化石探しの旅はまだまだ続きます。
Uhry
白亜紀後期〜新生代(70〜40Mya)に堆積したほぼ純度100%の石英層。
岩石が川により運搬される過程で分離し、河口までたどり着いた石英の堆積するデルタが形成された。
一面真っ白な石英は、自然がつくった芸術であります。
そもそも石英のなかに化石が見つかること自体稀な気もしますが、ここでは生物化石は一切見つからないのだそうです。
6500万年前の大絶滅と関係があるのかないのか、気になるので帰ったら調べてみようと思います。
稼働中の砂工場なので立ち入り禁止だけど、遠くからみるだけでも楽しい。
Rottorf am Klei
中生代ジュラ紀前期(206〜180Mya)、この場所は海の底でした。
陸地の山から流れてきた鉄分を含む真水と海水が混ざり合い、海の底に沈澱した鉄分がこの場所の赤い土の地層をつくりだした。
赤い土のなかには、小さな2枚貝やべレムナイトが見つかりました。
Hainholz
三畳紀中期(20Mya)の石灰岩層。
ダイナミックな地層からは、二枚貝、腕足類、アンモナイト、オウムガイ、ノトザウルスの骨などが見つかっています。
無心で化石を探していたら警察に声をかけられてびっくりしましたが、行方不明者の捜索をしていたようです。
こんなところに1人で来るのはやめるようにしようと思いました。
Evessen
中生代三畳紀中期のあたたかい海の底の地層が露出しています。
駐車場に車を停めて森に入れば、すぐに採掘場。
規模は小さいけれど奥に続いており、砕けた岩石を探すと二枚貝やウミユリのカケラが散りばめられた層が確認できます。
ハーツ国立公園の公式サイトに掲載されていたもうひとつの旧採掘場があったのですが、残念ながら2021年3月で閉鎖したようです。(現在は事前に許可を取れば入場可能。)
残念だけど、こちらは次回のお楽しみとします。
3日間たっぷり遊べたので満足。
カレーソーセージを食べて、今度はBraunlageに向かいます。