

 

 

 

 

例えば、値入率の高い商品、例えばトレカやトレカ

 

 

(大事なので2度言いました。)

 

 

を導入して、他の未達成部門をカバーする。

 

 

「買取価格を見直して、仕入原価を抑える」などです。

 

 

このように、現在の数字から施策を施すことが

 

 

「管理すること」だと思います。

 

 

だからと言って、棚卸し前に印鑑を導入したり、

 

 

(印鑑の利益率は70%以上ありますが、そんなに売れませんよ)

 

 

インチキな中国雑貨を仕入れても、その時は良いですが、

 

 

後々、苦労しますので止めてくださいね(笑)

 

 

経験談・・・(泣)

 

 

だって、社長が買ってくるんだもの・・・

 

 

 

 

◆店長が教えたい計数⑥ ロス率 に続きます。