2011年3月11日の東日本大震災以来、JR大船渡線と気仙沼線は鉄道としては復旧せず、代わりに高速輸送バス(BRT)が運行しています。


通常のバスとは異なり、旧JR駅や道の駅などに停車し、鉄道のように専用のレーンがあるため、遅延もなく時刻表に信頼性がある。


車窓から見える海岸沿いは、3.11の津波の教訓を受けて、壁が立っていたり、


ほぼ全ての河口付近がこのように緩やかな傾斜をつけて舗装されていました。


このように道路が途中で寸断されて、そのまま自然にかえっていった道も多かった。

もとの町を知っている地元の人たちにはこの新しい風景がどんな風に見えているのだろうかと思う。



気仙沼では、岩井崎海岸の石灰岩化石層に連れて行ってもらいました。

車でしか来れないのでありがたい。



海岸の石灰石群からは、古生代ペルム紀の海底の生物化石が見つかります。


ここは太古の海の底。


ウミユリの化石がたくさんみられました。




ペルム紀のあたたかい海の底に堆積したサンゴやウミユリのかけらたち↓


ドイツのアイフェル地方のデボン紀の化石もこんな感じだった。


フズリナ?


雨が降ってきたので、長い時間滞在することができなかったのが残念でしたが、大変おもしろい化石群を観察することができました。